宇宙線分科世話人の河内です。 以下の連絡が物理学会年会担当理事の谷村氏より回ってきました。 宇宙線分科会全体懇談会でも議題となる予定です。 御周知いただけますよう、よろしくお願いします。 ------------ 素核宇分科世話人,メンバーの皆様へ 年会が近づいてまいりました。素核宇インフォーマルミーティング等において案 内(議論)して頂きたい議題を送付いたしますので,よろしく取り計らいお願い します。なお、質問があれば今期担当理事(tanimura [at] ims.ac.jp)まで直接メー ルしてください。また理事の説明が必要でしたら、スケージュール的に可能な限 り インフォーマルミーティングに出席して説明いたしますので連絡してください。 (会長も都合のつく限り参加されたいとの意向を持っております) 物理学会大会担当理事 谷村吉隆(任期2004年8月まで) 目次 A)素核宇の領域移行の承認について B)領域移行に際し規則,内規作成委員会の委員の選出依頼 C)概要集WWW化の今後。プロジェクター、領域メーリングリスト等希望に対し D)大会プログラムの送付可能性の変更について A)素核宇の領域移行の承認について  素核宇の領域移行に関しまして2004年1月に素核宇領域の領域化について検討 する小委員会(委員は酒井,谷村,大塚,二宮(欠席),渡辺(欠席),前田) で検討し,さらに同日午後の理事会で検討を行いました。この際、素核宇宙各分 科に所属する研究者より推薦をうけた代表者からなる「領域化検討ワーキンググ ループ」から、領域化についての要望・提案を書面にて受けました. その結果理事会において、この要望・提案された線に沿って、素粒子論,原子核 理論,素粒子実験,原子核実,宇宙線の各分科を基盤とした5領域に移行して頂 きたいという結論になりました旨お伝えいたします。(添付メール参照)  領域化にあたっりましては,細則の変更やアナウンス等もあり,来年の年会より 始める場合,今年の春の年会前後に各分科会で承認を得ていただいておく必要が あります.各分科会におきましては今期のインフォーマルミーティングにおいて 是非承認いただき,結果を4月上旬までに大会担当(tanimura [at] ims.ac.jp)まで お知らせ頂ければ幸いです. B)領域移行に際し規則,内規作成委員会の委員の選出依頼  領域移行承認後,提案の線に沿った細則等を定めるために,委員会を立ち上げ る必要があります.承認と同時に各分科1名づつの委員を選出して頂きたいと思 います.規則は領域全体の規則(目的等を記した憲法のようなもの)の他,具体 的運用規則である内規の2つがあります.この内規に関しましては,物性領域と 素核宇領域(仮称)をについて別々に作成いたします.素核宇領域の内規は素核 宇各分科から選ばれた委員に,大会担当理事,分科・領域プログラム編成委員の メンバーを2人ぐらい含めた小委員会でワーキンググループから提出された提案 に沿って作成したいと思います.進展状況は各委員より各分科会に随時行ってい ただきます.各領域名につきましてもここで検討されます.  小委員会での今後のスケジュールとしては, 2004年3月  各分科会において領域化の承認.細則の作成のための委員選出. 2004年4―5月  領域規則,素核宇領域内規の設定 2004年6月    分科・領域プログラム委員会で検討 2004年8−9月  案を検討,秋の分科会で報告,承認 2004年9−12月 学会誌で移行についての報告,申し込み受付 2004年3月    領域スタート を予定しております.  また,領域化にあたり,「日本物理学会論文賞規定」との整合性が問題にな る個所があります.現在の規定は,論文賞候補者を推薦して頂く窓口として, (1) JPSJ編集委員会や,(2)プログレス編集委員会,(3)物理学会学会賞等 候補委員会,(4)支部長委員会の他に,(5)日本物理学会物性分科については 領域代表 (6)領域のない分科については分科単位の責任者という規定になっ ています.素核宇分科は現在(6)が窓口となっていますが,領域化にあたりこ れをどのように変更するか検討して頂きたいと思います.[(5)の物性領域に関 しまして,領域代表が一存で決めているわけではなく,領域内の世話人等に情 報を送る連絡係である点,誤解のないように注意しておきます] なお,新領域の発足の要望もあると伺っています。これまで領域は発表数が150 程度、最低でも100以上程度を目安という理事会の意向をもとに運用しています。 新領域の提案については、今後は領域委員会を中心に検討していきたいと考え ております。 C)概要集WWW化の今後。プロジェクター、領域メーリングリスト等希望について  概要集のWWW化はこの秋に向けてスケジュール通り進んでおります。現段階 はまだ試行的な色彩が強く経費の問題もあり、過渡的な措置として概要集を購入 した人しか閲覧できない形を考えております。今後どのようにこのサービスを提 供するかは、会員の要望と経費の問題を考えながら検討していきます。また大会 の運営にあたり、プロジェクター化や領域ごとのメーリングリスト等、幾つかの 分科会や領域から希望が出されています。物理学会としてもこれらの要望に対処 したいと思いますが、そのためには財源の手当てとして大会参加費の値上げの可 能性まで含めて注意深く検討する必要があります。そこで概要集のWWW化の課 金方法とあわせ、今後この問題は,この秋に立ち上がる全領域の代表で構成され る領域委員会を中心として議論を進めたいと考えております。(出来る限りメー ルを中心として議論を進めていきたと思います)。  慎重を期する問題が含まれるため、多少時間がかかる点理解していただければ 幸いです。議論の進展にかかわらず、柔軟に対応できる問題は柔軟に対応してま すので(例えばプロジェクターもこちらで用意したものが開いている場合は使っ て頂いてます)、可能かどうかの如何を問わず要望を大会担当(秋までは tanimura [at] ims.ac.jpです)まで出してください。  世話人と領域代表が行っているプログラム編成につきましてもWWW化を進 めています.(シンポジュウムや招待講演の申し込みの,プログラム編成作業, 世話人のアドレス管理のWWW化が作業中です)  大会運営に関しまして意見、アイデア等がありましたら歓迎いたしますので, 大会担当(秋まではtanimura [at] ims.ac.jpです)まで送ってください. D)大会プログラムの送付可能性の変更について  物理学会の大会プログラムは、会誌とともに会員全員に送られております。し かしながら、近年プログラムの分量が増加し会誌が適用を受けている第三種郵便 の規定(付録は本誌の重量を超えないものに限り認められる)の規準を満たさな くなりつつあります。郵送料の増加は会費の値上げにもつながる深刻な問題であ り、この秋からの送付方法を再検討せざるを得ません。現段階では暫定的措置と してプログラムを本誌の中に含めることを考えております。会員の皆様において は事情をご理解頂ければと思います。今後の来春移行の送付方法につきましては さらに検討したいと思っております。 添付資料1 *************************** 日本物理学会会長 潮田資勝 この度は「素核宇」分野の領域化に関して、多くの方々に検討して頂きありがと うございました。谷村理事を委員長とする小委員会の結論が以下のように出まし たので、この件につき速やかに検討し実施に移して頂くようお願いします。 ---------------------------------------- 「素核宇」領域化検討ワーキンググループの皆様へ  領域化についての検討ありがとうございます.2004年1月10日に,素核 宇領域の領域化について検討する小委員会(委員は酒井,谷村,大塚,二宮(欠 席),渡辺(欠席),前田)で,検討しましたのち,さらに同日午後の理事会で ,検討いたしましたところ,提案された線に沿って素粒子論,原子核理論,素粒 子実験,原子核実,宇宙線の各分科を基盤とした,5領域に移行して頂きたい, という結論になりました旨、お伝えいたします。領域化にあたっては,細則の変 更やアナウンス等もあり,かなり前から準備を始める必要があります.  来年の年会より始めるとすると,今年の春の年会前後に各分科会で承認を得て いただいておく必要があります.その時期での承認を得ることについて,お願い できますでしょうか.  その後,提案の線に沿った細則等を定めるために,委員会を立ち上げる必要が あります.承認と同時に各分科1名づつの委員を選出して頂きたいと思います.  なお,新領域の発足に関しては,発表数が150程度、最低でも100以上程度を目 安として従来は運用しています。これに沿って新領域の提案は議論されることと なります。(プログラム委員会への提案の後,試行期間を設けて検討していきた いと思います) 小委員会で,各今後のスケジュールとしては, 2004年3月    各分科会において領域化の承認.細則の作成等のための 委員の選出. 2004年4―5月  細則の設定 2004年6月    分科・領域プログラム委員会で検討 2004年8−9月  案を検討,秋の分科会で報告,承認 2004年9−12月 学会誌で移行についての報告,申し込み受付 2005年3月    領域スタート を予定しております.  また,領域化にあたり,「日本物理学会論文賞規定」との整合性が問題になる 個所があります.現在の規定は,論文賞候補者を推薦して頂く窓口として, (1)JPSJ編集委員会や,(2)プログレス編集委員会,(3)物理学会学会賞等候 補委員会,(4)支部長委員会の他に,  (5)日本物理学会物性分科については領域代表  (6)領域のない分科については分科単位の責任者 という規定になっています.素核宇分科は現在(6)が窓口となっていますが,領 域化にあたりこれをどのように変更するか検討して頂きたいと思います.[(5)の 物性領域に関しまして,領域代表が一存で決めているわけではなく,領域内の世 話人等に情報を送る連絡係である点,誤解のないように注意しておきます] 2004年1月19日 物理学会大会担当理事 谷村吉隆(tanimura [at] ims.ac.jp) >--------------------------------------------------- >「素核宇」領域化検討ワーキンググループからの依頼文 >--------------------------------------------------- >日本物理学会理事会 >谷村 吉隆 理事殿 > >素粒子(理論・実験)・原子核(理論・実験)・宇宙線各分科の領域化にあたり、 >各分科に所属する研究者より推薦をうけた代表者からなる領域化検討ワーキング >グループを設け、領域化に関する要望をまとめましたので、提案いたします。 >この提案について、潮田会長、学会理事会、にご説明頂きますとともに、理事会 >にてご検討いただきますようお願いいたします。 >「素核宇」領域化検討ワーキンググループ >素粒子論分科:坂井典佑(東京工業大学)、加藤光裕(東京大学) >原子核理論分科:初田哲男(東京大学)、大西明(北海道大学) >素粒子実験分科:野崎光昭(神戸大学)、住吉孝行(東京都立大学) >原子核実験分科:岸本忠史(大阪大学)、鈴木健(埼玉大学) >宇宙線分科:森正樹(東京大学)、杉山直(国立天文台) >幹事:延與秀人(理化学研究所)、野尻美保子(京都大学) > > >「素核宇」5分科の領域化のための提案書 > >(1) 領域は大会運営のための組織であり,領域委員会によって大会運営以外 > に関する議論・決議を行わない。 >(2) 「素核宇」および「物性分野」の研究実態を尊重した招待講演・特別講 > 演・シンポジウムの数、開催時間、同一機関からの講演者数等について > の新たな枠組を構築する。 >(3) 領域名は番号ではなく,中味のわかるものにする。 >(4) 領域代表は、各領域の学会インフォーマルミーティングでの決議に基づ > いて決定する。 > >補足 >(1) これらの5分科は各々において、そこでの活動に対応する研究者グルー > プがあり、共通の問題を深く議論するための委員会が選出されている。これら > の組織は、学会におけるインフォーマルミーティングを主宰し、学会への代表 > 委員選出等を公正に行ってきた実績がある。対応する委員会は、素粒子論委員 > 会(素粒子理論)、高エネルギー委員会(素粒子実験)、核理論委員会(理論 > 核物理)、核物理委員会(実験核物理)、宇宙線研究者会議実行委員会(宇宙 > 線)である。領域化検討WGはこれらの委員会より推薦をうけたメンバーによっ > て構成されている。 >(2) 現在の分科はそれぞれで一つの領域を形成する方向で議論を進めている。 >(3) 実験系3分科では、新領域として「放射線測定器」を創設する提案を行 > うことを検討している。関連する講演は現在、素粒子実験、原子核実験、宇宙 > 線、放射線、各分科でばらばらに行われおり、新領域が実現されれば、プログ > ラム編成上も参加者の便宜も大幅に向上すると考えられる。前回の秋の学会で > の関連講演の数はおおむね85件である。 >(4)新領域「ビーム物理」が発足しようとしているが、この領域との連携も > 視野に入れ、「素核宇」領域化後のありかたを検討する。 > >以上