宇宙線研究者の皆様 「日本における次世代の長基線ニュートリノ振動実験」ワークショップ開催の お知らせ。 日 時: 4月3−4日(火・水) 2001年 場 所: KEK3号館セミナーホール 詳細は: http://neutrino.kek.jp/jhfnu/workshop ニュートリノ物理学はスーパカミオカンデ実験が大気ニュートリノ観測において ニュートリノ振動を発見して以来、新たな展開を示しています。ニュートリノ振 動はレプトンセクターをより一層深く研究する有力な手段であり、我々はフレー バ物理をクォークセクターからレプトンセクターまで拡張する時期にきています。 それゆえニュートリノ振動の研究は現在の素粒子物理学の最重要課題の一つです。 日本はニュートリノ物理においてはスーパカミオカンデ実験及び世界初の長基線 ニュートリノ振動実験、K2K実験で世界の先駆を走っています。また、昨年末の JHF計画の承認のニュースは更に、日本が世界に対してよりいっそう有利にニュ ートリノ実験のプログラムを進めることができる吉報です。 本ワークショップにおいては、上記のJHFの50GeV陽子シンクロトロンを使った 長基線ニュートリノ振動実験の可能性を検討します。この目的で、現在JHFニュ ートリノ・ワーキンググループが組まれ、LOI(=Letter of Intent)を出すに至り ましたが、今回はこれを更に進めて、実験提案書(Proposal)を作製することを 主目的とします。このためにはボランティア的なワーキンググループではなく、 実験コラボレーションを立ち上げることが必要不可欠であり、広く実験への参加 を呼びかけるしだいであります。 この目的のために第1回の国内向け「次世代の長基線ニュートリノ振動実験」の ワークショップを開催するにいたりました。 本ワークショップへの積極的な参加をお願いします。 また、第2回ワークショップは本年度中に東京大学宇宙線研究所において行われ る予定です。             ワークショップ世話人一同             世話人: 西川 公一郎 (京大) -- Chair                  伊藤 好孝(東大/宇宙線研)                  小林 隆(KEK)                  早戸 良成(KEK)                  中家 剛(京大) -Scientific Secretary