<<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.858:2005年12月19日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位 CRC事務局 宇宙線研支部 ***************< KEK-PSでのテスト実験についてのお知らせ >*************** 高エネルギー加速器研究機構陽子加速器(KEK-PS)によるテスト実験についての お知らせ 先にご案内いたしました通り12 GeV KEK-PS の主リングを用いる共同利用実験は、 大強度陽子加速器(J-PARC)建設の進展に伴い、本2005年(平成17年)12月28日 を最終期限として終了します。 しかしながら、12GeVでの共同利用実験が終了した後も、年度末(平成18年3月) まではブースターを利用する中性子・中間子の共同利用実験が継続されるため、 PS加速器グループの協力のもと電気代を手当できる範囲で、主リングを加速器 スタディーの時期に合わせて8GeVにて運転することは可能となります。従いまし て、内部標的を用いるテストビームを供給できる可能性が考えられます。但し、 実施するとしても以下のような制約があります。 ○運転経費節減のため、主リングは8 GeVで運転します。 ◯現在の試算ですと、最大で66シフト(22日)程度運転できます。  20シフト(1週間)を3回分程度です。この運転時間を実施課題毎に振り分け  る事となります。また、8GeVでの加速器スタディーでの運転に合わせるために、 実施時期は限定されます。 ○8GeVで運転する場合に、加速器の性能等により12GeV運転時に相当する二次粒子 強度は保証されるものではありません。 ○本年12月の共同利用実験終了後、素核研ビームチャンネルグループはJ-PARC建設 に専念します。従って、その後は自力でテスト実験用ビームチャンネルの維持・ 運転が可能なユーザーに限りテスト実験を認めることが素核研執行部で確認され ております。 以上のような制約の下でも2006年の1月〜3月の期間にテスト実験を希望される方は、 実験申請を受け付けます。実施を希望・検討される方は、【12月28日】までに企画 調整担当(家入[下記参照])までご相談ください。 また、主リングを 12GeVで運転した場合と同条件で 8 GeVで運転した場合とに、 T1及びπ2ラインで期待されるビーム強度等を    http://www-ps.kek.jp/kekps/eppc/it/ に掲載してありますので、ご参照下さい。  平成17年12月19日 高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所物理第三研究系    中村健蔵    家入正治(masaharu.ieiri [at] kek.jp, tel:029-864-5638) ===================================