<<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.725:2005年 1月11日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> *******************************< 会 報 >******************************* CRC会員各位    2005年 1月 11日    CRC実行委員長 鳥居 祥二    CRC事務局 東京工業大学 荻尾 彰一    sogio [at] cr.phys.titech.ac.jp   平成16年度第2回CRC実行委員会の議事要録をお送りします。 ---------------------------------------------------------------------------- *************< 平成16年度 第2回 CRC実行委員会議事要録 >************* 日 時:2004年9月28日  17:15−18:30 場 所:高知大学物理学会SF会場 出席者:(順不同、敬称略)鳥居祥二(委員長)、梶野文義、坂田通徳、村木 綏、     西嶋恭司、神田展行、福島正己、柴田槇雄、戎崎俊一(以上、実行委員)、     林田直明、荻尾彰一(以上、事務局) (1)議題説明(鳥居) (2)事務局報告(林田)          (他の諸報告は書面のものを総会議事要録の最後に掲載) ● CRC活動     (1) 7月03日  ; 2004年度第1回CRC実行委員会     (2) 7月05日  ; 会費お知らせ便郵送     (3) 7月14日  ; 第5回(2004年度)宇宙線物理学奨励賞受賞候補者の募集     (4) 随 時   ; CRC News 配信 (資料1参照) ● 入会希望者 ○ 高柳 昌弘 (たかやなぎ まさひろ)(宇宙航空研 副主任研究員)  推薦者:槙野文命、鳥居祥二 (研究歴):1983-87年度東京大学大学院にて、深海底堆積物中の希ガスの存在度、 同位体比の研究を行い、特にヘリウムの同位体異常が観測されることを 発見、この異常が宇宙線のインプランテーション等による圏外物質の存 在により説明できること発表して、理学博士を取得(主査、山越教授、 宇宙線研)。富士通株式会社、宇宙開発事業団をへて、2003年10月より 現職。2001年よりJSF地上公募研究「高エネルギー 電子・ガンマ線観測 装置(CALET)」の研究に参加し、CALETのISS/JEMにおけるシステムインタ ーフェースを中心に研究を行い、このテーマで宇宙線国際会議、物理学 会等で数回の発表がある。 ○ 佐川 宏行 (さがわ ひろゆき) (宇宙線研TA 助教授) 推薦者:福島正己、林田直明 (研究歴):1985年4月に高エネルギー物理学研究所(KEK)に所属した。トリスタン 加速器実験に参加し、ハドロン生成反応においてトップクォーク探索、 電弱相互作用および強い相互作用の研究を行った。その後KEKB加速器に よるBファクトリー実験を行い、B中間子におけるCP非保存の発見をした。 2004年2月に宇宙線研究所に異動し、テレスコープアレイ実験の建設に 参加している。 ○ 玉川 徹 (たまがわ とおる) (理化学研究所 研究員) 推薦者:森 正樹、河内明子 (研究歴):東大理博。2000年10月から理研。この間の研究テーマは、 A. HETE-2の打ち上げ当初から、X線検出器の較正、データ解析、衛星の 運用体制の構築を行ない、ガンマ線バーストが超新星爆発と関連して いる証拠を発見した。また、X線が優勢なバーストが数多く存在する ことを明らかにした。 B. ガンマ線バーストの発生機構解明のために、全天の1/10の広視野を 観測する自動望遠鏡を開発し、明野観測所に設置して運用している。 C. 50umの位置分解能のガス電子増幅(GEM)フォイルを開発した。 入射X線の偏光を測定して、X線天体の磁場構造などの解明を目指す。 ○ 関谷 洋之 (せきや ひろゆき) (京大理 リサーチフェロー(PD)) 推薦者:谷森 達、身内賢太朗 (研究歴):1998-1999 二重ベータ崩壊探索用CdZnTe検出器の開発 1999-2003 極低温検出器を用いた暗黒物質探索実験 2002- 有機単結晶を利用した方向に感度をもつ暗黒物質探索 2004- 微細加工技術を用いたマイクロピクセルガス検出器を用いた TPC,ガンマ線カメラの開発およびガンマ線天文学、暗黒物質 探索、医学への応用 以上の4名の方の研究歴等が紹介され、審議した結果、4名の入会が承認された。 ● 退会申し出 ○ 昭和 信孝 ( 茨城大 ) 退会が了承された。 ----------------------------------------------------------------- ● (資料1)「CRC News」メール配信 ( 7月02日以降 13件) ○ 委員会報告;1件    9月13日、平成16年度第1回CRC実行委員会議事要録 ○ 公募案内 ;4件    7月06日、東京大学21世紀COE研究員公募    7月28日、大阪市立大学大学院理学研究科数物系専攻講師公募    9月01日、千葉大学理学部物理学科助手公募    9月24日、東京大学宇宙線研究所教員公募 ○ 研究会案内;3件    7月02日、第3回坂田・早川記念レクチャー講演者推薦のお願い    9月10日、宇宙線将来計画シンポジウムのお知らせ    9月17日、シンポジウム「物質の創生と発展」開催のお知らせ ○ その他 ;5件    7月02日、日本物理学会宇宙線分科と講演プログラムのWebページ    7月14日、第5回(2004年度)宇宙線物理学奨励賞 受賞候補者募集    7月28日、宇宙線研共同利用査定一覧    9月06日、只今、宇宙線物理学奨励賞 受賞候補者募集中    9月14日、CRC総会・宇宙線分科全体懇談会の案内 ------------------------------------------------------------------- (3)宇宙線奨励賞 選考委員会(敬称略)    委員長:湯田利典氏 ほか5名の委員を承認。    9月末 締め切り、10−11月審査、11月末決定 賞金10万円                             (2名以上人数割り) (4)物理学会の領域化    2005年3月より領域化される       「宇宙線」分科⇒「宇宙線・宇宙物理」領域    領域代表:森正樹氏(ICRR)    領域副代表(次期代表)には杉山直氏(国立天文台)を推薦した。                         (前回の実行委員会で)    領域運営委員(翌日の宇宙線分科会全体懇談会で承認予定)      (以下敬称略)      CRC:神田、戎崎、西嶋      理論懇:長澤倫康(神奈川大理)、白水徹也(東工大理)      高宇連:満田和久(JAXA)    (確認事項、役割等)      領域代表も委員となる。副代表はオブザーバーとして参加。      領域代表、副代表を推薦する。      シンポジウム、招待講演の企画(確認)    次期世話人      河内明子 2003年11月—2004年10月      長澤倫康 2004年5月−2005年4月      さこ隆志 2004年11月—2005年10月      白水徹也 2005年5月−2006年4月 (5)シンポジウム    募集要項は配布されている      追加公演を認めるか、Rapportaur Talkをやるか、誰に依頼するか、      などは、委員間で後日メールで議論して決めることとし、総会では      継続審議として扱う。    シンポジウムの報告書(集録)を出す。「英語で出版するのはどうか」 との提案が村木委員からあり、この方針で検討を行う事とする。 (6)「次世代天文学」シンポジウムの共催について      共催依頼 ⇒承認された。(翌日の総会で承認を得る)      SOCにCRCからも以下の方々を推薦するすることとした。           ⇒西嶋恭司氏、吉田滋氏(千葉大) (7)CRC規約改正について    「実行委員は2年任期とすべきでは」との提案に対し、現状どおり1年と 決定した (8)総会(翌日)の議長依頼    梶野委員を選出した (9)総会議事運営の確認     議長選出、報告、議題(領域化関連、シンポジウム、「次世代天文学」共催 について) (10)世界物理年に向けての取り組みに関連する話題 (11)重力波研究推進に関する3機関合意書が配られ確認した。 *************************************************************************** 以上 ===================================