基研研究会のお知らせ New direction of particle physics(TEA03) --from theoretical, experimental and astrophysical aspects--- (http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~nojiri/TEA03) 2003年10月15日--10月17日 場所:京都大学基礎物理学研究所 この研究会は昨年行われた TEA02 が好評であったことをうけ、その第二段と して企画されました。素粒子実験、宇宙線実験、また理論の若手研究者を中心 とした招待講演で、内外における実験の今後の展望をつかんでゆくと同時に、 若手研究者に新しい理論や実験の方向を見出してもらうことを目的とします。 現在、K中間子やB中間子でのCPや稀少崩壊の測定 、ニュートリノ振動実験な どのフレーバ実験、Tevatron, LHC, LC 等の高エネルギー・フロンティア実験、 衛星、地上での宇宙線観測など、 素粒子現象を考える上で興味深い実験が行 われ、また計画、提案されています。 一方理論にとって、これらの実験はTeV領域の物理、フレーバーの構造の起源 など素粒子の統一模型の手がかりとなっています。また超対称模型や、余次元 模型は将来の実験の方向に示唆を与えています。さらに宇宙初期の有りさまを 記述し、その極限の姿を解明することも視野にいれた理論的な研究もされてい ます。単独の実験で素粒子像を検証することは容易ではありません。さまざま な実験を俯瞰しながら、素粒子の統一描像をさぐることがますまず重要となっ ています。 B・K中間子、neutrino、エネルギーフロンティアの実験と合わせ、今 回は宇宙線分野の話題を幅広くカバーしました。また理論の講演は、現象論的な 話題、 Lattice 、SUSY、 extra dimension、string、重力まで、広い視野 からの講演をお願いしました。招待講演者リストが web page (http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~nojiri/TEA03) にありますので、ご参照頂けると幸いです。 この研究会は 21世紀COE、 特定領域研究 「質量起源と超対称性の物理の研究」 A06(代表日笠健一) 「超弦理論と場の理論のダイナミクス」(代表二宮正夫) から補助を頂いており、参加者への旅費補助が可能です。この研究会に参加を 希望されるかたは、参加登録をしてください。旅費補助の申請の締め切りは9 月1日とさせていだだきます。参加登録はできるだけ上記web page のオンライ ン登録でお願いいたします。 世話人一同 羽澄 昌史(KEK)岡田 安弘(KEK)杉山 直(国立天文台) 中畑 雅行(東大宇宙線)久野 純治(東大宇宙線)中家 剛(京大理) 野尻 美保子(基所)大野木 哲也(基研)