<<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.893:2006年 4月11日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位 CRC事務局 宇宙線研支部 ***************< マックスプランク物理学研究所 奨学生募集 >*************** ****************************     2006年マックスプランク物理学研究所      外国人・大学院博士課程奨学生募集 **************************** 概要: マックスプランク物理学研究所(ミュンヘン・ドイツ)では、例年 大学院博士課程奨学生を国内・国外あわせておよそ10数名を採用して います。2006年も同様に募集いたします。日本からの博士課程大学 院生を歓迎します。 現在、MPI における外国人大学院生は全大学院生の50%を超えてい ます。研究所内での研究者、Postdoc もおよそ50%は外国人であり、 雰囲気は非常に国際的です。研究上の公用言語は英語です。 よって、英語での十分な会話能力が要求されます。 マックスプランク物理学研究所の宇宙素粒子実験部門(Experimental Astro-Particle Physics) では以下の研究を進めています。 1. 高エネルギー宇宙ガンマ線天文学(MAGIC) http://wwwmagic.mppmu.mpg.de/ カナリー諸島 LaPalma において、17m 口径のチェレンコフ望遠鏡に より、30GeV から 10TeV のエネルギー領域で、高エネルギーガンマ線 天文学の研究を行います。物理目的は、宇宙線起源、超新星、パルサー、 AGN、ガンマ線バーストの高エネルギーガンマ線による研究、暗黒物質の 探索、量子重力理論の検証など。 1台目の17m 口径のチェレンコフ望遠鏡は完成し、本格的に稼動を開始 しています。2台目の望遠鏡の建設も順調に進んでおり、2007年に 完成予定。同時に、高量子効率光センサーHPD, SiPM の開発を行い、 将来的にエネルギー閾値を 10GeV まで下げる予定。 2. 暗黒物質、暗黒エネルギー(CRESST) http://www.mppmu.mpg.de/english/cresst.html CRESST は、グランサッソーの地下実験施設において、超低温検出器に よる暗黒物質探索実験をおこなっています。現在、高感度化した CRESST II を建設中。今年度にはターゲット10kg の装置が完成し定常 観測に入る。暗黒物質直接測定において、世界最高の感度達成を目指し ています。 募集要項: 1.履歴書、研究業績リストを手嶋までメールで送付ください。 基本的に随時受け入れは可能ですが、今回の公募は6月末締め切りと します。 2.書類審査の後、その合格者は MPI にて(またはTV会議にて) 英語で1時間程度のプレゼンテーション、口頭試問を実施します。 MPI に来ていただく場合は、旅費はこちらで負担します。 条件等: 1.給与(現行) 1100ユーロ/月 2.雇用期間 3年間(博士取得後さらに3ヶ月延長可) 3.院生としては二つの形態をとることが可能です。  ケース1:現在、在籍している日本の大学に院生としての籍を    おいたまま、MPI で研究を行う。博士論文は在籍大学に提出する。    この場合、MPI で研究を行うことに関して、在籍大学の    指導教官の許可、承認が必要となります。    基礎知識が十分であれば、博士課程2年生からの受け入れも可能です。  ケース2:ミュンヘン工科大学、またはミュンヘン大学に在籍し、    ドイツの大学院生として研究を行う。この場合、博士課程1年生からの    開始となります。大学の授業料はありません。 4.奨学生としての研究は随時開始できます。MPI での研究開始時期の制約は、    特にありません。 連絡先: 手嶋 政廣 Prof. Dr. Masahiro Teshima Max-Planck-Institute for Physics (Werner-Heisenberg-Institute) Foehringer Ring 6, 80805 Munchen Germany e-mail: mteshima [at] mppmu.mpg.de TEL +49-(0)89-32354-301 FAX +49-(0)89-32354-526 ===================================