***< 特定領域A「ニュートリノ振動とその起源の解明」公募研究を募集 >*** 皆様、 平成14年度科研費公募要領(特別推進、特定領域)の28ページにあります ように、特定領域A「ニュートリノ振動とその起源の解明」(略称名:  ニュートリノ/領域番号 : 408)では、以下の要領で公募研究を募集 いたします。今回の公募は、後半2年間(平成14、15年度)に対応しており 来年度の公募はありません。奮って、ご応募下さいますようご案内いたします。 なお、1つの特定領域内では、計画、公募、代表、分担を問わず、1件しか 応募できませんので、ご注意願います。 (公募要領) 1998年6月、スーパーカミオカンデ実験は、大気ニュートリノ反応の天頂角分布に、 ニュートリノ振動が起こっている確実な証拠を世界で初めて検出し、 (1)これまで質量ゼロと考えられていたニュートリノが極微の質量を持つ、 (2)ニュートリノの世代間の混合は最大に近い、という驚くべき事実を示した。 これは、素粒子物理学の今後の方向を指し示し、宇宙物理学・天文学などの近隣 分野に深い影響を与える重大な成果であり、人類の知見を「全く新しい極微の世 界」へと導く突破口であると考えられる。  本研究領域では、このようやく開いた突破口を拡大すべく、日本の関連する諸 分野(宇宙線、素粒子、天体、核物理)の研究者の総力を結集し、 1)大気ニュートリノ現象の徹底的解明、2)太陽ニュートリノ振動の確定、 3)ニュートリノ質量の起源の探求、4)レプトンフレーバーの破れの探求、 を緊急に遂行することを目的とする。 このため、次の研究項目について 「計画研究」により重点的に研究を推進するとともに、これらに関連する一人 又は数人の理論研究者、実験研究者による、年度当りの申請額上限500万円 程度で、2年以内の研究を公募する。 (研究項目) A01 大気ニュートリノ振動の研究 A02 太陽ニュートリノ振動の研究 A03 ニュートリノ振動の理論的研究 A04 ニュートリノ振動とレプトンフレーバーの破れ (連絡先) 氏名   :鈴木 洋一郎 電話   :0578−5−9601 FAX    :0578−5−2121