++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 「東京大学原子核研究所址碑建立の会」発足のお知らせと企画参加へのお願い 皆様、新年あけましておめでとうございます。 田無にあった旧東京大学原子核研究所の跡地は保谷市と田無市の合併を記念する 公園になることが決まり現在造園中です。私共は合併により生まれた西東京市の快諾 を得て公園内に原子核研究所の址碑を建立する事を決め、昨年上記の会を発足させま した。 昨年末、原子核研究所OBの方々を中心に以下の趣意書をお送りし、企画参加のお願 いをいたしました。原子核研究所に関係があられたさらに多くの方々にご参加をお願 いいたしたく、メールでお知らせする事にしました。すでに郵便封書にて趣意書を受 け取っておられる方には重複となりますがご容赦ください。                  平成16年年1月10日          「東京大学原子核研究所址碑建立の会」発起人一同                  代表世話人 坂井光夫 世話人:武田 暁、坂井光夫、杉本健三、山口嘉夫、山崎敏光、山田作衛、三宅三郎 、菅原寛孝、酒井英行、西村 純、佐々木泰三                  趣意書 「東京大学原子核研究所址碑建立の会」発足のお知らせと企画参加へのお願い 東京大学原子核研究所(以下核研と略称)OB会の会員の皆様方、核研に何らかの意味 で関係を持たれ暖かく見守って来られた方々、皆々様には益々ご清祥のことと拝察申 し上げます。そして少し早めですが、新しい年のお慶びを申し上げます。 時の流れは速く、私共の懐かしい核研が平成9年(1997年)3月21日閉所式に よりその歴史の幕を閉じてからやがて7年目を迎えます。サイクロトロンやシンクロ トロン等大型機器の解体作業最中の平成11年(1999年)11月12日、OB会に よる核研お別れ会が開かれました。その折、多くの参加者から、このまま放置すれば 、その昔、この土地で我が国ビッグサイエンスのはしりであるサイクロトロン、シン クロトロンなどの大型加速器を擁し世界の第一線で活躍し、原子核、素粒子、宇宙線 の分野で多くの優れた業績を挙げた核研の存在が完全に忘れ去られかねないので、址 碑を建立して後世にその名を伝えたいという要望が出されました。この要望はお別れ の会に駆けつけられた方々の心情からは全く自然な提案でした。一方、核研は、40 余年の短い生涯であったとはいえ、1955年日本学術会議の勧告により我が国初の 固有定員をもつ実験関係の全国共同利用研究所として設立された研究機関であり、学 術的成果、研究者育成等の著しい業績を挙げました。また核研における全国共同利用 研究所制度の成功はその後我が国の科学研究体制の規範としての役割を果たし、他学 術分野の発展に大きな貢献を致しました。その意味で核研の存在は日本科学史の中に 燦然と輝く金字塔として長く後世に伝え継がれるべきものであります。 このような次第で、原子核研究所址碑建立の企画は、科学史的見地からも、また我々 核研の思い出を共有する者達の思い出の碑として残したいという素直な願いからも、 社会的に受け入れていただけるものであると考え、この度核研OB会を企画実施母体と する「東京大学原子核研究所址碑建立の会」を発足させることに致しました。なお、 碑文には、核研の事績と共に田無の地を発祥の地とし、そこから発展して行った宇宙 線研究所を始めとする他の機関の名を刻む所存です。 現在、核研跡地は田無市と保谷市が合併して生まれた西東京市により購入され、新し い市の誕生を祝う記念公園を造ることが決まり、すでに造園作業が始まっています。 開園は平成17年初夏とのことです。この計画を知った核研の関係者が市当局に公園 内に址碑建立の希望を申し入れたところ、市も以前よりこの件につき考えていた事情 もあって、快く受け入れていただきました。なお址碑は完成後市に寄贈し、市が責任 を持って維持・管理をして下さることになっています。同封にて址碑の予定位置を示 した最新の公園の計画図を参考のためお送り致します。なお記念公園の詳細について は西東京市ホームページ (URL http://www.city.nishitokyo.tokyo.jp/konna/mati/mati6_02.html)  をご覧ください。 以上我々発起人一同の意のあるところをご理解いただき、この度の企画にご参加下さ いますようお願い申し上げます。ご賛同いただける場合は、下記の址碑建立のための 醵金にご協力賜わりたく宜しくお願い申し上げます。                                 平成15年12月24日 「東京大学原子核研究所址碑建立の会」発起人一同 代表世話人 坂井光夫 記 醵金要領 1. 一口5千円、何口でも結構です。 2. 振込先 UFJ銀行和光支店、普通口座、口座番号3544014、 名義人 坂井光夫 3. 醵金期間 平成16年3月末日まで。 址碑建立事業の今後の予定は以下のようになっております。 平成16年夏 址碑設計終了 平成16年末 址碑完成 平成17年春 公園内に碑を設置 平成17年初夏 址碑除幕式 なお本事業に関する連絡先は下記のとうりです。 事務局:東京大学原子核科学研究センター内 竹内和子 電話:048-464-4198 片山武司(東京大学原子核科学研究センター)katayama [at] cns.s.u-tokyo.ac.jp 柴田徳思(高エネルギー加速器研究機構)tokushi.shibata [at] kek.jp ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++