<<<<<<<<<<<<<< CRC News 2017年9月29日 >>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位            CRC事務局 ******************** CRC会員各位           宇宙線・宇宙物理領域 領域委員 櫛田淳子           ***** CRC総会における学生優秀発表賞への意見 ***** 宇都宮大学の日本物理学会2017年秋季大会の会場で 9月14日に開催されたCRC総会において議論がありました 「学生優秀発表賞」をについてのご意見と質問に対する回答を まとめました。 領域運営委員会を中心としたワーキンググループを組織し、 実現可能な案を検討していきますので、ご意見がございましたら 櫛田(kushida [at] tokai.ac.jp)までご連絡お願いいたします。 ============== CRC総会における学生優秀発表賞への意見 <審査対象について> ・パラレルセッションが多く口頭発表の公平な審査は難しいので ポスターセッションを設置し、ポスター賞を出すのはどうか? ⇔賞のためにポスターセッションを設置するのは本末転倒ではないか。  口頭発表がおろそかになる恐れがあるのでは。 <審査委員について> ・座長が審査を行う ・スタッフは皆投票券をもち、自分の聞いたセッション内の学生に点数をつける  or優秀な学生の推薦を行う。  その結果を審査委員(領域委員?)が集計して受賞者を決定をする。 ⇔同じコラボレーションや関連の学生について投票する可能性があるのではないか。 <領域委員への要望と回答> (1)口頭発表に賞を出している他の領域は具体的にどのように審査しているのか 示してほしい 領域委員内での議論と各領域のHPを参考に、最後にまとめました。 口頭発表への賞は領域1,2,6,10で実施もしくは予定されています。 ポスターへの賞は領域5,7,9です。 応募資格、方法はほとんど同じで、審査委員については座長のみ、 座長+2,3名というパターンがあります。 2018年度から実施する「領域6」が他の領域の方法を考慮して 詳細について文言を定めているようです。 (2)各セッションの学生の発表数を知りたい 申請内容から学生かどうかの判断ができないため、正確な数字は出せませんが 領域委員のわかる範囲で見積もると、おおよそ全体の講演の半分程度です。 (3)<審査委員について>の(2)が実現可能か調べるために、各セッションに何人ぐらいの  スタッフが聴講したか、今回の学会にて調べて欲しい doodleを使っての調査も検討しましたが、全員強制ではなくMLでの呼びかけに 答えてくれた人だけが回答することになるため、どれぐらい有効な回答が得られるか 疑問が残りますので今回は見送ります。強い意見があればご連絡ください。 ------------------------------------------- <他領域での例(口頭発表への賞)> ●領域1:   http://www.r1.div.jps.or.jp/gakuseipresen17.html 賞名:学生プレゼンテーション賞 表彰件数:10件程度 応募資格:大学、大学院または同等の機関に在籍する学生 応募方法:Webページによる講演申込時に課程と学年を記入 審査方法: ・審査委員は既に卒業した(学生でない)研究者から領域全体で30名程度 ・講演概要集原稿の提出も審査項目に含まれる。 ・候補者リストを受け取った審査員は可能な範囲で応募のあった講演を聞き採点。 ・領域代表及び領域運営委員は集計した審査結果をもとに審議して受賞者を決定。 ・受賞者には翌年の春の学会で表彰を行う。 ●領域2:    http://www.r2.div.jps.or.jp/index.html 賞名:学生優秀発表賞 表彰件数:4件程度 応募資格: ・大学・大学院または同等の機関に所属し、学部・修士・博士課程に在籍する者。また、1年以上日本に滞在し、かつ通常の課程の学生と同様に研究指導を受けている研究生。 ・審査希望者は,筆頭講演者かつ発表当日の登壇者である必要がある。 ・応募は各大会一人一件までとする。 応募方法: ・講演申込時に,講演要旨の文の最初に「学生賞希望」と明記 ・講演概要原稿提出時,原稿に記載する氏名に続けて,  在籍している課程と学年を記載。(例:物理太郎(博士2年)) ・学生優秀発表賞審査用紙に必要事項を記入の上,発表時に座長に手渡し。 審査方法: ・審査は,一次審査と二次審査により行われる。 ・一次審査は,発表時に座長によって行われ、二次審査は,領域2代表または領域2代表が指名する者を委員長とする合計3名以上で構成された審査委員会において,一次審査の結果を基に行われる。 ・いずれの審査においても,講演概要の内容,発表の分かりやすさ,発表内容の新規性や重要性,発表内容に対する学生本人の寄与の度合いが総合的に評価される。 ・本賞は,日本物理学会領域2代表が表彰し。受賞者には,賞状が授与(郵送)される。 ●領域6: (2018年より実施予定)    http://www.r6.div.jps.or.jp/ 賞名:日本物理学会学生優秀発表賞 表彰件数:審査対象者の10%程度とし,最低受賞人数は1名。      受賞回数に関して制限は設けない。 応募資格:日本物理学会会員であり,領域6において筆頭かつ登壇者として      口頭発表を行う学部生,大学院生を審査対象とする。 応募方法:講演申し込み時に概要欄先頭に括弧書きで学年の略称を入れる。 審査方法: ・審査委員は原則として審査対象者の共著者以外から,セッションごとに選出。 ・審査委員の人数は,当該セッションの座長および,領域代表,副代表から  依頼された研究者の2名を加えた計3名以上を原則とする。 ・審査委員は原則,該当セッションを聴講し,採点を行う。 ・審査基準は以下の6段階で行う。(領域1の実施要項に準拠)   6:研究者にも模範となる素晴らしい発表   5:一人立ちした研究者レベルの発表   4:学生として非常に良い発表   3:学生として平均的な発表   2:研究内容についての理解が足りない発表   1:発表姿勢が著しく劣る発表 ・審査委員は当該セッション終了後速やかに採点を行い,当日中に運営委員に提出 ・運営委員は審査委員による採点合計を審査委員の人数で除し,審査対象者の順位を決定。 ・領域代表および副代表,運営委員による合議の上,受賞者を決定する。 ・発表は領域web上にて行い,受賞者には賞状を授与(郵送)する。 ●領域10:    http://www.r10.div.jps.or.jp/ 賞名:日本物理学会領域10学生奨励賞 表彰件数:2016年秋は3件 応募資格: ・優れた一般講演発表を領域10において累計3回以上行った学生に対して授与 ・講演申し込み時に、大学、大学院または同等の機関に所属する、  学部、修士、博士課程に在籍されている方。通常の課程の学生と同様に  研究指導を受けている研究生 応募方法: ・講演 (口頭発表)の申込時に、講演要旨の冒頭に「学生奨励賞申請」と明記 ・学生奨励賞申請書と概要の写しを口頭発表時に座長に渡す 審査方法:座長が「優・良・可・非該当」で評価し、領域運営委員が最終判断を行う ==================