<<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.665:2004年 6月10日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> *******************************< 会 報 >******************************* CRC会員 各位 2004年 6月 10日 CRC実行委員長 鳥居 祥二 CRC事務局 宇都宮大学 堀田 直己 hotta [at] utsunomiya-u.ac.jp 「2003年度第2回 CRC総会 議事要録」を送付致します。 是非ご一読ください。 ****************< 2003年度第2回 CRC総会 議事要録 >**************** 日 時: 2004年3月29日、17時35分〜19時35分 場 所: 日本物理学会(九州大学)ZE会場 出席者:(敬称略 50音順)     浅岡陽一,安楽和明,伊藤千枝,伊藤好孝,内堀幸夫,内村忠久,榎本良治,     戎崎俊一,大西宗博,大沼宙系,大橋正健,大林由尚,小澤俊介,笠原克昌,     梶田隆章,梶野文義,片桐秀明,片寄祐作,金行健治,亀田 純,川上三郎,     川崎賀也,川田和正,河内明子,神田展行,櫛田淳子,窪 秀利,黒田和明,     小汐由介,小島浩司,榊 直人,坂田通徳,さこ隆志,佐治超爾,塩見昌司,     柴田槇雄,杉山 直,鈴木洋一郎,高橋竜太郎,瀧田正人,竹内康雄,     竹田成宏,立岩信明,辰巳大輔,田中秀樹,谷森 達,千川道幸,土屋兼一,     寺沢敏夫,寺田聡一,鳥居祥二,中村正吾,中山祥英,永野元彦,永吉 勉,     難波俊雄,西嶋恭司,西澤正己,服部敬裕,早河秀章,林田直明,     日比野欣也,福家英之,福島正己,福田善之,堀田直己,増田公明,     松原 豊,身内賢太朗,三浦 真,三代木伸二,宗像一起,村木 綏,     森 正樹,森山茂栄,安野志津子,湯田利典,吉田龍生,吉田 滋,渡邉恭子     (以上80名) [目次] (1)議長選出 −−−−−<報告等>−−−−−− (2)宇宙線物理学奨励賞受賞者報告(坂田)     受賞式 (3)CRC事務局報告 (a) 訃報 (b) CRC活動報告    (c) 会計報告,監査報告   (d) CRC選挙日程 (4) 入会者,退会者 (5)諸報告 (a) 東大宇宙線研報告(鈴木,吉村代理)  (b) 宇宙線研究所共同利用実施専門委員会報告(梶野)  (c) 物研連報告(鳥居)  (d) IUPAP 報告(村木)    (e) 日米合同物理学会(2006年9月)(村木)  (f) KEK 報告 (谷森)  (g) 阪大 RCNP 報告 (川上,梶野)    (h) 名大STE研 報告(村木)  (i)JAXA 報告(鳥居)  (j) 実行委員会報告(鳥居)    (k) 物理学会報告(森正樹)    (l) 重力波計画LCGTについて(黒田) (m) TA現状報告(福島)    (n) カンガルーについて(森正樹)    (o) その他  −−−−−<議事等>−−−−−−  (a) 物理学会宇宙線分科の領域化      分科(領域)代表,領域運営委員 承認  (b) 次期事務局 承認   (c) 独立行政法人化と共同利用研究所のあり方 (d) 宇宙線将来計画(含むシンポ) (e) その他 ==================================================================== (1)議長選出 --------------------------------------------------------------------   実行委員会からの推薦で、瀧田正人氏にお願いした。 −−−−−<報告等>−−−−−− (2)宇宙線物理学奨励賞受賞者報告(坂田) -------------------< 第4回宇宙線物理学奨励賞受賞式 >------------------- 下記の2名の方が、第4回(2003年度)宇宙線物理学奨励賞 受賞者に決まった。  ◯ 伊藤 千枝 氏:(茨城県立医療大学 助手)   対象論文題名:  Study of TeV gamma-ray emission from the nearby starburst galaxy NGC253. (博士論文)  ◯ 内山 泰伸 氏:(エール大学)   対象論文題名: Study of Non-thermal X-ray Emission Produced by Sub-relativistic and Ultra-relativistic Particles in Supernova Remnants.(博士論文) 坂田通徳 審査委員長から受賞理由が発表され、御二人の受賞式が行われた。 (3)CRC事務局報告 -------------------------------------------------------------------- ● < CRC事務局 報告 > (前回総会以降)(林田) (a) 訃報;   ◇ 神奈川大学名誉教授 平良 俊雄 様が、9月21日 御逝去されました。   ◇ 名古屋女子大学の 藤本 和彦 教授が、1月5日 御逝去されました。   ◇ CRC会員の 北村 正亟 様が、1月14日に 御逝去されました。     謹んで、御冥福をお祈り致します。 (b) CRC活動   (1) 9月10日 ; 平成15年度第3回CRC実行委員会   (2) 9月11日 ; 平成15年度第1回CRC総会   (3) 9月26日 ; 連絡誌 速報-15号 発行郵送   (4) 9月30日 ; 会費お知らせ便郵送   (5)11月29日 ; 第4回宇宙線物理学奨励賞受賞者選考委員会   (6)12月08日 ; 会費お知らせ便郵送   (7) 1月16日 ; 連絡誌 速報-16号 発行郵送   (8) 3月19日 ; 連絡誌 No.285、速報17号 発行郵送   (9) 3月19日 ; 平成16年度CRC選挙公示   (10) 随 時  ; CRC News 配信 (資料1参照) (c) 平成15年度 CRC会計収支報告・会計監査報告         (平成16年3月26日現在、会計:宇宙線研 林田直明)   収入;       前年度繰越 189,077 円       現金会費 112,000       口座振込会費 523,110       預金利息 10       -------------------------------------------------       収入合計 824,197 円     支出;       連絡誌 印刷郵送費 308,313 円       実行委員会旅費 (第1回) 10,465       奨励賞選考委員会 旅費 66,810       奨励賞賞金 100,000       事務経費(作業補助、郵送、用紙等) 115,776       --------------------------------------------------       支出合計 601,364 円   収支残高 222,833 円   ================================================================   上記の通り、適正に処理されていることを認めます。                        平成16年3月28日      会計監査 松原 豊 (名古屋大STE研) 内堀 幸夫 (放医研)         -----------------------  ------------------   (d) CRC選挙日程    (1) 3月19日(土) ; 公示、投票用紙郵送、メール配信    (2) 3月22日(月) ; 推薦公募要領メール配信    (3) 4月 8日(木) ; 推薦締切    (4) 4月12日(月) ; 投票締切(郵送;当日消印有効、メール;当日深夜24:00)    (5)  随 時   ; 投票推薦呼びかけメール配信 -------------------------------------------------------------------- (4) 入会者,退会者 以下の10名の方々が、新入会員として、実行委員会で承認されたことが報告   され、紹介された。  ◯ 服部 敬裕 (はっとり たかひろ)(東海大理 D2) 推薦者:西嶋恭司、櫛田淳子      (研究歴):過去3年間、カンガルーチームの一員として、活動銀河核や      銀河団からの超高エネルギーガンマ線の探索に力を入れてきており、そ      の成果は国際会議、国際シンポジウム、日本物理学会で発表している。      一方、トリガーモジュールのテスト・改良などDAQでの貢献も大きい。  ◯ 大沼 宙系 (おおぬま ひろつぐ)(埼玉大理 D1) 推薦者:水谷興平、瀧田正人      (研究歴):過去2年間、チベットASガンマグループに属し、チベット      空気シャワー観測装置の維持、運転、データ解析に携わってきた。      2003年秋の物理学会でガンマ線バーストに同期する TeV領域のバースト      現象を探索して報告した。2004年春の物理学会でも、同様の解析の進捗      状況を報告する。今後も、これまでと同様に研究を続ける予定である。  ◯ 宮本 寛子 (みやもと ひろこ)(千葉大理 D1) 推薦者:吉田滋、福島正己      (研究歴):過去2年間 IceCube 実験に所属し、主としてPMT callibration      に携わってきた。10インチ口径PMT及びそのベース回路の開発、Collection      Efficiency のキャリブレーション装置の開発、データ解析を担当してきた。      日本物理学会、国際シンポジウムその成果を発表している。今後は、PMTの      絶対更正、及び超高エネルギーニュートリノデータ解析手法の開発に携わり      、IceCube-AMANDA の最初のデータで博士論文を書く予定である。  ◯ 渡部 至緒 (わたなべ しお)(京大理 D2) 推薦者:谷森 達、 窪 秀利      (研究歴):修士1年よりCANGAROOグループに参加、ADCシステムの製作、      調整を担当、さらにRCW86の解析を行ない現在にいたる。経験年数3年  ◯ 西田 大輔 (にしだ だいすけ)(京大理 D2) 推薦者:谷森 達、 窪 秀利      (研究歴):研究歴: 修士1年よりCANGAROOグループに参加、オンライン      製作、調整を担当、さらにステレオ観測用のソフト開発、解析を行ない      現在にいたる。経験年数3年  ◯ 高田 淳史 (たかだ あつし)(京大理 D1) 推薦者:谷森 達、身内賢太朗      (研究歴):究歴: 2002〜2004年 京大理で、微細加工技術を用いたマイク      ロピクセルガス検出器を用いたガンマ線カメラの開発。      修士論文: μ-PICを用いた MeVガンマ線イメージングカメラの開発  ◯ 竹田 敦 (たけだ あつし)(京大理 学振研究員PD) 推薦者:谷森 達、身内賢太朗      (研究歴):1998〜2003年:東大理で、極低温検出器を用いた暗黒物質探索      実験。博士論文: "Dark Matter Search Experiment with NaF Bolometer"      2003年〜:京大理で、微細加工技術を用いたマイクロピクセルガス検出器      及び、マイクロTPCの開発。  ◯ 岡田 葉子 (おかだ ようこ)(京大理 D1) 推薦者:谷森 達、 窪 秀利      (研究歴):2001〜2003年:奈良女子大学大学院修士課程で、KEKのBELLE      実験に参加。カロリメータの開発、      および B^{±}→ J/Ψ ρ^{±}過程の解析を行なう。      2003年10月より京都大学理学研究科 研究生としてガンマ線検出器の      CsI結晶の基礎研究に従事。研究歴 2年半。  ◯ 難波 俊雄 (なんば としお)(東大理 研究員) 推薦者:中畑 雅行、竹内 康雄      (研究歴):H7/4〜H13/3:東大理蓑輪研で、アクシオン検出実験をおこなっ      てきた。また、H13/4〜:宇宙線研神岡で、スーパーカミオカンデ実験、      XMASS実験に参加し、主として超新星ニュートリノの探索や暗黒物質      の探索の研究を行って来ている。これらの成果は、学会や国際会議等で      何度も発表を行っている。  ◯ 株木 重人 (かぶき しげと)(宇宙線研 D3) 推薦者:森 正樹、榎本 良治      (研究歴):修士1年よりCANGAROO実験に参加している。この実験の中で、      特に2台目望遠鏡のカメラの開発、製作、性能評価を行ってきた。      また、観測データを較正するソフトを開発した。現在は超新星残骸      からの観測データを解析し研究している。物理学会で2回発表。  退会者  ◯ 中本 淳 (元立教大学)  ◯ 河島 信樹 (近畿大学)  ◯ 水島賢太郎 (神戸女子短大)  ◯ 佐々木 宏 (高知大学)  ◯ 鈴木 厚人 (東北大学)  ◯ 戎  健男 (神戸大学)  ◯ 太田 正臣 (元近畿大学)  ◯ 高野 元信 (理研) ========================================================================== (5)諸報告 ------------------------------------------------------------------------- (a) 東大宇宙線研報告(鈴木,吉村所長代理) 1)人事、組織関係 ○テレスコープアレイ: 助教授 佐川宏行氏 (2月1日着任)             助手 竹田成宏氏 (2月1日着任) ○理論:        教授  川崎雅裕氏 (5月1日着任予定) ○カンガルー:     助教授 吉越貴紀氏 (5月1日着任予定) ○神岡施設:      助手  亀田純氏  (4月1日着任予定) ○4月着任の研究所研究員:小澤俊介氏、土屋兼一氏、瀬波大土氏、満田踏史織氏、         有働慈治氏、得能久生氏、佐藤博紀氏を内定した。         (その後、佐藤氏が辞退) ○次期所長:      鈴木洋一郎が内定:(任期は4月1日から2年間) ○東京大学総長裁量定員として、神岡施設に、6年時限の物質起源研究分野に 助教授1名が配置された。現在公募中(締め切り:5月7日) ○研究部、部門の再編:     従来の部門、研究部を廃止し、3研究部門(高エネルギー宇宙線研究部門、     宇宙ニュートリノ研究部門、宇宙基礎物理研究部門)を設置。施設、センター     等は現状を維持         乗鞍観測所(高エネルギー宇宙線研究部門)         明野観測所(高エネルギー宇宙線研究部門)         高エネルギー宇宙線研究部門             AGASA/TA、カンガルー、チベット等         神岡宇宙素粒子研究施設(宇宙ニュートリノ研究部門)         宇宙ニュートリノ観測情報融合センター(宇宙ニュートリノ研究部門)         宇宙基礎物理学研究部門             GW、SDSS、理論等     4月1日の研究教育評議会で承認されれぱ、この体制に移る。 ○各研究部門の主任:     高エネルギー宇宙線研究部門: 森     宇宙ニュートリノ研究部門 : 中畑     宇宙基礎物理研究部門   : 福来     施設長、センター長等は留任     乗鞍:瀧田、 明野:福島、 神岡:鈴木、 融合センター:梶田 ○部門主任と施設長等の任期は所長任期に合わせ、4月1日から2年間とした。 ○法人化後の東京大学基本組織規則により、研究所に副所長1名置けることになった。     黒田教授が任に当たる。(任期は2年間、部局長発令。) ○法人化後も現在の共同利用運営委員は継続し、平成15年9月から2年の任期であるこ     とを確認した。 ○法人化に伴う諾規則の整備:     宇宙線研究所規則、協議会規則、共同利用運営委員会規定の3規則は、     他部局の規則とともに、法人化後の研究教育評議会に諮られる予定。 2)予算関連 ○東大本部に平成17年度の概算要求事項を提出した。学内総長裁量による財政支援に対  する要求も含んでいる。仕分けは大学委員会での審査を経て、総長室が行う。 ○部局長ヒアリングは従来どおり4月に行われる。 ○平成17年度の東大の学内予算配分に関連して、共同利用研究経費を効率化係数の対象  としないように、学内4共同利用研所長が総長室に要望した。平成16年度に関しては、  概ね平成15年度実績に基づく配分が行われる見通しである。 ○基礎学術研究の推進、大型基礎研究費の確保などについて検討、提言を行いえる、7大  学研究体制協議会(仮称)を7大学副学長会議のもとに設置するように、学内附置研とし  て総長室に働きかけた。その後、4月にこの協議会が発足する見通しとなった。 ==========================================================================  (b) 宇宙線研究所共同利用実施専門委員会報告(梶野) --------------------------------------------------------------------------  平成15年度第1回宇宙線研究所共同利用実施専門委員会(平成15年10月14日),  平成15年度第2回宇宙線研究所共同利用実施専門委員会(平成15年11月8日),  平成15年度共同利用研究成果発表研究会(平成15年12月19,20日)の報告が行われた. ○平成15年度第1回宇宙線研究所共同利用実施専門委員会議事録  2003年10月14日(火) 15時〜18時   於宇宙線研六階テレビ会議室  出席委員:梶野(甲南大)、松原(名古屋大STE研)、堀田(宇都宮大)       滝田、森、大橋、金行、伊藤(東大宇宙線研)  オブザーバ:福島(東大宇宙線研) 1)実施専門委員と委員長選出について    CRC選挙結果を受けて宇宙線研所長一任の形で12人の委員メンバーと梶野   委員長が選定され、実施専門委員会はこれを了解した。    実施専門委員の任期は第1回共運委開催後の9月16日からではないか、との   疑問が松原氏より出された。規則がどうなっているか伊藤が資料を調べて次回報   告する。 2)研究部、施設報告 ・神岡グループ(伊藤)    SKは02年12月に満水、データ取得の本格的再開。K2Kビームも再開し、   順調にデータ取得を続けている。現在検出器の更正と解析プログラムのチューニ   ングを行っている。K2K実験に関しては、再開後のニュートリノイベント数の   減少度がSK事故前とコンシステントであることを確認した。   XMASS実験は100kg検出器でのテストを重ねている。検出器の中心数kg   を使った暗黒物質探索にむけ準備中。東大箕輪研の共同利用実験はボロメーター   実験をいったん休止し、反跳粒子の方向検出可能なプラスチックシンチレーター   を用いた実験を開始した。 ・重力波(大橋)    神岡鉱山に100mの新トンネルが完成し、現行20m干渉計からそちらへ移   行する。現在地球物理研究用のレーザー干渉系による地球振動の観測がすでにス   タートしており、地震による地球コア振動のモード発見が期待される。    H17にLCGTの概算要求を予定している。2005年建設開始の予定。   柏地下微弱放射能測定設備(櫻井(山形大)・代読伊藤)   検出器更正のためガンマ線源(9核種混合MX421、Na22、Cs137、   Eu152/404)を購入した。環境モニターに気圧計を追加し、常時モニタ   ーしている。Ge検出器は現在3台が稼働中であるが、1台性能劣化、もう一台   の液体窒素消費が増加している。リーダーシップ経費で更新を申請中。研究とし   ては南極宇宙塵や黄砂の連続観測、南極オーロラ共役点での宇宙線生成核種の日   変動観測を行っている。 ・乗鞍観測施設(瀧田)    例年とおりの共同利用研究を行っている。新たに施設利用として、神奈川大に   よるプラスチックシートの対候性試験、地震研の地面振動(重力波)検出のため   の精密気圧計の設置を認めた。来年も継続するなら共同利用研究申請を提出する   よう伝えた。冬季無人化計画は来年冬開始をめどに進んでいる。信州大との間に   無線LANを設置し、外部へのネットワークを整備した。   9月に乗鞍観測所50周年記念祝賀会を行った。 ・明野観測所(福島)    AGASAは順調に運転しているが、TA建設を受けて今年暮れには運用を停   止する。検出器は回収してユタに移設する予定だが、予算措置が問題であり、撤   収移設に2〜3年かかる可能性がある。ミューオンハウス、1km2アレイは運   用を続けている。AGASAの明野ブランチ10〜20台は残しておくという意   見もあるが未だ決まっていない。 新規の共同利用として、本館地下とミューオ   ンハウスでのプロポーショナルカウンターによる日変化測定(大阪市大・川上氏   )、またME1の屋根にGRB用テレスコープ設置(東工大・河合氏)がある。   後者は共運委で特例として年度途中の設置を認めたが、来年度からは共同利用申   請を出してもらうことになっている。 3)次回への持ち越し等 ・研究所報告の残り ・所長報告、カンガルー、チベット、TA、SDSS,理論からの報告をすることが   できず次回持ち越し。 ・共同利用成果発表会日程、プログラム   日程は12月前半をターゲットにメールで実施専門委員に聞いて速やかに決定し   、スピーカーの確保を図る。プログラム案は伊藤が作成し、メールで閲覧した後   、次回実施専門委員会で承認とする。 ・共同利用アクティビティ資料   梶野委員長より、共同利用の予算、人員などをまとめた資料をつくり公開できる   ように準備してはどうかとの意見があった。伊藤が次回実施委員会までに作成す   る。                              以上 文責 伊藤 ○平成15年度第2回宇宙線研究所共同利用実施専門委員会議事録  日時 2003年11月8日 14時ー17時  於 宇宙線研究所6階大会議室  出席者:梶野(甲南大)、桜井(山形大)、川上(大阪市大)、鳥居(神奈川大)、      堀田(宇都宮大)、村木(名古屋大)、宗像(信州大)、柴田(横浜国大)、      森(ICRR)、伊藤(ICRR)、久野(ICRR)、金行(ICRR)、      大橋(ICRR)、滝田(ICRR)  オブザーバー:吉村(ICRR)、福島(ICRR) 1)報告 1)−1 所長報告 (ICRR 吉村) *宇宙線研人事結果について報告。森教授、森山助教授、安田助教授、着任。  21世紀COE研究員として、竹田(TA)、難波(神岡)着任。  昨日、TA助教授および助手公募、所長候補推薦を締め切った。次回共運委で審議。 *9月20日、乗鞍観測所50周年記念式典が鈴蘭で開催、130名で盛会。  10月2日、小柴先生ノーベル賞受賞記念講演が柏で開催。  文科省、遠藤高等局長が柏キャンパス視察 *法人化に関連して、大学の運営交付金が裁量経費にされる動きがでている。  そうなると年度あたり2%カットがありうる。  平成16年度概算要求案で付置研は0査定。SK復旧は継続として扱い。 *総合科学技術会議でJPARCニュートリノビームラインがC判定。  JPARC計画全体を含めて再評価をする委員会が発足。 *文科省の機関連携事業、今年度は準備不足で見送る。17年度以降にやりたい旨。 1)−2 TA報告 (ICRR 福島) *TAの建設体制は、地表検出器を大阪市大と千葉大が、望遠鏡を東工大とICRR  で分担。 *2週間前にアメリカで打ち合わせを行った。同時にサイト調査を行った。米側の主  な興味は10の18乗の成分観測をステレオ蛍光観測とハイブリッドで行うことに  ある。地表検出器には高密度化が必要で、AGASAを移設してINFILLとし  て使うことを検討している。TAに対する米側の貢献は、土地の借用と使用料の負担  、アクセス道路の整備と望遠鏡格納庫のコンクリート基礎製作などである。他に長  距離通信ネットワークと大気透明度観測にも貢献を検討している。望遠鏡サイトの  使用許可は完了した。地表検出器サイト(約600箇所)の大半は米国連邦政府の  管理地で、使用許可に1〜1.5年かかると予想される。 *現地での検出器設置は、かなりの作業量となることが予想される。サイト内の自然  保護の問題、牛の害をどうよけるか、高圧線による電波障害の可能性などを一歩一  歩理解し解決して行くつもりである。 近隣の火力発電所の煙は、煙が通常はサイ  トと反対方向に流れるため、大きな問題ではないと考えている。 *今後の予定。  最初の建物と望遠鏡2基を来年の秋、最初の地表試験アレイ(20〜30台)を、  来年度はじめにテストする予定。 *(Q)建設シフトの拠点は?  (A)近くのデルタという町である。ユタ大がオフィスを借り上げて研究の基地と     して整備しようとしている。  (Q)セキュリティー対策をどうするか。  (A)牛対策は検出器を低くする。ハイウエイからは発見されないように離す。     盗難やバンダリズムを防ぐために地元の人の理解を得る活動が重要である。    1)−3 カンガルー報告(森) *3号機、4号機の稼動開始 *今年の成果。SN1987Aの上限値がでた。  PSR1706、SN1006の結果がTHESISとなる。  PSR1259−63/SS2833の結果が投稿中。  銀河中心からのEXCESSの存在。 *カンガルーの今後。COEから特別推進に変わったため延長がない。  16年度以降の運転予算をどうするか問題。 *スーパーカンガルー計画。10GeV領域に焦点。  30mφ、10度の広視野、ステレオ、0.1度分解能。 *エネルギー閾値を下げるなら高所にもっていった方がかんたんではないか、  との意見。 *(Q)閾値をさげることにどうのような意味があるのか?     ソースコンフュージョンが起こるのはないか *(Q)閾値を下げることの物理として意味は  (A)Zの大きいところをみれるようになる 1−4)チベット(瀧田) *ICRCで10個の発表。コンプトンゲッティング効果、  一次陽子線10の16乗までのスペクトラム。 *全天サーベイの結果、Crab、Mrk421以外に明るい天体はなかった。 *37000m2の外側にアンタイカウンターを建設中。 *特定領域が終わるので、来年度科研費を申請中。 *次期として陽子のKnee〜100TeV、鉄にバイアスを掛ける検出器を置く。 *(Q)アルゴとの競合はしないか  (A)放電で動いていないらしい。競合ではなく、むしろ稼動して協力が望ましい。 *(Q)中国とのコラボレーションの現状は?  (A)バースト検出器に中国側が興味。科学院と協議との旨 1−5)理論(久野) *ダークマター、SUSY、熱浴中のトンネル効果の時間発展の研究、4月以降  4本投稿。 *ダークマターのγへ対消滅の計算を行っている。  電子陽電子ペアも計算してほしいとの要望。 1−6)共同利用実施専門委員会の規約の確認(伊藤) *前回の実施専門委員会で、委員長選出の方法と任期の開始時期について質問があり  、伊藤が規約を確認した。 *所長により委員長は任命される。  委員会の発足時期は規約に明記がないが、4月1日からが通例である。任期2年。 *4月1日から発足できるよう、CRC選挙を前年度末までに行い、共運委が任命す  るようにすればよい。 *以前は4月1日づけで辞令を書面でもらっていた。もらえるようにしたい。 *今年度は法人化のため自動的に3月31日でリセットされる。 2 議事 2)−1 共同利用研究成果発表会のプログラムについて *伊藤の作成したプログラム原案をもとに、最終案が決定された。 *共同利用により研究会のための予算をもらった人には、ICRRニュースに研究会  報告をかいてもらうようにする、との提案がなされた。 ○ 平成15年度共同利用研究成果発表研究会プログラム 日付:  平成15年12月19日(金)、20日(土) 場所:  東京大学宇宙線研究所 柏 6階大セミナー室 時間 タイトル 講演者   ============ 12月19日 ============ 13:00--13:02 開会の言葉 梶野文義(甲南大理工) 13:02--13:05 所長挨拶 吉村太彦(東大宇宙線研) 神岡関連 13:05--13:35 Super-Kamiokande IIの現状     奥村公宏(東大宇宙線研) 13:35--13:55 暗黒物質の探索   清水雄輝(東大理) 13:55--14:15 Xmass実験   小汐由介(東大宇宙線研) 重力波 14:15--14:30 LCGT計画について      黒田和明(東大宇宙線研) 14:30--14:45 CLIO計画について       大橋正健(東大宇宙線研) 14:45--15:00 神岡100mトンネルの弾性波探査の結果と広帯域地震計の記録例                          赤松純平(京大防災研) 15:00--15:15 100mレーザー伸縮計の概要と観測記録の解析結果                          新谷昌人(東大地震研) Coffee Break (15:15-15:35) 空気shower 15:35--16:00 AGASAと関連研究の総合報告      竹田成宏(東大宇宙線研) 16:00--16:30 TA開発研究の総合報告   桜井信之(東大宇宙線研) 16:30--17:00 ASHRA計画 浅岡陽一(東大宇宙線研) 17:00--17:20 超広角屈折光学系を用いた高エネルギー宇宙線観測試験                       戎崎俊一 (理研) 18::00-- 懇親会 (柏キャンパス食堂) ============ 12月20日 ============ 宇宙物質 9:00--9:20 微小宇宙物質の高感度元素定量法の確立  福岡孝昭(立正大地球環境) 9:20--9:35 奄美大島赤尾木湾周辺地形及び特異試料の衝突成因説の検証 田澤雄二(京都大理) 9:35--9:50 地下実験室の環境連続計測    大橋英雄(東京海洋大) 9:50--10:10 Be7, Na22などによる宇宙線強度時間変化の検出 古木年輪の放射性炭素測定による古代宇宙線強度変動の研究 櫻井敬久(山形大理) Coffee break(10:10-10:30) 環境 10:30--10:50 乗鞍岳における大気中エアロゾルの除去機構の研究                            鈴木款(静岡大理) 10:50--11:10 乗鞍岳におけるオゾン・水蒸気をトレーサーにした 成層圏/対流圏物質輸送と大気中エアロゾルに関する研究            岩坂泰信(名大環境) 11:10--11:25 高山植物の生理生態的機能と環境形成作用 丸田恵美子(東邦大理) 海外 11:25--11:45 ボリビア空気シャワー共同実験(BASJE)   垣本史雄(東工大理) 11:45--12:00 チャカルタヤ山宇宙線共同実験    玉田雅宣(青山学院理工) 12:00--12:15 チャカルタヤ山における国際共同空気シャワー実験 本田建(山梨大工) Lunch break (12:15-13:20) 太陽、モジュレーション 13:20--13:40 新方式による太陽中性子の観測    村木やすし(名大STE研) 13:40--14:00 乗鞍岳における空気シャワーの連続観測および ミューオン強度の高精度測定   安野志津子(淑徳大) 14:00--14:20 乗鞍岳に於けるミューオンの精密観測   宗像一起 (信州大理) 14:20--14:40 大型ミューオンテレスコープによる銀河宇宙線強度の観測       川上三郎(大阪市大理) Coffee break (14:40-15:00) ガンマ線、一次電子線 15:00--15:15 宇宙線ガンマ線の起源となる粒子加速の理論的研究                   和田智秀(山形大理工) 15:15--15:35 チベット高原での高エネルギー宇宙線の研究 瀧田正人(東大宇宙線研) 15:35--16:05 カンガルー実験          郡司修一(山形大理) 16:05--16:25 気球による高エネルギー電子、ガンマ線観測 鳥居祥二(神奈川大工) 全体討論 16:25--16:45 討論 16:45--16:50 閉会の辞 梶野文義(甲南大理工) ==========================================================================   (c) 物研連報告(鳥居) -------------------------------------------------------------------------- 第19期物理学研究連絡委員会、原子核物理専門委員会 報告  (文責 鳥居) 2004年3月1日 原子核専門委員会(第2回)      2日 物理学研究連絡委員会(第2回) ************************************** 第19期物研連原子核物理専門委員会(第2回) 報告 1)研究所センター  基研(二宮)   人事、創立50周年記念行事、将来計画、21世紀COE(小山代表)、国際会議  KEK素粒子研(高崎委員、小林所長代理)   PSシャットダウンについて  RCNP(土岐)   ・仁科記念賞 中野教授 (ペンタクォークの発見)   ・入射サイクロトロン更新(8億円)   ・SPRING8 ペンタクォークのスピン・パリティー決定、共同利用公募  ICRR(吉村、文書)   ・人事、次期所長(鈴木洋一郎教授)と総長裁量による時限付きポスト   ・3研究部門体制移行   ・共同利用予算確保の申し入れ   ・大学研究協議会設置の要望   ・共同利用運営委員任期(法人化後もあわせて2年)  ICEPP(駒宮)   ・2004年度に改組(10年の時限付)。CERN-LHCでの実験を主な目的とする。   ・人事   ・ICEPPシンポジウム  理研(本林)   ・超重核元素探索実験 GSIの結果追認(原子番号 110,111)   ・RIビームファクトリー(RIBF)として、サイクロトロン(SRC,IRC)建設。   ・理研における不正事件に関する処分について。  J-PARC(永宮)   ・大強度陽子加速器計画(J-PARC)に関する資料配布   ・1)一期計画の早期完成、2)ニュートリノ、3)リニアックのエネルギー回復    を申請して、1)、2)がみとめられた。2)は、CSTPのC評価後に16年度から    の着手が承認され、実験施設が認可された。   ・概算要求に近い額が認可された。    原研 110.1億円、KEK 83.7億円。 プロジェクト総額は1514億円。  CRC(鳥居)   ・宇宙線国際会議報告   ・物理学会領域化に関する方針   ・日米合同物理学会への宇宙線分野の不参加について  高エネルギー研究者会議(駒宮、西川代理)    Linear Collider 計画とCetnral Laboratoryについて。  原子核談話会(延与)  理論(土岐)  2)IUPAP  C4-> 村木委員報告 3)議題 なし。 Free Discussion   ・国立大学法人化後の運営交付金 1%減/ year   ・非常勤講師、職員の待遇悪化(廃止) ************************************** 第19期物理学研究連絡委員会(第2回) 報告 ○平成16年7月8-10日に東大で行われる原子・分子・光科学(AMO)討論会について ○IUPAP専門委員会(福山)  ・IUPAPからUS Officialへのビザに関する要望を内容とした手紙を出す。   物研連として支持することができないかを議論した。  ・IUPAPのエネルギー問題に関するまとめ。 Working groupを作って5月に会合を予  ・IUPAPとしてナノサイエンスに対する活動を考える。  ・World Year of Physics 2005にIUPAPで何かすべきことがあれば考える。 ○物性物理専門委員会(佐藤)  ・ScienceやNatureに似た雑誌(Academia)の発行に、物性委員会がどういう態度で   臨むかの議論がなされた。 JPSJ、ProgressさらにJJAPの統一・強化を図ろう   としている現在、必ずしもAcademiaの発行が有効かどうかはわからない。物研連   がしっかりとした考えを持って発言し,望ましい方向に向かわせるのがよい。  ・World Year of Physicsに関する各種行事。各国で行事を行い、物理の認識を高め   たい。  ・物理学会にworking groupを作った(和達委員会)、物研連にもWG(並木委員会)  ・J-PARC Projectについて永宮正冶委員から説明を聞いた。利用者コミュニテイの   声をくみ上げる努力を払うため、利用者協議会を強固なものにする。 共同利用   の旅費、ビームタイムの課金等については現在まだ決まっていないが、課金を取   らずに質の高い研究を多く行えるようにすべく、注意を払っていく。  ・他に大学の法人化に向けての諸問題をフリーに議論した。 ○原子核物理専門委員会(二宮)  ・宇宙線研所長人事:鈴木洋一郎氏  ・東大素粒子国際センター:2004年度からの10年間の延長が認められた。  ・KEK:利用者の意向が十分伝わるようにする。  ・理研:113番目の新元素は確認できず。  ・2005年開催の宇宙線国際会議に日本の宇宙線グループは時期的な問題で米国   側の対応が十分でないという理由により不参加 ○物理学一般専門委員会(江沢)   学術会議法の改正、 放射光の課金の問題、世界物理年への取り組み。 ○放射光小委員会(菅)  ・菅委員長が選出された。  ・課金については現時点では表に出せない状態。今後、対処を考えていく。課金制   度に対して物研連としてどういう態度をとるか?単に経営上の問題ではない。   成果第一と考えるべき  ・共同利用研の問題   共同利用研としては単純に効率を評価の指標としてほしくない。そのためには利   用者側からのサポートが重要。大学付置研究所は真っ先に切られかねないので、   何らかのアクションが必要。共同利用に対する課金は、とくに零細・小規模科学   グループにとって痛手である。配慮が必要。課金については論理構成をきちんと   して対応すべきであろう。 ○物理教育小委員会(兵頭)   物理・応用物理学科の卒業生へのアンケート調査を学術会議物理教育小委員会の   名で行う。 ○小規模科学・零細研究グループWorking Group(矢ヶ崎)   科研費、COE,校費傾斜配分、共同利用課金等による圧迫。科研費審査の制度   改革等への問題提起。 ○World Year of Physics Working Group(並木)   1月12日駒場で第一回WG会合をもった。   実行検討事項   1・講演会、2.坂東昌子氏によるWomen in Physics、3.大規模出前授業、   4.日本の物理学者100人、5.高校物理コンテスト、6.啓蒙パンフレット配布   物理コンテストは物研連で行う方向で考える。啓蒙パンフレットはこの100年   間の物理の進展についてわかりやすい形で出す。物質をもっと重視したものにす   べきである。これらの企画を、物研連が、日本物理学会・応用物理学会・日本物   理教育学会と連携して進めていくのがよい。 International Conference on   Quantum Electronicsが2005年日本で開催されるので、その中で何か企画が考えら   れないか。 ○国際発信シンポジウム報告(鹿児島)   2月27日の特別シンポジウム「グローバルな情報発信機能の強化に向けて」で   行われた議論の大まかな説明。Academiaへの警戒。 現在、IPAPの3誌の統合によ   って盛り立てようとしているところである。学問を歪ませる事のないように用心   せねばならない。 議題 ○共同利用の課金の問題に関する討論   ・全国共同利用協議会でしっかりした議論をしてもらうのがよい?   ・日本学術会議の学術体制常置委員会に持ち込むのが良いのでは?有効かどうか?   ・課金は共同利用の概念の破壊。   ・なんらかの要請文を作るには時期尚早。   ・課金の枠組みができるのはこの1年ぐらいのうち。   ・課金制度に関する検討小委員会の設置が必要なら4月の段階で設置申請をだす。   ・これらについて、上坪、郷、高崎、土岐、兵頭の5委員が対応を検討する。 ○学術会議の改革(江澤会員からの報告)   ・会員選考方法内部組織の改革→連携会員は会長が決める。   ・部を大括りにする。   ・幹事会をつくる。   ・IUPAPは学術会議として加入しているが今後はどうなるかわからない。   ・学術会議は総務省から内閣府へ移管。 ==========================================================================  (d) IUPAP 報告(村木) -------------------------------------------------------------------------- ○阪大の山中氏の尽力で物研連IUPAP専門委員会のホームページができ,  委員会の活動が報告されている(CRC速報562).   [http://oskn2.hep.sci.osaka-u.ac.jp/~takn/bkriupap/] ・米国入国ビザ問題等,詳しくは上記HPを参照. ○C4のホームページ,CosNewsに国際会議等のアナウンスあり.  [http://www.iupap.org/commissions/c4/] ==========================================================================   (e) 日米合同物理学会(2006年9月)(村木) -------------------------------------------------------------------------- ○委員会を作って検討してきたが,米国側にCRCに対応するような組織がなく,宇宙  線分野としての参加は見送る.素粒子の中にニュートリノ振動,非加速器物理の分  野があり,宇宙物理を含める可能性もあるので,そこに参加すればよい. ==========================================================================  (f) KEK 報告 (谷森) -------------------------------------------------------------------------- 第37回素核研運営協議会メモ 日時:平成15年9月30日(火) 人事異動:膳田治彦(理研へ)、中村勇(Be11e助手着任)        大強度陽子加速器計画推進部教授に田中万博氏  四機構は東京に連絡事務所を設置→東京オフィス、神谷町秀和ビル      法人化検討委員会(9/25)機構長の任期3年、3期を上限。      任期制導入検討委員会(中村)      ・外部の実施状況を調査→任期制を導入したケースが多い。 2-2)来年度からの系の編成について。  ・物理第1、物理第2、物理第3、物理第4、理論 以上5系を提案。   第3系:つくば勤務及びつくば本務(東海兼務)   第4系:東海本務(つくば兼務)     本系主幹は東海地区現場責任者として原子核素粒子実験施設の建設を推進す     る。短寿命核加速器装置を用いた共同利用を推進する。   第3、第4系主幹は緊密に協力し一体的運営を計る。  *この新しい系編成案はJ-Parc完成までの暫定的なものである。 第38回素核研運営協議会メモ 日時:平成15年11月25日(火) (1)報告 ・11/8に発生した中性子科学研究施設中性子実験室での火災 ・PS東カウンターホールでのクレーン事故,検出器インストール中の事故。 ・西川哲治名誉教授が瑞宝重光賞、平林洋美名誉教授が米国電気学会応用超伝導貢献賞 ・LC推進委員会、賢人委員会に替わるパネルが発足(日本人委員:政池、生出、菅原) ・任期制検討タスクフォースの検討状況について報告。  中間まとめの提出時期は任期制導入のための諸条件がはっきりするまで遅らせる。  人事、低温G教授春山氏(KEK)、理論教授に萩原氏(KEK)、アトラス教授に岩崎氏(KEK) (2)法人化後の運営体制について ・法人化後も現所長を留任させる(2年間)。 ・所長の年齢は就任時に63歳未満、任期は原則として二期まで。 ・副所長についても、法人化後2年問は留任。 ・主幹、運営協議委員よりの推薦を受け、次回の運協にて選出。 ・素核研の運営会議の外部委員の構成、現行の運営協議会の員数を踏襲。 第39回素核研運営協議会メモ 日時:平成16年1月26日(月) 1)報告  戸塚機構長がB.Pontecorvo賞  人事異動:新規採用助手 長野邦浩、豊田晃久  平成16年度予算内示:ほぼ概算要求額通り.    予算:共同利用機関総額904億円(内KEK287.8億).    特定運営費交付金の内、共同利用機関法人管理費のみ、効率化計数1%  強度陽子加速器計画推進部報告    ニュートリノ実験施設の建設認可:総額1514億円.    来年度は原研、KEK共ほぼ概算要求通り.  平成17年度からの主幹の選考(今回のみ任期2年、以降3年)    以下の5氏を推薦.    第1系 山内正則    第2系 近藤敬比古    第3系 中村健蔵    第4系 高崎稔    理論系 北澤良久 第40回素核研運営協議会メモ 日時:平成16年3月4日(木)  人事 採用:Be11e助教授 中尾(素核研)、SKS助教授 高橋(東北大)       短寿命核助教授 鄭(素核研)、ニュートリノ助手 多田(京大化研)     転出:佐川助手(宇宙線研へ) ==========================================================================  (g) 阪大 RCNP 報告 (川上,梶野) -------------------------------------------------------------------------- ○核物理研究センター運営委員会(川上) 1.委員の確認と各種報告  加速器の更新のための予算が今年度用として8億円認められた.(要求:13億円)  当面,法人化後の運営体制はほぼこれまで通りで行う.  研究部門の報告   AVFの更新計画:再生+性能向上を目指す    全体計画の前倒し実行をはかる.    12月1日にビームをストップする予定.   ペンタクォークに関して    質量:1540±10 MeV程度が得られているが,確定した値ではない.    パリティ:未知である  2.議事録承認 3.人事など   特任助手(COE)任期4年が1名ついている.   人事委員会で選考を進めている.   PD機関研究員 任期2年 3名(新たに公募はしない,昨年並みに認められた)   RCNP教務補佐員(PD)4名を決定   研究支援推進員 1名 決定 4.入射サイクロトロンの高輝度化について   本体の予算として8億円が認められた.   教育研究設備充実費として約9億円が認められた. 平成17年度は偏極陽子重陽子標的装置1件を概算要求する. 5.将来計画   研究計画委員会で若手を中心として将来計画の議論を始めた.    ○核物理研究センター 研究計画検討専門委員会議事録 (梶野) 日時: 2004年2月23日(月)11:00 - 17:00 場所: 核物理研究センター 会議室(2階) 出席者: 岡村(東北大CYRIC)、福田(大阪電通大)、上坂(東大CNS)、阪口(阪大)、 與曽井(京大)、若狭(九大)、櫻木(大阪市大)、比連崎(奈良女大) 飯嶋(名大)、篠原(阪大)、二宮(阪大RCNP)、民井(阪大RCNP)、 堀田(阪大RCNP)、酒見(阪大RCNP) 旧委員: 下浦(東大CNS)、清水(九大)、高久(阪大RCNP) RCNPセンター長: 土岐(阪大RCNP) RCNP研究企画室: 畑中(阪大RCNP) オブザーバー: G.P.A. Berg (KVI) 欠席者: 大西(北大)、初田(東大)、梶野(甲南大) 配布資料: 1. 研究計画検討専門委員会 議事項目 2. 2004年度委員名簿 3. 2003年度委員名簿 4. RCNP研究会申請状況 5. RCNP研究会申請書(3件) 6. 長期プロジェクトに関して 7. 前回議事録 [1] 新委員会の委員長、幹事の選出 ================================ 下浦 旧委員長の議事のもと、新委員会の委員長、幹事の選出を行った。 新委員長として岡村氏、新幹事としてRCNP外幹事に與曽井氏、RCNP内幹事に 民井氏を選出した。 [2] 報告事項 ============ 1. 概算要求に関して (土岐センター長) ------------------- 土岐センター長より入射加速器更新に関わる平成16年度の予算が報告された。 文科省への概算要求が認められたことに加え、大阪大学の法人化に関わる追加予算 項目が認められた。 入射加速器更新計画は、畑中氏を責任者として進めることがRCNP内の議論で決ま った旨、報告があった。 2. 入射加速器更新計画進行状況 (更新計画責任者:畑中) ----------------------------- 更新計画に関して、検討中の具体的な内容に関して説明があった。 ・RF関係 - 主発振回路の更新(400kW)。中間段アンプが必要。 (6-18 MHz) - 5倍高調波を入れてフラットトップ化する。低周波数では7倍。(40-90 MHz) - Dee電極の外形は変えない。高調波導入時の寄生共振を防ぐためスリットを入れ る。 ・イオン源、入射系 - 超伝導 ECR の導入。 (18 or 24 GHz) - 偏極イオン源の増強。 (p,d,6Li,3He) - 入射電圧の変更。 (15kV→20kV) - バンチャーの増強。インフレクター、位相スリット、中心部の改造。 ・リングサイクロトロンバイパスライン (AVF→N0,EN,ESへ)。 ・制御システムの更新。Windows-PCを用いた分散システム(案)。 ・トリムコイル電源、冷却塔増強、受電配電遮断器交換、放射線遮蔽の増強。 日程 平成16年12月 現在の AVF で高周波アンプの調整 イオン源、ビームライン 平成17年1-3月 Dee 電極交換 平成17年3月15日竣工の予定 平成16年度のビームタイムが短くなるため、9月に実験を行うことを検討している 旨報告があった。 3. 中期目標・中期計画に関して (土岐センター長) ----------------------------- 現在提出している中期目標・中期計画の主な内容として、下記の項目が記載されて いる旨報告があった。 ・入射サイクロトロン更新を行い、伴う物理を進める。 ・HD 偏極標的(平成17年度の概算要求に入れる)。 ・大塔コスモ研究所の推進。 ・スーパーコンピュータはユーザーを増やして進める。 4. 2004年度予算執行計画に関して (土岐センター長) ------------------------------ 入射サイクロトロンの更新予算が認められたことにより、予算執行に関しては更新 計画の具体的内容が確定してから対応したい旨、報告があった。 運営交付金は 2-3000万円下がることが予想されるが、共同利用センターは文科省 の共同利用研の位置付けに依存しているところがあり強くは要求できない旨説明が あった。委員から予算に関しては是非、強く押して欲しい旨要望があった。 5. 偏極リチウムイオン源開発状況 (民井) ------------------------------- 偏極6Liイオン源の feasibility study に関して、民井氏から計画の概要と現状の 報告があった。 ・2003年度予算で光ポンピング用のダイオードレーザー、光学台、グローブ ボックスなどを整備 ・オーブン、コリメータ、表面イオン化器などハード部分は設計中。 夏までに1価の偏極6Liビームを出すことを目標にしている。 ・ECR中での減偏極には6Liの confinement time が大きく影響すると考えられる。 理研の 18GHz ECR イオン源を用いて、Laser Ablation 法により 7Liの confinement time の情報を得るテスト実験を実施。簡単な解析により得られた 値は、2価の7Liで0.4msec となっており、プロポーザルでの仮定(3価の6Liで 1msec)と大きな差はない。ただし実験上の理由で、ECR の運転パラメータを3価 に最適化するに至らなかった。最適化により値が大きくなる可能性がある。 6. その他 --------- 一般実験費執行責任者が板橋氏から民井氏に交替した旨、センター長から報告が あった。 [3] 協議事項 ============ 1. B-PAC/Q-PAC委員の選出 ------------------------ 平成16年4月からのB-PAC/Q-PAC委員の選出が行われた。 研計委(P-PAC)委員内からの B-PAC委員として、上坂氏(東大CNS)、與曽井氏 (京大)、櫻木氏(大阪市大)、比連崎氏(奈良女大)、民井氏(阪大RCNP)が選出され、 また、Q-PAC委員として、阪口氏(阪大)、初田氏(東大)が選出された。 3. RCNP研究会(前期)申請課題採択 ---------------------------------- 平成16年度研究会計画公募(前期)に3件の応募があった。 ・Pentaquark04 連絡責任者: 保坂氏(阪大RCNP) 国外20人国内50人程度 国際ワークショップ 場所は SPring8 ・ストレンジネス核物理に関する国際研究会 連絡責任者: 肥山氏(KEK) 80人程度 国際ワークショップ(KEKと共催) ・RHICでの実験及びその理論的研究 連絡責任者: 室谷氏(徳山女短大、4月以後徳山大所属) 35人程度 研究発表(レビューを含む、ポスターセッションなし) 議論の結果、3件とも申請予算にて採択した。 後期も改めて募集する。 研究会公募について委員内から下記の改善要望があり、進めることが決定された。 ・募集の案内を早くする(今回は 1/28 案内、2/22 締切) ・予算の根拠、使い道について応募時に書いてもらう(公募時に指示する) ・外部資金について分かっている分については応募時に書いてもらう (公募時に指示する) ・報告書はホームページに載せる(現行通り)。 ・報告書提出後、 P-PAC において幹事が報告を行う。 (昨年度の研究会報告については前幹事の酒見氏が次回報告する。) 4. 一般実験費(共同利用実験執行計画) (一般実験費執行責任者:民井) ---------------------------------- 議論の枠を2004年度の予算一般に関して広げ、下記の3点に分けて議論を行った。 1) 入射サイクロトロン更新計画 ・5月中には仕様書を仕上げる必要がある。予算の積み上げと優先順位に基づいた 詰めを行う予定。入れたいものについては議論しておきたい。 ・核化学・生物・薬学の分野では、利用できる核種と定常的な供給とサポートが あることを積極的にアナウンスすれば、ポテンシャルユーザーはかなり居ると 思われる。 ・中性子関係として、(p,n)反応、spallation source、UCN の利用が考えられる。 応用も含めたワークショップを4月始めに行うこと、P-PAC も合わせて行うこと が決定された。4/5,6が候補日として挙げられた。 2) 一般実験費 次協議事項の長期プロジェクトと絡めて議論があった。 ・一般実験費の内容が P-PACでうまく審議されていない。RCNP内では変更できな い予算項目になっている。 ・一般実験費では、ガスや回路修理などの共通経費と、BPACで採択された実験費 の執行を行っているのが現状。 ・現在の P-PAC日程(2月,7月,11月)では予算内容についての審議が難しい。 4月に予算の審議を行う機会を作るべきである。 一般実験費予算の具体的な内容については、4月予定の次回P-PACにおいて 審議することとした。 3) Q-PACの実験費 ・Q-PACで認められたものについて消耗品的なものはどう扱われているか。 → Q-PAC として議論できる予算はない。現状はLEPS予算の中で可能な分のみ サポートされている。 ・事務手続き上は、来年度からはLEPS関連の旅費を出すことが可能になる。 ・議論のために実態の数字と、必要な予算があるかどうかについて具体的にまと めてほしい。 5. 長期プロジェクトの提案・採択に関して (下浦、酒見、若狭) --------------------------------------- 長期プロジェクトの提案・採択に関して、若狭委員から、BPAC 管理下においてRCNP 主体に限定しない長期プロジェクトを採択し、進める提案についての説明があった。 提案内容について下記のような議論があった。 ・これまでの"長期プロジェクト"については P-PAC で審議している ・長期プロジェクトは全てセンター内部から提案するという方式にするのはどうか。 ・B-PAC 募集の際に、ある条件以上のプロジェクトは P-PACで審議するという但し 書きを付けるのはどうか。 ・P-PACにおいて採択された場合、ビームタイムはどこで審議するか。 → Feasibility を含めて P-PAC にて審議する。 ・提案のフォーマットを決めておく必要がある。Reviewer の設置など。 議論の内容をもとに、次回、若狭委員から修正案を提出してもらうことになった。 6. 将来計画に関して ------------------- 入射サイクロトロン更新以後のRCNPの将来計画に関して議論があった。 将来計画を検討する委員会をP-PAC主体で立ち上げることが決定された。 詳細については次回のP-PACで審議される。 7. 次回研計委日程と議題について -------------------------------- 次回は4月6日(火)研究会後に開催される予定。 場所は核物理研究センター本館2階会議室。 ========================================================================== (h) 名古屋大学STE研報告(村木) -------------------------------------------------------------------------- ・観測情報センターがジオスペース研究センターに改組された.  センター長は小島正宜氏. ・法人化に伴い校費が10%削減になる可能性あり. ・東大宇宙線研報告の最後にあった大型基礎研究費が,6月頃に動きがあると思われる ので,今から対応を考えておくとよい. ・STE研教授人事に東大宇宙線研の伊藤好孝氏の採用が決まった(実行委員会で報告). ==========================================================================  (i) JAXA 報告(鳥居) -------------------------------------------------------------------------- JAXA宇宙科学本部 理学委員会報告     2003年10月1日から宇宙科学研究所は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、宇宙科 学研究本部として改組された。JAXAは4本部から構成され、各本部の役割は以下 のとおりである。   ・ 宇宙機関システム本部 ロケット、打ち上げ   ・ 宇宙利用推進本部   産業目的ミッション   ・ 総合技術研究本部   技術開発   ・ 宇宙科学研究本部   科学目的ミッション 宇宙研の機能は基本的にそのまま受け継がれ、宇宙科学ミッションについて審議する 「理学委員会」は、旧委員会が継続。(委員任期は、新旧あわせて2年) 理学委員会  第1回 平成15年10月20日   ・JAXA発足にともなう宇宙科学推進体制について   ・運用中(あけぼの、GEOTAIL、はるか、のぞみ、はやぶさ)、    開発中(ASTROE-II、SOLAR-B、SELENE,INDEX,PLANET-C,BepiColombo)の衛星の    現状   ・次期衛星計画提案(NeXT,VSOP2)   ・新WG提案(JASMINE)  第2回 平成15年12月4日   ・のぞみ現状報告   ・LUNAR-A現状報告   ・NeXT,VOPS2提案に対する次期ミッション選定委員会設置  第3回 平成16年3月5日   ・報告:宇宙工学委員会、宇宙環境利用科学委員会、大気球専門委員会   ・宇宙科学プロジェクトの年度評価   ・運用中の衛星計画(あけぼの、GEOTAIL、はるか、のぞみ、はやぶさ)   ・観測ロケット実験   ・気球実験   ・開発中の衛星計画(LUNAR-A、ASTROE-E2, ASTRO-F, SOLAR-B、SELENE,      PLANET-C,BepiColombo )   ・宇宙理学委員会における次期ミッション評価小委員会の結果      3回の会合とヒアリングを実施して、小杉委員長ほか委員13名で評価・選定を    おこなった。その結果、2005年度PM開始を目標として概算要求すべき衛星計画    としてNeXT計画が選定された。この結論は宇宙理学委員会で承認された。一方    、宇宙工学委員会で工学ミッション(ソーラー電力セイル)が選定されており    、宇宙科学運営協議会において、いずれかを選定することになる。一方、予算    事情は非常に厳しく、M-Vクラスの衛星を毎年1機やるのは困難な状況であり、    特に、2005年度の New Startは厳しい。しかし、ここで次のミッションを見せ    ないことには、宇宙科学の衰退に拍車をかけることになる。「宇宙科学の戦略    を再検討する時期にきているのでは」という指摘が強くだされた。   ・小天体探査ワーキンググループの設立   ・観測ロケット選定評価委員会の新設 ==========================================================================  (j) 実行委員会報告(鳥居) -------------------------------------------------------------------------- ○ 「CRC News No.664 実行委員会議事要録」で掲載。 ==========================================================================   (k) 物理学会報告(森正樹) -------------------------------------------------------------------------- ○議事(a)のところで掲載。 ==========================================================================   (l) 重力波計画LCGTについて(黒田) -------------------------------------------------------------------------- ○平成17年度の宇宙線研の概算要求の中で調査費の要求を提出する.   一般相対性理論の検証と,天文観測の新しい道具の確立を目指す.   極低温鏡を用い,地下に設置する.建設5年計画,180億. ========================================================================== (m) TA現状報告(福島) -------------------------------------------------------------------------- ○今年度から6年間の科研費・特定領域研究がスタート.4年で建設,本格運用は  2007年4月から. 来年1月頃からユタで大気蛍光の試験観測をスタートさせる.  地表アレイは、5月に数台のカウンターを使って明野で試験し,秋に20台の試験  アレイをユタでスタートさせたい.今年の秋に,領域の公募研究の公募(研究期間  2年間)がある。 理論研究や検出器開発を含めた、超高エネルギー宇宙線物理全  体を対象とした公募なので, 盛んな応募をお願いします. ==========================================================================   (n) カンガルーについて(森正樹) -------------------------------------------------------------------------- ○カンガルー望遠鏡4台完成し3月から稼動中.特別推進研究が今年度で切れるため,  観測継続に各方面の支援をお願いしたい. ==========================================================================   (o) その他 -------------------------------------------------------------------------- ○報告希望があれば随時受け付ける. ==========================================================================  −−−−−<議事等>−−−−−−  (a) 物理学会宇宙線分科の領域化     分科(領域)代表,領域運営委員 承認 -------------------------------------------------------------------------- ○ 森正樹氏から資料に基づいて経過報告・説明・提案があり,   これをもとに以下の案を事後承認した(参照資料:CRC 速報 572). 宇宙線分科の領域化として下記の提案を行います. 1.宇宙線分科の領域化に原則的に賛成し,宇宙線分科はそのままの形態で   「宇宙線・宇宙物理」領域と名称変更して,領域に移行する. 2.宇宙線分科代表は,現在の森正樹氏(宇宙線研)にもう一期お願いする.任期内に   領域化に移行した後は,領域代表となる. 3.領域化後の規則を決めるために,物理学会で設置される「領域細則委員」は   杉山直氏(天文台)にお願いする. 4.領域化後に,以下の要領で「宇宙線・宇宙物理領域運営委員会」をつくるという   ,以下の杉山・森両氏の提案に賛成する. −−−   宇宙線・宇宙物理領域運営委員会(杉山・森案)   人数 7名:現領域代表         CRCから3名         理論天文学懇談会から2名         高エネルギー宇宙物理連絡会から1名         (どのように選ぶかは,各研究者団体にまかせる)   タスク:領域代表を決める.シンポジウムなどの調整を必要な場合行う.       領域代表と,各研究者団体の間の調整をする役割.   会議:年会,分科会の折に,インフォーマルミーティングを行う.       あとは主としてe-mailを利用して連絡を取る. ○CRCからの3名の選出方法は,世話人1名に加え,実行委員会から2名を互選する  こととした.任期のずれがありえるが,この点は了承することとした. ==========================================================================  (b) 次期事務局 承認 -------------------------------------------------------------------------- ○次期事務局は東京工業大学に決定.次次期事務局は京都大学に決定. ==========================================================================   (c) 独立行政法人化と共同利用研究所のあり方 -------------------------------------------------------------------------- ○継続審議となっており,議題として取り上げられたが、時間が不足したこともあり  、フリーディスカッションでの若干の情報交換が行われるにとどまった.今後も継  続して議論を行うこととした。 ========================================================================== (d) 宇宙線将来計画(含むシンポ) -------------------------------------------------------------------------- ○昨年開催した宇宙線将来計画シンポの結論に基づき,来年度の宇宙線研究所共同利  用にシンポの費用を申請した.開催方法等について次回の実行委員会で議論して、  できるだけ早い機会にアナウンスする。シンポの開催方法などについて意見をお持  ちのかたは、実行委員会まで申し出ていただきたい. ========================================================================== (e) その他 -------------------------------------------------------------------------- ○CRC事務局の印刷費について   約350名,メールを使用している会員は約300名.メールを使用していない会員に   のみ印刷物を郵送することとした. ○総会での報告時間を短くし,議論する時間を確保すべきとの意見あり. ========================================================================== (資料1) 「CRC News」メール配信 ( 94件) ○ 委員会報告; 10件     9月22日、2003年度 第2回CRC実行委員会 議事要録    11月25日、2003年度 第3回CRC実行委員会 議事要録    11月25日、2003年度 第1回CRC総会 議事要録    12月01日、第19期物研連原子核専門委員会 議事メモ    12月03日、(訂正):2003年度 第3回CRC実行委員会 議事要録     1月13日、第4回(2003年度)宇宙線物理学奨励賞審査結果発表     2月13日、日本物理学会の分野の領域化について     2月23日、C4からの お知らせ     3月03日、2006年秋の物理学会--宇宙線と原子核の分科会     3月22日、物理学会年会担当理事からのお知らせ ○ 公募案内; 30件     9月16日、東京大学宇宙線研究所教官公募 2件     9月19日、KEK加速器研究施設教官公募     9月24日、第4回宇宙線物理学奨励賞受賞候補者募集中    10月01日、マックスプランク物理学研究所外国人大学院博士課程奨学生募集    10月20日、筑波大学物理学系講師公募    11月01日、防衛大学校応用科学群応用物理学科教官募集    11月05日、理化学研究所計算宇宙物理研究室研究員公募    11月10日、京都大学理学研究科フェロー、21COE研究員公募    11月11日、公募;postdoctral positions in MPI    11月15日、(修正版)京大理学部フェロー公募    11月19日、KEK・加速器研究施設 非常勤研究員公募    11月25日、KEK・加速器研究施設 教官公募 3件    11月27日、KEK・素粒子原子核研究所 教官公募 4件    11月27日、INTEGRALの PD, PhD student, Senior visitor 公募    11月27日、名古屋大学理学研究科 21世紀COE研究員公募    12月01日、東京大学宇宙線研究所 教官公募(3件)    12月01日、東京大学宇宙線研究所 研究員公募(2件)    12月02日、平成16年度宇宙線研共同利用研究の公募    12月19日、名古屋大学21世紀COE研究員公募(12/26締切)    12月27日、AXA宇宙科学研究本部教育職公募    12月27日、「理化学研究所研究員公募」に関する補足     1月05日、青山学院大学理工学部物理学科助手公募     1月09日、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 講師公募     1月09日、国立天文台 プロジェクト枠研究員公募     1月09日、平成16年度名古屋大学COE研究員の公募     1月13日、CERN夏の学校プログラムへの日本人学生の派遣     1月19日、第6回(2004年度)高エネルギー物理学奨励賞推薦及び応募     2月16日、東京大学大学院理学系研究科物理 助手公募     2月24日、東京大学宇宙線研究所教官公募    3月17日、KEK・加速器研究施設 教官公募 2件 ○ 研究会案内; 42件     9月08日、2nd Circ.: The 6th RESCEU International Symposium     9月29日、京都賞記念ワークショップ     9月30日、第6回RESCEU国際シンポジウム    10月08日、The 2nd International Conference on Particle and Fundamental Physics in Space    10月15日、Final Circ.: 第6回RESCEU国際シンポジウム    10月21日、第13回「一般相対論と重力」研究会 2nd Circ.    10月23日、The 35th COSPAR Scientific Assembly in Paris    11月01日、研究会「CANGAROO望遠鏡によるガンマ線天文学の新展開」    11月04日、特定・宇宙ニュートリノ第14回研究会    11月11日、NOON2004研究会のご案内    11月12日、2004年7月に パリで開催される COSPAR の案内    11月12日、ガンマ線バースト研究会    11月15日、研究会「CANGAROO望遠鏡によるガンマ線天文学の新展開」 (2nd)    11月19日、ICRC 2005 Website    11月25日、特定・宇宙ニュートリノ第14回研究会(最終版)    11月28日、ガンマ線バースト研究会 (final circ.)    12月02日、CANGAROO望遠鏡によるガンマ線天文学の新展開 (3rd)    12月02日、2003年度宇宙線研究所共同利用研究発表会    12月03日、(訂正):2003年度宇宙線研究所共同利用研究発表会    12月10日、太陽圏シンポジウムおよびSTE研究集会    12月19日、研究会NOON2004 2nd bulletin    12月24日、太陽圏シンポジウムおよびSTE研究集会 (2nd)     1月05日、The 9th Topical Seminar on Innovative Particle and Radiation Detectors     1月06日、第4回 宇宙科学シンポジウム     1月12日、「極限エネルギーガンマ線と宇宙線による宇宙像」研究会     1月21日、国際研究会「ニュートリノ振動とその起源」(2nd)     1月21日、Cosmic Ray International Seminar 2004 (2nd)     1月21日、COSPAR Session on Gamma-Ray Spectroscopy     1月21日、COSPAR Session on Sources of Galactic Cosmic Rays in the Galaxy     1月23日、21世紀COEプログラム「極限量子とその対称性」国際シンポジウム     2月03日、COSPAR Session on Sources of Galactic Cosmic Rays in the Galaxy     2月03日、COSPAR Session on Particle Astrophysics     2月05日、「極限エネルギーガンマ線と宇宙線による宇宙像」研究会(2nd)     2月10日、Second bulletin of NuInt04     2月12日、COSPAR 2004 Abstract Deadline - Final Reminder and Extension     2月15日、ICRR 超高エネルギーガンマ線天体研究会     2月17日、研究会「高エネルギー宇宙の総合的理解」     2月23日、宇宙線研「超高エネルギーガンマ線天体研究会」     3月03日、研究会「高エネルギー宇宙の総合的理解」    3月12日、超高エネルギーガンマ線天体研究会 (final circ.)    3月12日、(訂正)超高エネルギーガンマ線天体研究会    3月18日、(再訂正)超高エネルギーガンマ線天体研究会 ○ その他; 12件     9月22日、訃報: 神奈川大学名誉教授 平良俊雄様 御逝去    11月05日、訃報;Angel Morales 氏 御逝去    12月27日、”宇宙線分科 Web”の運用開始     1月05日、訃報; 藤本 和彦 教授、御逝去     1月12日、「東京大学原子核研究所址碑建立の会」発足     1月22日、訃報: 北村 正亟 様 御逝去     1月28日、共同利用申請書の不備について     2月03日、日本物理学会 宇宙線分科のためのページ更新     2月24日、学術会議IUPAP専門委員会の web   3月19日、平成16年度CRC選挙公示   3月24日、JPSJニュースレター   3月22日、CRC総会、宇宙線全体懇談会への参加よびかけ ========================================================================== ===================================