第11回素核研運営協議会報告                         (文責  村木 綏) 日時:4月22日 場所:KEK ◎山田所長報告  ・(機構運協で)独立研究法人に移行するとすれば、どうあるべきかの試案   が検討された。(2/15)  ・評議員会で所長の任期についての申し合わせ事項が確認された。   所長になる時63才未満であること。(この事項は再任時も含む。)  ・日米高エネルギー 評価委員会の報告書が作成された。   これを基礎に次期概算要求を出す。  ・文部省の加速器部会。 省庁合流の時どうするかを議論。   共同で進めてはどうかという見解。例えばJHF。  ・3月初めKEKとの共同開発研究が決まった。   宇宙線関係は黒田さんの重力波低温鏡の共同開発が認められた。   (このKEK側の会計責任者は山本明さん。)   また折戸さんの宇宙粒子線気球実験用ドリフトチェンバの開発も認められた。  ・総研大の大学院に素粒子原子核専攻が発足。 2名の院生が入った。  ・独立行政法人は、行革会議に陳情したり、逆にヒアリングを受けた。   連休明けに全体の骨格の法案が通り、それからゆっくりと進む見通し。 ◎加速器報告(木原) ・PS、KEKBのマシンの状況の報告があった。   B-factoryはSLACとほぼ同じタイムスケジュールで進んでいる。(競争している)   KEKはluminosityを上げるよう努力中。9月からより高くなる。 ◎共通系報告(近藤)  ・2001年から現在の放射線規定値よりもさらに厳しい。(2/5以下にする)   ICRP90年勧告を実施する必要がある。  ・GEANT4の国際共同運営委員会が開かれた。  ・次期スーパーコンの仕様策定委員会が開かれた。 ◎大型ハドロン(永宮)  ・施設費の見積額を安くするよう交渉中。  ・原研とKEK間でいかに概算要求項目の分担を行うか議論中。  ・KEKと原研間のJHF推進にかんする覚書が署名された。   (春のCRC総会にて回覧済み) ◎その他  ・機構運営協議員の選出を行い、宇宙線関係で荒船さんを機構   運営協議員に推薦した。