<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News 2023 年 6月16日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>> CRC 会員各位 CRC 事務局 ******< CRC拡大実行委員会 議事録> ****** 日時:2023年度 05月16日 17:30〜19:00 場所:zoom での開催 出席者: 将来計画検討小委員会:都丸隆行、常定芳基、さこ隆志、石原安野、身内賢太朗、毛受弘彰、 田中孝明、浅野勝晃、松本重貴、中畑雅行 CRC実行委員会:山本常夏、さこ隆志、櫛田淳子、神田展行、伊東好孝、常定芳基、身内賢太朗、 森正樹、中森健之、野田浩司、窪秀利、三代木伸二、吉田滋 議題1.文科省ロードマップ2023(RM)へのサポートレターについて * 5月にRMの公募が発表され、CRCもその対応をしなければならない。 * これまでに個別に推薦を書くことはなかった。今まではマスタープランに 複数のプロジェクトに推薦書を出していた。今回初めて、学術会議を通さず、 文科省ロードマップに直接プロジェクト毎に応募することになり、その応募にサポートレターを書く形式になった。 * 学術会議は数10年スケールの長期的な未来の学術振興構想考えて100億円以上の大型計画について 議論していたが、文科省はもっと短期的に予算を回していくために 今回の数10億円以上の計画の募集を行ったのでは。 * 数十億円以上で新規の計画に対する募集なのでIceCubeとKamlandの2つが対象になる。 宇宙線研所長が文科省に問い合わせた結果、Hyper-K, KAGRAは既に走っている大規模プロジェクト なので今回は対象外。それ以外にCTAは大規模計画ではなくて共同利用拠点の課題等対応分の予算で 運営しているが、今回のRMに応募するべきなのかどうかは問い合わせ中。 (5/25文科省大研課との打ち合わせでCTAも応募することになった) *  これまでマスタープランのために議論し推薦してきたプロジェクトに対応したらいいが、 それ以外の計画には対応する必要はない。今までCRCの議論の俎上に上がっていた計画に対応する。 * これは実行委員長の名前で出す書類で、1ページ程度でいいだろうから、 委員長が原稿を書いて、それをメールで議論しながら進める。 * 旧大型重点計画は100億円規模だったが、今回は数十億円以上。マスタープランに推薦したA1, A2計画から RMへのサポートレターの要求があったときは、実行委員会の承認を得て、実行委員長が原稿を作る。 * 順位付けについては、これまで「学術会議:未来の学術振興構想」のときに議論してきたように 書けばよくて、「CRC での最重要課題として速やかな実現を望む新規計画」といった文章を載せて、強弱はつけない。 * RMは予算が付けばすぐに計画を進められる状態で応募するべき。 **********< CRC実行委員会 議事録>************ 拡大実行委員会の後に実行委員会を行った。 議題1.物理学会若手奨励賞審査委員の推薦 候補者を推薦した。 議題2.物理学会学生優秀発表賞 学生優秀発表賞について、宇宙線・宇宙物理領域から物理学会開催中に 年2回審査をして表彰していたが、これを年1回にするという領域から の提案についてCRCの見解をまとめる。これまでにメールで審議して ======== 「物理学会 学生優秀発表賞 宇宙線・宇宙物理領域」は年1回とし、オンサイトの物理学会で継続する。 ただし複数回の受賞を避けて実効的に対象学年を下げる。同時に、「宇宙線物理学奨励賞」を博士論文の 内容を対象とすることにして「物理学会若手奨励賞」から独立させ、 オンラインの物理学会の時期に発表機会を設ける。 ======== という案を出していて、領域にも知らせている。 * CRCは学生に対する賞が少なく、学生の受賞機会を減らすことに抵抗があるが、 高宇連や理論懇は学生の賞が多すぎて食傷気味。したがって、 1.CRCの様に各コミュニティーの学生賞を廃止して物理学会の賞を年2回にしておく。 2.CRCが学生賞を作り、物理学会の賞は1回にする。 といった方法が考えられる。物理学会賞を1回にするとCRCは学生賞を検討する必要がある。 * もし物理学会賞を年1回にして、秋の対面学会で物理学会賞、春のオンライン学会でCRC賞とした場合、 9月までに準備しないと間に合わず、学生が受賞機会を失う。 したがってどういう趣旨の学生賞を作るかCRC内で議論してCRC総会に提案しなければならない。 * 現在、CRC若手奨励賞は物理学会賞に相乗りしているが、これを独立させてもいいし、新たな賞を作ってもいい。 * メリットが学生にあるように考えたほうがい。ただし、春にCRCの発表賞を作ると 結局審査員が必要になり、物理学会賞を1回にする意味が薄れるのでは。 高宇連は独自の研究会があり、そこで発表賞をだしているので成り立っている。 CRCでは同じことができない。代替案をすぐに出すのは難しい。 * 高エネルギー物理では「高エネルギー物理奨励賞」は博士論文を対象にして、 物理学会の賞は若手のジャーナル論文を対象にしていて、発表賞ではない。 * これまでの発表賞のメリットは修士の学生にもチャンスがあったことで、 キャリアのためには早めに受賞できたほうがいい。博士論文まで待つことになると物性分野などと比べて CRCの学生が不利になる。(修士の学生はCRCの会員になっていないことが多い) * 現実的にオンラインの学会で発表賞の審査員を確保することは難しい。 オンラインの学会は自分の発表以外聞いていない? また対面学会は発表者が少ないので審査がやりやすい。 * 対面学会のときに物理学会賞とCRC発表賞を同時に出しては。 議題3.CRC newsのオープン化について 現在、CRC newsはCRC事務に依頼して配信してもらっているが、3月のCRC実行委員会で 「技術的に可能なら直接配信をする」という方針が承認されている。この件について大西さんから以下の用なコメントをもらっている。  1.スパムメールは投稿を会員のみからに限れば問題ないのでは。  2.アーカイブについて、現在内容をチェックし個人情報等の問題を消しているが、 直接配信にするとメールの量が増え難しくなる。それでアーカイブをやめるか、 アーカイブにパスワードをかける方法が考えられる。 直接配信を会員に限ることは了承された。 アーカイブに関しては共通のパスワードを発行して続けることに賛成する委員多かった。 この件を大西さんに伝え直接配信を速やかに進めることになった。 以上