CRCの皆さま 下記のようなガンマ線バースト研究会の、一般講演とポスター講演を募集して います。発表枠にまだ余裕がありますので、観測、理論、周辺領域にかかわらず、 ネタをお持ちの方は奮ってご参加下さい。より広い範囲にお知らせをするため、 下記のとおり、申し込み締切を11月16日に変更しました。ご注意ください。 発表を希望される方は、このサーキュラーの最後にある申し込みフォームにご 記入の上、11月16日(〆切を延長しました) までに grb03-loc [at] crab.riken.jp にご返送下さい。また、全体の参加人数を事前に把握したいと思いますので、 発表無しで参加される方も、事前申し込みにご協力下さい。 このメールはいくつかのメーリングリストに投稿していますので、複数受け取 られた方はご容赦下さい。なお、CRC メーリングリストには、今回はじめての 投稿です。 LOC 代表 玉川 徹(理研) ---------------------------------------------------------------------- ガンマ線バースト研究会開催のお知らせ (3rd circular) 「ガンマ線バースト天文学の新たな地平」 A. 研究会趣旨 ここ1年間のHETE-2衛星の活躍により、ガンマ線バースト研究に新たな地平 が拓かれました。本年3月に起きた GRB030329 においては、HETE-2の位置 速報により空前の規模で追跡観測が行なわれ、ガンマ線バーストが超新星 を伴うことが初めて明確に示されました。これにより、大質量星の重力崩 壊とガンマ線バーストの関連性が、明らかになったといえるでしょう。ま た、HETE-2の観測により、X線フラッシュはガンマ線バーストと連続的につ ながる現象であることが示され、ガンマ線バーストの発生機構の謎を解く 鍵となるのではないかと期待されています。しかし、ガンマ線バーストの 約2割を占めるショートバーストや、残光を伴わない暗黒バーストが同じ起 源を持つかどうかなど、解明すべき謎が多く残されています。 理論的には、火の玉モデルが残光の説明には成功を収めているとはいえ、 ガンマ線バーストにおけるジェットの生成メカニズムなどは、十分に理解 されているとは言い難いものがあります。また、残光の光度曲線に基づく 補正から、ガンマ線バーストの標準的な輻射エネルギーが得られることが が示唆され注目を集めていますが、その理論的裏付けはまだ存在していま せん。これらの疑問を解明すべく、観測でも理論でも多くの努力がはらわ れています。 ガンマ線バーストを遠方の標準光源として宇宙論パラメータを推定したり、 ガンマ線バーストを星生成率の指標として利用する初期宇宙の研究も注目 されています。このようにガンマ線バーストは、大質量星の進化、重力崩 壊型超新星、相対論的加速、ブラックホールからのエネルギーの取りだし、 初期宇宙、銀河間空間、宇宙再電離や宇宙論と、多岐にわたる研究に関わ るようになってきています。 本シンポジウムは、HETE-2が大きく貢献した最近の観測成果を振り返ると ともに、来年に打上げが予定されている Swift 衛星によって、さらにどの ような研究が可能になるのかを議論する場にしたいと思います。外国から も HETE-2 チームのメンバーを招き、最新の研究成果を発表してもらいま す。新しい研究の方向を拓くために、多くの分野の方の参加を期待いたし ます。 B. トピックス - ガンマ線バーストの観測結果 (HETE-2, 光学・赤外観測、電波など) - ガンマ線バーストの理論 (超新星、加速、火の玉モデルなど) - 現在および計画中の観測装置(地上、宇宙) - ガンマ線バーストを利用した研究:宇宙論、銀河形成、初代天体、 宇宙線など - GRB030329 C. 招待講演 G. Ricker (MIT) R. Vanderspek (MIT) D. Lamb (U-Chicago)* E. Fenimore (LANL)* M. Boer (CESR) 井岡 邦仁 (阪大) 植村 誠 (京大) 梅村 雅之 (筑波大) 太田 耕司 (京大) 小杉 城治 (天文台) 土居 守 (東大天文センター) 戸谷 友則 (京大)* 野本 憲一 (東大天文) (敬称略)/ * tentative D. 日時・場所 2003年12月8日(月)午後、9日(火)、10日(水) 理化学研究所・鈴木梅太郎ホール 会場へのアクセスについては、下記のURLをご覧ください。 (http://www.riken.jp/r-world/riken/campus/wako/bldg.html) E. 一般講演・ポスター講演 添付の申込フォームに必要事項をご記入の上、11/16 までに grb03-loc [at] crab.riken.jp までご返送下さい。申し込み多数の場合は、 ご希望に添えないこともございます。あらかじめご了承下さい。 旅費の補助を検討しています。補助が必要な方は、その旨申込フォームに ご記入ください。 F. 使用言語 - 招待講演 OHP は英語、講演も英語 - 一般講演 OHP は英語、講演は英語・日本語いずれでも可 - ポスター講演 ポスターは英語 ガンマ線バースト研究会世話人 河合 誠之 (東工大) 中村 卓史 (京都大) 村上 敏夫 (金沢大) 吉田 篤正 (青学大) 玉川 徹 (理研・LOC代表) -------------------------申込フォーム----------------------------- (11月16日までに grb03-loc [at] crab.riken.jp へ) お名前 : 所属機関 : 電子メールアドレス : 懇親会(12/9夜に予定) : 出席/欠席 講演希望 : 口頭発表/ポスター発表/なし 旅費補助希望 : 希望する/希望しない 講演タイトル : 講演概要(講演の内容がわかるように、400字以内でご記入下さい) ------------------------------------------------------------------