<<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.879:2006年 3月 9日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位 CRC事務局 宇宙線研支部 ***********< 高エネルギーガンマ線天文学の展望 (2nd circular) >*********** 皆様(重複して受け取られる方、御容赦下さい)  来週3月16日(木)に開催される宇宙線研究所共同利用研究会「高エネルギーガ ンマ線天文学の展望」のプログラムをお知らせ致します。参加は自由となっておりま す。皆様の御参加をお待ちしております。 CANGAROOチーム一同 ---------------------------------------------- 宇宙線研究所共同利用研究会 「高エネルギーガンマ線天文学の展望」 開催日時:2006年3月16日 (木) 10:00〜17:00 場所:東京大学宇宙線研究所(東大・柏キャンパス)    6階大セミナー室    交通手段については以下を御覧下さい。  http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/traffic/index.html 趣旨:   解像型チェレンコフ望遠鏡CANGAROO-IIIによるステレオ観測が開始され、2年が 経過しようとしています。この研究会は、超高エネルギー(TeV)ガンマ線天体の他 波長域の観測や宇宙線加速の理論まで、幅広く議論することを目的として開催しま す。昨年は、CANGAROOと同じ南天で観測を開始したH.E.S.S.グループが、銀河中心か ら銀経±30度、銀緯±3度の銀河面をサーベイ観測の結果を発表し、TeV領域のガ ンマ線天文学は新しい時代に突入した年でもありました。  CANGAROO-IIIでも、新しい解析手法を導入し、過去の手法も併用することで解析の 信頼性を高めながら、ステレオ観測のデータの解析を進めています。新しい解析手法 は、拡がったソースの検出にも威力を発揮し、Velaパルサー星雲からの拡がった TeVガンマ線の検出や超新星残骸RX J0852.0-4622全体からのTeVガンマ線放射領域の 構造を見ることに成功しています。研究会では、他波長域の観測家、理論家の皆さん と高エネルギーガンマ線天体の議論を活発に行い、高エネルギーガンマ線天文学を展 望したいと思います。 プログラム(敬称略) 10:00-10:25 谷森 達(京都大理) 「CANGAROOグループによるガンマ線観測の現状」 10:25-10:40(12分+3分) 榎本良治(東大宇宙線研) 「CANGAROO-IIIの解析手法と感度」 10:40-10:55 (12分+3分) 吉田龍生(茨城大理) 「他のグループのTeVガンマ線観測の最近の結果」 10:55-11:20 水野恒史(広島大理) 「GLASTによる高感度GeVガンマ線観測と、TeVガンマ線との関連」 11:20-11:45 井上 進(国立天文台) 「銀河団からの高エネルギーガンマ線」 11:45-13:00 昼食 13:00-13:25 鶴 剛(京大理) 「すざく衛星の初期観測結果」 13:25-13:50 片岡 淳(東工大理工) 「すざく衛星によるAGNの観測と将来展望」 13:50-14:15 森 浩二(宮崎大工) 「X線によるパルサー星雲の観測」 14:15ー14:40 森口義明(Max-Planck-Institute for Nuclear Physics) 「銀河系内分子雲とTeVガンマ線源の比較について」 14:40-15:00 休憩 15:00-15:25 瀧田正人(東大宇宙線研) 「チベット実験による高エネルギーガンマ線観測(最近の結果)」 15:25-15:50 柴田 徹 (青山学院大理工) 「100MeV-100TeV 領域における宇宙線スペクトルと拡散γ線スペクトル」 15:50-16:15 山崎 了(広島大理) 'TeV gamma-rays from old SNRs' 16:15-16:40 政井邦昭(都立大理/首都大教養学部理工) 「超新星残骸の高エネルギー現象」 16:40-17:05 木舟 正(信州大工) 'How to nurture TeV gamma-ray astronomy?: to survive and overcome "the H.E.S.S. era"' ===================================