第25回 KEK運協報告                            (文責 村木 綏) 日時:10月11日 13:30〜17:00 場所:KEK 報告事項 ◎機構長報告(菅原)  * LC推進委員会:毎月開かれている。site studyグループを発足させ、site選 びを始める。 米国のHEBAPの中間報告はできたが、欧州の方はまだ(11月にはできるだろう)。   JLCはどこの国で作ることになるにしても世界として取り組むことになろう。   * 機構評議会:次期機構長の選出に関して9月25日議論し、10月4日機構長候補 選出小委員会を開いた。 委員は山崎、上坪、黒田、小林(俊一)、西島の各 メンバー。 さらにオブザーバーとして機構運営委員会から選出された4名を含める。 1)高度の先端性、国際性を有すKEKをリードできる人。 2)年齢制限は廃止し、 新たな機構長は3期までできるとする。 3)学会誌等に広く推薦依頼をする。  4)複数の候補者を3月までに機構運営協議員会に出してもらいたい。      5)機構運営委員会と意見交換をして評議会で決める。        今後のスケジュールは11月初め小委員会を開き、推薦依頼を始める。    2月締切。3月運営協議会に意見の提出を求め、4月初頭候補者を絞り込み    、5月小委員会を開き、6月協議会で決定する。  * プランは、積極的に大学の統合を勧めており、研究所長会議のtask forceで 進めてきた一機関に一法人とずれがある。 task forceでも、分野別にまとめ る策を考えることとし、例えば文系、理系研究所を一つにするとか、全体を 一つにするという案が 11月6日、7日マックスプランク研やカリフォルニア大 学から人を呼んで勉強会を開く。      Q:素核研の所長はどう決めるのか?   A:次回の評議会でどういう形で運協の意見を聞くのか、2月に議論する。   Q:素核研所長は2期までと決めたことと整合性がとれないのではないか?   A:まず機構長から決めるのだから矛盾は生じないのではないか。         Q:評議会が年齢制限をとれといった理由は何か?   A:広く人材の推薦を求める際、年齢制限は良くないということだった。若い     人が良いという当初の意見が、必ずしも全ての評議員に理解されていない。   Q:素核研運協の役割は何か?   A:小委員会に出るオブザーバーが伝えるのではないか。 ◎素核研所長報告(山田)  * 人事異動の報告があった。    青木正治氏が阪大APへ、高柳雄一氏が広報室長に(P).  * 6月2日、8月31日に開かれた機構運協の報告があった。    会長:黒川、副会長:広瀬。 概算要求、教授人事、木原名誉教授の推薦、    広報室の設置。  筑波キャンパス将来構想WGができた。         * 第1回研究計画委員会が10月12日に開かれる。  * 国際関係    6月27日~30日、OECDグローバルサイエンスフォーラムの第2回にコンサル   タント会議に出た。 第3回を11月KEKで開催する。組織、運営、見通しに   ついてWGを作った。  * CERN SPS委員会に出席。LHCの後の加速器開発をどうするか将来計画への   報告書を議論した。 * PS: slow extractionが始まった。    11月、12月テストビームの申込みが多く担当者が苦慮している。K2Kは1月    から再開。装置の改良中。鉛ガラスカウンターを撤去し低エネルギーのミュ    ーオンが調べられるようにする。 協議事項 * PS審査会の報告を了承した。KL→π0 ννの実験(E391 a)を採択。   ハイパー核実験(E462)の延長採択 ほかテスト実験5件採択 * PS審査会(PS-PAC)の委員の改選をした。    所外(延与、森俊則)、所内(森松、吉村)の各氏。      * 教官公募案を了承した。    P:JLCの実験室の整備等を担当する。    AP:ニュートリノラインの建設を推進する。 AP:一次標的とビームモニターを担当する。   締切日はいずれも1月7日。任期は7年で建設期は1/2に数える。 * その他    PSの予定を検討している。今のところ予定は2004年度一杯まで運転。    大ハドロン計画は2007年度末にスタートの予定。    PS利用者サイドの希望は、JHFの運転開始2年前までのPSの運転。