<<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.888:2006年 3月23日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位 CRC事務局 宇宙線研支部 *******< CRC総会での議題:「日本物理学会若手奨励賞」について >******** 物理学会から下記の連絡を受け取りました。 3月29日のCRC総会で,特に現行の宇宙線物理学奨励賞の取り扱いや選考方法 などについての議論を宜しくお願いいたします。                                   CRC実行委員長 川上三郎 ------------------------------------------------------------------------- 領域委員会委員 各位 委員長 平田光司(代理送信:事務局千崎)  懸案の「日本物理学会若手奨励賞」の実施要綱が3月の理事会の承認を得ました (添付ファイル参照)。来年度の年次大会のプログラム編集委員会までに、候補を お選びいただけるよう、各領域でよろしくお願いします。愛媛大・松山大の学会で のインフォーマルミーティングに間に合うよう、審議を急いでいただきましたが、 ぎりぎりになってしまい、申し訳ありませんでした。 来年度の年次大会は変則的に秋です(北大:9月開催)。そのためのプログラム編 集委員会は大体 2007年6月頃の予定ですので、5月中までに候補者を決めていただけ ればよろしいのですが、その次の年次大会は2008年3月です(プログラム編集委員会 は大体2007年12月になります)。そこで、是非、早めに選考をはじめていただき、 2007年度の授賞候補者を早めに決めていただければ、そのあとも円滑にいくと思い ます。最初から変則的ですが、よろしくお願いします。 理事会での議論の中心は、「授賞の基準」を全体で統一しなくて良いのか、という ことにありましたが、これまでかかる賞の設置ができなかったのは、統一基準を目指 していたためであり、各領域の見識を信頼して実行したほうが良い、という見解に理 事会としても一本化されたものです。 この賞が、各領域のさらなる活性化につながるよう、よろしくご配慮ください。 実施要綱について、ご質問などありましたら、メールで結構ですので平田 (hirata [at] soken.ac.jp)までお願いします。 .......................................................................... (添付ファイル) 日本物理学会若手奨励賞実施要綱 2006年3月3日 第470回理事会決定 (0)目的:将来の物理学をになう優秀な若手研究者の研究を奨励し、日本物理学会    をより活性化するために本賞を設ける。 (1)人数:本賞の受賞対象者の上限は、各領域に基本枠1人、さらに、過去3回の    年次大会における講演者数(招待講演、シンポジウム、ポスターも含む、ただ    しパネルなど複数登壇者のあるものは除く、複数領域共催も含む)に比例して    定員をわりふる。比例定数は全体として50人以下となるよう調整する(四捨    五入による効果は許容する)。具体的には付録1参照。なお、秋季(春季)大会    は複数登壇もあることから、各領域の実数を見るには不向きであるので本件デ    ータの対象としない。 (2)賞の名称:本賞の名称は日本物理学会若手奨励賞とする。 (3)対象:受賞の対象は各領域で決定するが、学会講演、学術論文、学位論文など    、本賞の趣旨に合致するものであること。若手の定義も領域の判断によるが、    受賞者は物理学会会員にかぎる。各領域の判断により、賞を領域内の各グルー    プで分割し、それぞれが別の基準を設けても良い。授賞者は学会長とし、会長    名で賞状を授与する。 (4)義務:受賞者は受賞後最初の年次大会で招待講演を行うこと(この登壇は一般    の講演とは別枠で、領域の講演数にはカウントしない)。受賞者は、この招待    講演の時にかぎり大会参加費を免除する。 (5)開始:合意のできた領域ごとに授賞を始める。全領域で準備ができていなくて    も良い。 (6)プロセス:領域代表は、領域の合意により、募集要項(2年次以降は変更のあ    った場合のみ)、審査員名簿、必要なら別添資料を学会に提出し、理事会での    了承を受けて、授賞候補者の選考を行う。領域は招待講演を行う大会のプログ    ラム編成委員会開催までに候補者を選出し、審査の経緯と結論を理事会に文書    で報告しなければならない。理事会では選出された候補者を審議し、受賞者を    確定する。 (7)時期:2007年の年次大会に授賞を始める。領域ごとの人数は3年後にみな    おす(2010年の年次大会の授賞から)。年次大会が秋にある場合もあるの    で、2010年の年次大会の授賞者の数は2006年(61回)、2007年    (62回)、2008年(63回)の3回のデータを用いて、2009年度に    審査して2010年の年次大会で授与する奨励賞の数を再決定する。以下、    3年ごとに同じサイクルを繰り返す。 (8)取り消し:受賞者が本会の名誉を傷つける行為を行った場合、理事会は賞を取    り消すことができる。 (9)例外事項:すでに同趣旨の賞を実施している分野では、この規定に関わらず、    領域特有の事情で個別の措置が必要なら、理事会での承認を持って適応するこ    とができる。ただし、受賞者の上限はこの限りではない。 付録1 2003、2004、2005年の年次大会のデータからの受賞者決定方式     ここでAは各領域における受賞者の上限で     A=3年間の平均占有率(%)*0.31+1、を四者五入、     である。ここで、19の領域があり、残り31人を占有率で比例配分した。 1                2003(58) 2004(59) 2005(60) A     素粒子論領域       4.91   4.17   4.41  2     素粒子実験領域      3.71   3.82   3.55  2     理論核物理領域      4.11   3.95   5.45  2     実験核物理領域      4.8    5.02   4.5   2     宇宙線・宇宙物理領域   5.81   5.49   5.2   3     ビーム物理領域      2.21   2.43   2.01  2     領域1          6.12   5.51   5.07  3     領域2          4.27   4.98   6.79  3     領域3          7.51   7.01   6.88  3     領域4          6.63   3.97   3.66  2     領域5          6.59   6.56   6.42  3     領域6          3.19   3.41   2.99  2     領域7          4.8    5.27   5.41  3     領域8          11.82   13.3    12.55  5     領域9          5.52   5.64   5.2   3     領域10          4.09   3.82   4.14  2     領域11          8.8    9.01   7.62  4     領域12          3.62   4.82   6.36  3     領域13          1.5    1.83   1.79  2         計        100    100    100  51 ===================================