******* [ 第17期第1回 原子核専門委員会 議事メモ速報 ] ******* 日 時:平成9年11月6日 午後1時より 出席者:荒船、石原、折戸、佐藤、千葉、戸塚、永嶺、永宮、中村、二宮、野村、 政池、益川、村木、山田、山本、矢崎、湯田 資料: 前回原子核専門委員会議事録(案) 物理学研究連絡委員会委員名簿(第17期) 研究連絡委員会の運営等について 1。委員長、幹事の選出 益川4部会員の司会で、委員長として山田委員、幹事として二宮(理論)、高崎 (高エネルギー)、石原(核談)、湯田(CRC)、矢崎(全体) の5委員を選出した。 2。報告 研究所、コミュニティーからの報告はなく、国際交流関係で次の報告があった。 IUPAP(荒船) 2000年の国際会議で、"高エネルギー" と "半導体" が学術会議主催を要請し、 競合している。何らかの調整が必要である。続いて行なわれる物研連で議論され る。このことに関して核専委としては"高エネルギー" を推すことを確認した。 3。協議 (1)大学関連研究施設及び維持運転経費の削減(益川) 来年度の予算では、校費は一律2%減、研究施設の維持、運転経費は15%減の 概算要求を出すように指示された。一定律での削減は来年度以降も続く可能性が あるので、特に研究施設、センター、研究所には死活問題となる。 学術会議から政府への強い働きかけが必要との意見が出された。施設、センター 長、研究所長で文案を作り、物研連からの要望書を出すよう物研連に提案するこ ととした。このことに関して、科学技術基本法との関係、4部の特殊性、その中 でも核専委の特殊性を考慮する必要があるとの指摘があった。 (2)前期からの申し送り事項 1)ACFA statement の検討は次回に行う。 2)委員会へのオブザーバーの出席について 各分野の代表で、委員でない方にも必要に応じてオブザーバーとして出席して 頂く。そのときの旅費は各分野で工面する。 これに関して、議題の整理を急ぎ、早い時期に連絡することになった。 3)任期制と人事交流の活性化について 各機関から現状についての報告があった。 KEKではワーキンググループを作って検討中。 基研では従来の紳士協定に基づく任期制をとり、法的任期制はとらない。 宇宙線研は、緊急の問題ではないと考え、大学の動きを見守る。 素粒子センターも、大学、研究所の動きを見守る。 このほか、国立試験所の例、生命科学分野、物質科学分野での考えなどが紹介 された。 関連して大学の agency 化について、意見交換がなされた。 緊急性はなくなったとの見方で、あまり意見は出なかった。 (3)国際会議への派遣委員 98年度、高エネルギー関係は Vancouver で、原子核関係は Paris で開催され るが、特に推薦はしないことになった。 4。その他 学術会議会員の物理学会からの推薦について、透明度を増して欲しいとの意見が出 され、現状の説明が佐藤委員からあった。