**********< 宇宙科学研究所・宇宙理学委員会・研究班員 募集 >********** 関係各位 宇宙科学研究所・宇宙理学委員会 幹事 井上 一 下記の要項にて、宇宙科学研究所・宇宙理学委員会・研究班員を募集いたします。 わが国の科学観測を行う科学衛星や月・惑星探査機の計画は、研究者グループの自発 的な提案に基づき、宇宙科学研究所の宇宙理学委員会において、科学的価値・技術的 実現性等の評価が行われ、宇宙科学研究所からの予算要求へと至ります。宇宙理学委 員会は、研究者自身がわが国の宇宙科学計画を決めていく重要な場となっています。 その宇宙理学委員会を支えるものが「研究班員」です。「研究班員」は、宇宙理学委 員会が全国の宇宙科学研究者の自発的な声を集約する母体となります。宇宙科学研究 所の新組織移行および国立大学の法人化をむかえ、今後、このように「研究者が自発 的にプロジェクトを実行できる組織」の重要性はますます大きくなるものと思われま す。 日本の宇宙科学を支える研究者の皆様の、積極的な御参加をお待ちしています。 文部科学省・宇宙科学研究所 宇宙理学委員会委員長・向井利典 1. 募集要項概要(詳しくは http://www.isas.ac.jp/docs/sci_comit/をご覧下さい) 応募資格: 宇宙科学の研究者であり、博士号取得者、あるいは、 それと同等な能力のある方 応募書類: 所定の用紙に必要事項を記入し、現班員2名の推薦を添えて、 ご応募下さい。用紙は上記のwebからダウンロードできます。 応募用紙送付先: 〒229-8510 神奈川県相模原市由野台3-1-1 文部科学省 宇宙科学研究所 研究協力課共同利用担当 応募期限: 随時受け付けます。 ただし、平成15年2月14日(必着)までに応募していただいた方 に限り、次回の宇宙理学委員会委員の選挙(平成15年3月の予定) での選挙権が得られます。 結果通知: 班員としての可否は、宇宙理学委員会において審議させてい ただき、後程、結果を御連絡します。 問合せ先:文部科学省 宇宙科学研究所 研究協力課共同利用担当 電話: 042-759-8019, FAX: 042-759-8443 e-mail: kyodoa [at] adm.isas.ac.jp 2. 趣旨説明 宇宙科学研究所は、宇宙開発事業団・航空宇宙技術研究所と来年10月に統合し、「宇 宙航空研究開発機構」として新しいスタートを切ろうとしております。宇宙科学研究 所は、これまで、大学共同利用機関として、関係大学・諸機関の研究者グループから の提案をもとに科学衛星・観測ロケット・大気球を用いた宇宙科学ミッション・飛翔 実験を遂行してきました。新機関「宇宙航空研究開発機構」への移行に際しまして も、大学共同利用機関としての特徴を維持し、関係大学・諸機関の研究者の自発的な 発議により、「健全で活力のある」宇宙科学ミッション・飛翔実験をますます発展さ せていきたいと考えています。 全国の研究者の自発的な発議による健全で活力のある宇宙科学ミッション・飛翔実験 を遂行する上で重要な役割を果しているのが、「宇宙理学委員会」とそれを支える 「研究班員」です。どちらも、全国の広い範囲の宇宙科学研究者から構成される組織 であり、研究者の自主的な「声」を集約するためのものです。宇宙科学研究所の新機 関移行および国立大学の法人化をむかえ、今後、それらの重要性はますます大きくな るものと思われます。 この変革期にあたり、「宇宙理学委員会・研究班員」の見直しを行っております。そ の一環として、新たな班員を募集することとしました。 研究班員は以下の2つの班のいずれか、または両方に属することになります。 A.天文・宇宙物理分野 (各電磁波天文学、宇宙線、太陽物理、重力波、基礎実験物理学分野、等) B.太陽系科学分野 (地球・惑星の大気圏・磁気圏、固体惑星科学、地球観測科学分野、等) 研究班員の重要な役割は、まず、宇宙科学ミッションのいろいろなレベルでの技術開 発を提案し、実行することです。その一助となるよう、現在、宇宙科学研究所から は、搭載観測機器の基礎開発のために「搭載機器基礎開発費」が、少し進んだミッシ ョン検討のために「戦略的開発研究費」が用意され、提案公募・評価選定のシステム を通じて、研究班班員を中心とする各開発グループに配分されています。 研究班員のもう一つの大切な役割は、宇宙理学委員会委員を選出することです。宇宙 理学委員会は、宇宙科学ミッションの選定・遂行にあたって、極めて重要な役割を果 たしています。宇宙理学委員会は、現在、35名の委員からなり、そのうち所内委員と 所外委員はそれぞれ17名と18名となっています。所外委員のうちの10名が、研究班員 による選挙で選ばれます。選出された10名の所外新委員が、宇宙科学研究所理学教授 会で選考された10名の所内新委員と合同の会議を持ち、残りの15名の新委員を、分野 や機関のバランスを考慮して決めるシステムとなっております。 なお、宇宙理学委員会委員の次回の選挙が、平成15年3月に予定されています。 日本の宇宙科学を進める研究者の皆様の積極的な御参加をお待ちしています。