<<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.789:2005年 5月31日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位 CRC事務局 宇宙線研支部 ****************< 天文学会企画セッションのお知らせ >**************** (重複して受け取られる方はご容赦下さい) 次回天文学会秋季年会(10月6日〜8日 札幌コンベンションセンター) にて、企画セッション「軟ガンマ線リピーターとマグネター」を開催 する事になりました。以下にお知らせと一般講演募集のご案内を添付致します。 多くの方々のご応募をお待ちしております。 世話人:寺沢敏夫 (東大理)・河合誠之 (東工大理)・柴崎徳明 (立大理) ************************************************** 2005年日本天文学会秋季年会 企画セッション 「軟ガンマ線リピーターとマグネター」 ************************************************** [趣旨] 2004年の末に、軟ガンマ線リピーター SGR 1806-20 に巨大フレアが発生し、太陽フレアでも観測されたこと のない史上最大強度のガンマ線が Geotailをはじめと する数多くの人工衛星を襲いました。放射源が約 10 kpcの距離にあることを考えると、ガンマ線放射は瞬間 的にクェーサー光度並みの10の47乗erg/sに達したと 推定されます。爆発の後には、電波残光の放射が野 辺山電波干渉計でも記録されました。この巨大フレア では、磁場として中性子星内部に蓄えられていた10の 46乗エルグを超えるエネルギーが1秒足らずの間に解 放されたと考えられています。この驚異的な現象が観 測された機会をとらえ、本企画セッションでは、軟ガン マ線リピーターの観測の報告と、その発生源とされる 超強磁場中性子星「マグネター」の磁気現象や内部に おける相転移の可能性などついて考察を行ないます。 実行委員会より割り当てられたのは2時間半であり、 この時間内に基調講演と一般講演を配置します(講演数、 希望によりポスター講演も考慮します。) 基調講演としては次の3件を予定しています: (1) SGR 全般の観測レビュー(平時の小フレアならび に前2回の巨大フレア)を行い、それと対比して 今回の巨大フレアの特性を明らかにし、観測・ 理論それぞれの課題を浮き彫りにする。 河合誠之(東工大) (2) 巨大フレアのエネルギー源は磁場と考えられるが、 莫大な磁気エネルギーの蓄積および解放が如何に なされたか、中性子星の内部や磁気圏の構造と 関連させながら、レビューする。 柴崎徳明(立大) (3) 巨大フレアの電磁気プラズマ現象としての理論的解釈 磁気fireballモデル、シンクロトロン衝撃波モデルなど、 巨大フレアおよび残光の理論的解釈について GRBの相対論的ジェットモデルと対比しながらレビューする。 井岡邦仁(京大) [ご応募の際の留意点など] ご興味をお持ちの方は奮ってご応募ください。申し込み用 パッケージの取得を http://www.asj.or.jp/nenkai/abs/ からしていただき、予稿を作成願うのは通常通りですが、 送り先(電子投稿のみ)と締め切りが違います。 送り先: sgr [at] eps.s.u-tokyo.ac.jp (投稿専用アドレスとして6/8(水)から受け付けるべく準備中)   添付ファイルでなく本文に埋め込んだプレーンテキストとして お送りください。   また整理の都合上、SUBJは「企画SGR投稿」と書き込んで いただけると幸いです。 締め切り: 6/17(金) 24時 締め切りが通常(6/28)より11日早いことにご注意ください。 これは、世話人にてセッション編成案を作成の後、普通より 数日早く実行委員会宛送らなければならないからです。 追加情報伝達など このメール発送後の追加情報など、あらためてネットに 流すほどでもない場合には http://www-space.eps.s.u-tokyo.ac.jp/PR/050428/index.html に掲載いたします。随時更新いたしますのでご参照ください。 (投稿専用アドレスsgr [at] eps.s.u-tokyo.ac.jpの準備状況も こちらでご覧いただけます。) 予稿原稿に[a.口頭]、[b.口頭+ポスター]、[c.ポスター]の 希望の別を明記いただくのも通常どおりです。ただし、a、b講演 の講演時間は講演数を考慮してプログラム編成時に決定する為、 天文学会の通常セッションと同じになるとは限りません。また、 a、bの区分けについて必ずしもご要望に沿えないこともあります。 予めご了承下さい。投稿いただいた方々にはセッション編成案 を6/24を目処に配信できる見込みです。(投稿時のメールアドレス に配信します。もし別のアドレスへ配信することが必要でしたら、 その旨、明記しておいてください。) なお、a講演については、 「この年会全体で1人1講演に限る」 との普通のルールが適用されることにご注意ください。 (指定された基調講演を除く。) そして、基調講演を含め、全ての 講演に通常通りの登録費が必要となることにご注意ください。 また、天文学会年会実行委員会から「企画セッションでは短い 予稿が目立つが、予稿集紙面の有効利用を徹底せよ」との要請 が来ております。皆様にはその点ご留意の上、予稿を作成いた だくようお願いいたします。 以上。 世話人代表:寺沢敏夫 (東大理) terasawa [at] eps.s.u-tokyo.ac.jp fax: 03-5841-8321 ****************************************************************** ===================================