平成11年度第2回CRC実行委員会議事要録 日時:平成11年9月23日、17:00〜18:20 場所:島根大学 日本物理学会 SD会場 出席者:坂田通徳(委員長)、太田周、梶田隆章、川上三郎、神田展行、 佐々木真人、川村静児、柴田徹、鳥居祥二、村木綏(以上委員)、 林田直明(事務局);(敬称略) 報告 : 物理学会、事務局、28th ICRC 議題 : 新入会員、総会準備、事務局、奨励賞、物理学会論文賞推薦 懇談会 : 28th ICRCへ向けて(拡大実行委) ************************************************************** 報告1. 物理学会 (梶田) a) 次回の世話人は西嶋恭司氏 b) 現在依頼されている 次回のシンポジウム、特別講演の提案について、 ○ 宇宙線の特別講演を2つ以上に増やしてはどうか。 ○ 大型将来計画以外の、現在進行中の他の研究計画を話してもらっては。 ○ 海外研究者の講演も意識的に入れて行く方が良い。 等の意見が出され、後日メール等でアイデアを伺うことになった。 報告2. 事務局 (林田) a) 随時、「CRC News」等のメールを配信。 ○ 委員会報告4件; 8/17;共同利実施専門委議事要録、9/9;実行委開催案内、 9/10;総会開催案内&会費案内、9/14;実行委議事要録 ○ 公募案内4件 ; 7/28;東北大助手、9/9;東京理科大教員、 9/13;東工大教官、9/21;埼玉大教官 ○ 研究会案内5件; 8/3;総研大サマースクール、 8/10;Community Meeting on The Observation of Extremely High Energy Particles and Neutrinos 8/10;The 19th Int. Conf. on Neutrino Physics and Astrophysicsin Sudbury、8/17;共同利研究発表会 9/20;14th International Spin Physics Symposium これらの詳細は、CRC homepage; http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/CRC/ の「速報」に掲載してあります。 b) 会費納入状況 (9月20日現在) 全会員数 ; 320 名 完納者前納者; 227 名 (71%) 今年度未納者; 50 名 2年目未納者; 20 名 3年目未納者; 11 名 4年目未納者; 12 名 現残金 ; 112万円 支出予定; 50万円 (実行委1回、連絡誌1回、事務経費) 報告3. 2003年の第28回 ICRC について(坂田) 前回の実行委員会では、2005年に名古屋大てSTE研でICRCを引き受ける方針 であったが、8月初めに2003年のICRCを日本で開催することを強く勧める e-mailが 、Gaisser氏から宇宙線研究所所長と、CRC実行委員長へ来た。 急拠、宇宙線研所長、CRC実行委員、ICRR関係者の皆様と相談した。名古屋大 STE研では, 既に他の国際会議を2003年に開催することを決めており、この年 のICRCのホストを引き受けることはできないとの事であった。結局、戸塚所長 は宇宙線研究所が Host Institute になって2003年の第28回ICRCを引き受ける 方針を出した。CRCは従来、宇宙線研究所がHost Institute になる場合は協力 するという方針を持っていたので、これを歓迎した。これは実行委員諸氏に逐 一ご相談、ご報告した通りである。 これにもとづき、ユタ大でのC4委員会において、2003年に日本で引き受ける 意向を荒船委員(同委員会委員長でもあった)が伝えた。同委員会へは坂田と村 木氏と手嶋氏が陪席し一定の説明を行なった。C4委員会では投票の結果、第28 回ICRCの日本開催を決定した。 一方、宇宙線研究所の9月のICRR教授会でも了承されたとのことである。 議題1. 新入会員 金行健治氏 (10/01より宇宙線研ニュートリノ情報センター助教授の予定) ;(推薦者):梶田隆章、岡田淳 (研究歴): カミオカンデ、スーパーカミオカンデにおける大気ニュートリ ノの研究、陽子崩壊の研究 森山茂栄氏 (宇宙線研神岡 助手) ;(推薦者):鈴木洋一郎、梶田隆章 (研究歴): アキシオン探索(本年3月まで、東大理蓑輪研)、スーパーカミ オカンデにおけるニュートリノの研究、陽子崩壊の研究 大林由尚氏 (宇宙線研神岡 COE研究員) ;(推薦者):鈴木洋一郎、梶田隆章 (研究歴): CERNのCHORUS実験でのニュートリノ振動の研究(名大理)、スー パーカミオカンデにおけるニュートリノの研究、陽子崩壊の研究 歳籐利行氏 (宇宙線研神岡 協力研究員(井上フェロー)) ;(推薦者):鈴木洋一郎、梶田隆章 (研究歴): CERNのCHORUS実験でのニュートリノ振動の研究(名大理)、スー パーカミオカンデにおけるニュートリノの研究、陽子崩壊の研究 榎本良治氏 (宇宙線研空気シャワー部 助教授); (推薦者):木舟正、森正樹 (研究歴): 1989年より大型商用貨物飛行機を利用した100GeV程度の天体 ガンマ線探査実験。 1999年9月より宇宙線研に着任し、カンガルー実験に従事。 山田秀衛氏 (宇宙線研神岡 D1) ;(推薦者): 鈴木洋一郎、梶田隆章 (研究歴): 長基線ニュートリノ振動実験によるニュートリノ振動の研究。 特に、スーパーカミオカンデ内で、人工ニュートリノにより引 き起こされたニュートリノ反応の研究。 研究歴が紹介され、入会が承認された。 (尚、今回は退会通知者は無かった) 議題2. 総会準備 a) 議長; 実行委員会としては 佐々木真人氏を推薦することとした。 b) 各種報告; 選挙結果,事務局,新入会員,実行委,宇宙線研,KEK,RCNP,STE 議題3. 次期事務局;現事務局から提案してもらう。 議題4. CRC関連大学の活性化; 柴田,川上,神田,梶田各委員にパネラーになってもらい問題提起する。 議題5. 2003年 ICRC;委員長から経過説明 議題6. 「CRC賞」の創設;佐々木氏から具体案を提案してもらう。 議題7. JPA論文賞推薦;後日メールで委員に流すこととした。