平成10年度第3回CRC実行委員会議事要録 日 時: 平成10年12月29日(火)、10:30 - 12:20 場 所: 素核研田無分室 第1会議室 出席者: 太田 周(委員長)、倉又秀一、坂田通徳、柴田 徹、手嶋政廣、松岡 勝、 水谷興平、宗像一起、村木 綏、柳田昭平(以上委員)、岬暁夫(オブザーバー)、 林田直明(事務局) [ 報 告 ] 1.事務局報告 (太田) a) KEK所長より、KEK素核研運営協議会委員候補の推薦依頼があった。 推薦期日は平成11年1月20日まで。 b) 春の物理学会(広島大学) 1) CRC実行委員会 : 3月28日(日) 17:15〜、YE会場 2) CRC総会 : 3月29日(月) 17:20〜、YE会場 3) 宇宙線シンポジウム: 3月29日(月) 13:50〜16:50、 「精密観測による宇宙線観測の新時代」を主題として、チベット実験、 カンガルー実験、BESS実験、スーパーカミオカンデ実験の講演を交渉中。 4) 特別講演 : Gary Sanders に LIGO status report の講演を依頼中。 c) 金蘭短期大学の硲道生会員が、12月22日にご逝去された。事務局から弔電を打ち、 弔意を表した。 d) 岬暁夫会員から、配布資料に関して審議の要請があった。 2.KEK素核研報告 (村木) a) 神岡へのビーム発射実験の途中でも,ビーム利用ができる様にした。 b) 加速器を原研につくるJHF計画を、今回は見送ることにした。 c) 独立法人化について議論された。 d) 任期制WGから、「従来の任期制を廃止する」等の案が出されたが、更に検討を して、次回に最終答申案を出してもらうことになった。 3.物理学会論文選集について (村木) 表題の付け方等難しい課題が多くあり,検討中である。外部の人にも読んで もらえる内容にしたい。物理学会としては、1500部程度読まれることを目標と している。 (コメント) a) 広く浅い内容より、ポイントを付けたテーマにしてはどうか。 b) 教科書的なものを指向するより、現時点での話題を早く紹介した 方が良い。 c) 主に大学院生が読むと予想されるので、それを意識したもの。 [ 議 事 ] 1.KEK素核研運営協議委員会委員候補の推薦依頼が,KEKからあった. CRCとして,村木綏氏,鈴木洋一郎氏を推薦することとした. 2.この3月に、CRC実行委員会委員選挙と宇宙線研共同利用研究実施専門委員会の 推薦候補者の選挙を予定している。 a) 実行委員長と事務局で、電子メール投票も含めて準備する。 b) 太田周氏は委員長を2期勤めたので、委員長の被選挙権はないことを明記す る。 c) 専門委員会委員の任期は2年であることを明記する。 3.平成11年度の事務局について,電子化が軌道に乗るまで引続き宇宙線研にお願い する. 4.会計監査2名を実行委員以外の会員の中から決める。人選は事務局に一任する。 5.岬氏からの審議の要請について ○ 旧来からの宇宙線研究と,今日のニュートリノ研究とのズレが表面化したの かもしれない。 ○ ICRCの問題であり、CRCで議論する問題ではない。 ○ 前向きの活性化される議論には賛成だが、後向きの議論をすべきではない。 ○ 境界領域のテーマは、ICRCとしてもっと意識的に巻き込んでいくべきであろ う。 ○ ICRCの活性化の方向で議論を起こすべきである。 などの意見が出され、結論として、「CRC実行委員会は個人名をあげた個々の事象 を取り上げることはできない。ICRCのあり方について改善する点があるかないか、 今後も検討する」方針を確認した。