<<<<<<<<<<<<<< CRC News 2017年 4 月 3 日 >>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位 CRC事務局 ******<宇宙科学セミナー&談話会スケジュール(4月,5月)>****** 宇宙科学研究所で開催しております「宇宙科学セミナー・談話会」の今後の4月&5月の予定をお送りいたします。 ※外部からのTV会議接続も歓迎いたします。このメール文末に連絡先を記載しておりますので、ご希望の方は御一報願います。 ○宇宙科学談話会(第72回) 日時: 2017年4月5日(水) 16:30-17:30 場所: 宇宙研 A棟2階 大会議場(宇宙科学研究所相模原キャンパス) 講師: 永田 晴紀 (北海道大学) 題目: 小規模飛行環境実験による宇宙工学研究のロバスト化 概要: 工学研究では野心的挑戦と信頼性確保のバランスが重要であり、宇宙工学研究でも例外ではない。リソースを必要としない小規模な活動の中で野心的、挑戦的な研究が行われるのが一般的であるが、ロケットを用いる飛行環境実験においては、安全管理に一定の費用を必要とするため、小規模化に限界が有った。この課題を解決するため、当研究室では、推進剤に火薬類や危険物を用いず、安全管理費用を大幅に削減することで、飛行環境実験の更なる小規模化に道を拓いた。本講演では、無火薬式小型ロケットである「CAMUI型ハイブリッドロケット」の開発の現状と、小規模飛行環境実験の過去の事例および今後の計画等を紹介する。 言語:日本語 ○宇宙科学談話会(第73回) 日時: 2017年4月12日(水) 16:30-17:30 場所: 宇宙研 A棟2階 大会議場(宇宙科学研究所相模原キャンパス) 講師: 住 貴宏 (大阪大学 理学研究科) 題目:Microlensing exoplanet search toward the solar system analog 概要:我々MOAグループは、重力マイクロレンズを利用した系外惑星探査を行っている。 マイクロレンズは、スノーラインの外側の冷たく、軽い惑星に感度を持つユニークな 手法である。これまでに発見した木星/土星アナログや海王星アナログ、また冷たい惑星の 質量関数などを紹介する。 言語:英語 ○宇宙科学談話会(第74回) 日時: 2017年4月20日(木) 16:30-17:30 場所: 宇宙研新A棟会議室A(宇宙科学研究所相模原キャンパス) 講師:Masaki Yamada (Princeton Plasma Physics laboratory, Princeton University) 題目:Understanding the dynamics and energetics of magnetic reconnection in a laboratory plasma 概要:Magnetic reconnection is a fundamental process at work in laboratory, space and astrophysical plasmas, in which magnetic field lines change their topology and convert magnetic energy to plasma particles by acceleration and heating. I will present a short review of recent discoveries and findings in the research of fast magnetic reconnection in laboratory, space, and astrophysical plasmas. 言語: 英語 ○宇宙科学談話会(第75回) 日時: 2017年4月26日(水) 16:30-17:30 場所: 宇宙研 A棟2階 大会議場(宇宙科学研究所相模原キャンパス) 講師: 本間 希樹 (国立天文台 水沢VLBI観測所 教授) 題目:EHT/気球/サブミリ波VLBIでのブラックホール天文学の状況(仮題) ○宇宙科学談話会(第76回) 日時: 2017年5月10日(水) 16:30-17:30 場所: 宇宙研 A棟2階 大会議場(宇宙科学研究所相模原キャンパス) 講師: 三田 吉郎 (東京大学) 題目:マイクロマシン技術について 言語:日本語(予定) ○宇宙科学談話会(第77回) 日時: 2017年5月17日(水) 16:30-17:30 場所: 宇宙研 A棟2階 大会議場(宇宙科学研究所相模原キャンパス) 講師: 徳留 真一郎 (JAXA/ISAS) 題目:変化の先頭に立つ輸送系開発研究の提案 〜 本音は、安くすることばかりでなく、どうやったら面白くなるかを考え たいと思っているんです 〜 概要:変化の先頭に立つために、宇宙研の価値観や強みを活かして取り組むべき 輸送系開発研究の試案について述べたい。飛翔体研究の最終目標として、 再使用型SSTO(Single Stage To Orbit)システムを目指す道筋について、 具体的な研究テーマも織り交ぜながら提案する。 ○宇宙科学談話会(第78回) 日時: 2017年5月24日(水) 16:30-17:30 場所: 宇宙研 A棟2階 大会議場(宇宙科学研究所相模原キャンパス) 講師:高柳 匡 (京都大学 基礎物理学研究所) 題目:超ひも理論の最前線:宇宙は量子ビットから創られているのか? 概要:ブラックホールの考察から発見された「ホログラフィー原理」は 「重力の物理学」と「物質の物理学」を結びつける。この分野の 最近の進展によって「宇宙が無数の量子ビットが集まったもの」 という新しい描像が得られつつある。最新の超ひも理論の話題を紹介する。 言語:日本語 ○宇宙科学談話会(第79回) 日時: 2017年5月31日(水) 16:30-17:30 場所: 宇宙研 A棟2階 大会議場(宇宙科学研究所相模原キャンパス) 題目:宇宙科学分野における多目的設計最適化の活用事例紹介 講師:大山 聖 (JAXA/ISAS、東京大学) 概要:宇宙科学分野で直面する設計問題は設計目的が2つ以上ある多目的設計最適化 問題であることが多い.本講演では,多目的設計最適化手法について説明し, H-IIIロケットのターボマシン設計,DESTINYの軌道設計,月着陸地点検討への 活用事例を紹介する. 言語:日本語 -- 【セミナー・談話会一覧】 http://www.isas.jaxa.jp/researchers/colloquium/ 【開催についての連絡先】:宇宙科学談話会・セミナー・世話人一同 danwakai [at] ML.ac.jaxa.jp 【TV会議接続の連絡先】:宇宙科学研究所・科学推進部・小山 小山 和広