<<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.736:2005年 2月 3日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位 CRC事務局 宇宙線研支部 *************< 21世紀構想研究会「どうする日本の宇宙開発」 >************* CRC会員の皆様 「どうする日本の宇宙開発」と題した討論会を、第51回21世紀構想研究会に て2月17日(木)に開催致します。私もパネラーの一人として参加します。お忙 しいでしょうがぜひご出席ください。 戎崎(理研) ----------------------------------------------------------------------  スペースシャトル・コロンビア号事故による宇宙ステーション建設の大幅な遅 延、相次ぐ日本のロケット失敗などを契機に日本の宇宙開発は今厳しい批判にさ らされています。「金がかかる宇宙開発などはもう止めてしまえ」という声さえ 聞こえます。 一方で、中国の有人宇宙飛行の成功やロシアの低価格打ち上げサ ービスの発展など、宇宙を巡る環境が大きく変わりつつあります。また、GPSを 用いた商品や気象衛星映像など宇宙インフラストラクチャーの利用が、国民生活 の中に定着し日常化しています。  さて、現在第三期科学技術基本計画の策定が関係省庁で進められており、今こ そ宇宙開発を国家戦略の中にきちんと位置づける議論を始めるタイミングです。  その議論は、輸送手段であるロケットの開発戦略、日本の有人宇宙開発はどう あるべきか、特に日本が膨大な投資をしてきた宇宙ステーションの利用法とその 再定義、米国が推進する月・火星探査へ日本はどう参加すべきか、貴重な資源で ある静止軌道の利用法とその軌道環境の保全や安全の確保、台頭するアジア諸国 との国際協力などを含む総合的なものでなければなりません。  有志の間では、太陽発電プラントや宇宙組み立て基地などの興味深い提案がな されています。  今回の討論会では、その議論のきっかけを作りたいと思います。       記  日時 2月17日(木)午後6時ー8時30分  会場 日比谷・プレスセンタービル9階会議室  演題 「どうする日本の宇宙開発」     主題講演:青木節子・慶應義塾大学教授     主張提言:戎崎俊一・理化学研究所・計算宇宙物理研究室主任研究員      同  :柴藤洋二・宇宙航空研究開発機構(JAXA)技術参与     コーディネーター:馬場錬成(21世紀構想研究会理事長)   参加をお待ちしております。参加はどなたでも自由です。ただし、人数の確 認のため、21世紀構想研究会事務局 kosoken [at] kosoken.org まであらかじめお申し込みください。食事が必要な方はその旨ご連絡ください。 お弁当、コーヒーつきで2000円です。 NPO21世紀構想研究会は、知的基盤の強固な研究現場と産業振興の技術革新を実 現して、真の科学技術創造立国を確立するため、適宜、研究テーマを掲げて討論 しています。その成果を社会に訴えて啓蒙をはかりながら、国の政策にも結びつ くように活動しています。その活動に関しては下記 http://www.kosoken.org/ をご参照ください。 ===================================