***********************< 第24回 KEK運協報告 >***********************                            (文責: 村木 綏 ) ○日 時: 平成13年6月12日 13:00〜16:40 ○報告事項  山田所長   *5/9と6/11 Bファクトリー推進委員会が開かれた。    6/5〜6 日米高エネルギー合同委員会が開かれ、今年度実施計画を了承    した。  菅原機構長   *Linear Collider(LC)推進委員会が作られた。その組織図や内規について 説明があった。 来年度予算にLC建設のための調査費を要求したい。   *独法化について(機構長は財務関係の委員会に入って作業をしている)    大学付属の全国共同利用研究所も視野に入れて財務制度を検討してきた。 学術研究に関わる経費は、外形基準による運営交付金とは別個に、    学術研究費または研究事業費として考えて欲しいと提案したい。    科学技術基本法に基づき、充実してゆく方向のお金でないといけない。    教育の予算と別個の形態を考えてもらいたい。 大学との緊密な共同研究    の推進のためには、予算の移しかえが弾力的に行われることが望ましいと    自分は考えるが、会計関係から移算はダメと言われている。    (一大学一法人と共同利用の概念は矛盾するので、こういう解決の方向が 考えられるという風に村木には受け取れた。)   *独法化について       (山田所長から共同利用研所長懇談会人事部会に出席している)   (1) 機関の長の選考法は今の方法でよい。 外部の人を含んだ評議会で選出     する。   (2) 教育公務員特例法の精神は継続する。研究者人事は法人化しても今まで     の方法でよい。 独法化後も法人間で人事交流はあることが望ましい。   (3) 技官の役割は重要である。任用は行政職よりも研究職に近い方がよい。     今までに独法化された組織の人事制度を勉強した。キチンと準備すれば     相当良いものができると思われるが、そのためには手間がかかるだろう。  ビーム関係の報告    PS(中村) :K2K関係の積分ビーム強度は4.6×10^19 proton on target           に達した。 データが昨年の倍になった。    Belle(高崎):積分ルミノシティーは28.3 fb^(-1)に達した。           積分ルミノシティーはSLACが若干多いが、夏までに解析され           た事象はKEKの方が多いことも考えられる。7月19日の研究所           内セミナーで結果を発表した後、Romaの会議で発表する。    JHF(永宮):JHFの現状について説明があった。 宿地区の住民との合意が           得られれば、ボーリングによる地質調査が始まる。           第1回運営会議の報告、原研との共同建設組織表、プロジェ           クトチームメンバー表、運営体制についてのタスクフォース           のまとめ、第1期計画と第2期計画(ニュートリノ施設も含む)           の予定表等の紹介があった。 ○協議事項  *平成14年度概算要求の大網案を了承した。  *吉村喜男氏を名誉教授に推薦することを了承した。  *短寿命核ビームを用いた実験助手を公募することを了承した。  *素粒子原子核計画委員会メンバーを選出した。   (山田、中家、金;田村、延与、桜井;中畑、高橋(忠);日笠、澄田、野尻;    波澄、藤井(啓)、吉村、宮武、岡田;及び所長の諮問により随時必要な人)  *石橋助教授(理論)から、任期をはずして欲しいとの要望があり、評価委員会   が設けられ可とする提案があった。 最初のケースでもあるので慎重に審議   がした結果、本人の業績を評価し、任期をはずしても良いとの判断に達した。