皆様(重複して受け取られる方、御容赦下さい) 3月20日(土)の宇宙線研究所共同利用研究会「超高エネルギーガンマ線天体研究 会」のプログラムが完成しましたので御案内致します。旅費の申請はすでに締め切り ましたが、御自由に参加して頂けます。皆様の御参加をお待ちしております。 世話人: 森 正樹(宇宙線研)、谷森 達(京大)、      内藤統也(山梨学院大)、吉田龍生(茨城大) ----------------------------------------------------------------------- 宇宙線研究所共同利用研究会 「超高エネルギーガンマ線天体研究会」 開催日時:2004年3月20日(土)・春分の日 10:00〜17:35 場所:東京大学宇宙線研究所(東大・柏キャンパス)    6階大セミナー室    交通手段については以下を御覧下さい。   http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/traffic/index.html 趣旨: いよいよ4台の解像型チェレンコフ望遠鏡CANGAROO-IIIによるステレオ観測が開始さ れます。この研究会は、グループ外の皆様に、この望遠鏡の超高エネルギーガンマ線 のステレオ観測の特性を広く知って頂き、観測して面白いと思われるターゲットを議 論し、今後の超高エネルギーガンマ線天文学の可能性を探っていこうというもので す。CANGAROO-III計画では、サブTeV領域のガンマ線の検出感度を向上させ、0.1度以 下の角度分解能の達成をめざしています グループでは、年2回のtarget meetingでCANGAROO望遠鏡の観測計画を議論していま すが、数多い天体の中から、最適なターゲットを絞り込むためには、他波長域の観測 家、理論家の皆さんと積極的にターゲットの物理の議論を活発にしていく必要がある と考えています。 研究会では、pulsar nebula、SNR、AGN、cluster of galaxies、GRBなどの天体の高 エネルギー現象の物理を解明していくためには、赤外・電波からX線、ガンマ線の観 測を、それぞれの天体でどのように展開して、その物理に迫っていくべきかという戦 略を具体的に議論する予定です。 プログラム(敬称略) 10:00-10:25 西嶋恭司(東海大学理学部) CANGAROO望遠鏡による最近の成果と現状 10:25-10:50 柴田晋平(山形大学理学部) パルサー磁気圏理論の最近の発展 10:50-11:15 馬場 彩(京都大学理学部)  TeVガンマ線とSNR 11:15-11:40 森口義明(名古屋大学理学部) 超新星残骸と分子雲の相互作用 11:40-12:05 政井邦昭(東京都立大学理学部) 超新星残骸における粒子加速 55分昼食 13:00-13:25 Leonid Ksenofontov(東京大学宇宙線研究所)   Diffusive shock acceleration: nonlinear aspects 13:25-13:50 高部英明(大阪大学レーザー研) 無衝突衝撃波による宇宙線加速の模擬実験は可能か? 13:50-14:15 柴田 徹(青山学院大学理工学部) TeV-γと宇宙線伝播 14:15-14:40 藤田 裕(国立天文台) 銀河団中の高エネルギー粒子からの放射 14:40-15:05 本田康子(近畿大学高専)  Proton acceleration beyond 100 EeV by quasi-perpendicular shock in the jet of 3C 273 25分休憩 15:30-15:55 山崎 了(京都大学理学部) TeVガンマ線とガンマ線バースト 15:55-16:20 高橋 弘充(東京大学 大学院 理学部)           Astro-E2衛星搭載の硬X線検出器(HXD)で狙うサイエンス 16:20-16:45 竹田 成宏(東京大学 宇宙線研究所 ) TAの現状 16:45-17:10 森山茂栄(東京大学宇宙線研究所) XMASS実験と暗黒物質探索の現状 17:10-17:35 榎本良治(東京大学宇宙線研究所) Indirect search for cold dark matter by IACT