<<<<<<<<<<<<<< CRC News 2016年 2月 22日 >>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位                             CRC事務局 ***< プログラム:STE研究集会「宇宙プラズマのフロンティア〜太陽圏を越えて」および「太陽地球環境と宇宙線モジュレーション」のお知らせ >*** 皆さま、 平成27年度STE研究集会: 「宇宙プラズマのフロンティア〜太陽圏を越えて」および「太陽地球環境と宇宙線モジュレーション」のプログラムが出来ましたので、お知らせ致します。  Voyager探査機が太陽圏境界域に到達したことによって、恒星間物質と太陽風終端環境が接する領域の物理過程を直接検証できる時代がやってきました。また、最近のIBEX衛星による観測からも太陽圏境界域に関する新たな知見が次々と報告されています。そこで太陽圏外の天体物理とプラズマ物理との接点も見据えて、太陽圏外圏域における物理過程に焦点をおいた研究集会「宇宙プラズマのフロンティア〜太陽圏を越えて」を開催し、最新の研究結果について議論したいと思います。また、名大ISEEでは毎年太陽圏研究に関する研究集会「太陽地球環境と宇宙線モジュレーション」を開催してきました。今年度は、この2つの研究集会を合同で開催し、異なる分野の研究者間で相互理解を深めてゆきたいと思います。これらのテーマに限らず太陽圏に関する最近の研究成果、およびこれらを理解するためのプラズマ素過程(乱流・粒子加速・境界層物理・多成分プラズマ物理など)についての発表も歓迎しますので、皆様奮ってご参加ください。 日 時:  平成28年3月2日(水)ー 3月4日(金) 会 場:  名古屋大学 宇宙地球環境研究所(研究所共同館)3F講義室(301)       http://www.stelab.nagoya-u.ac.jp/ste-www1/doc/about_campus_j.html        東山キャンパス案内図         http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/higashiyama/congre.html       地下鉄名城線「名古屋大学」駅下車2番出口から徒歩10分程度        世話人:  宗像一起、坪内健、松清修一、銭谷誠司、塩田大幸、河村聡人、徳丸宗利(幹事) 後援 :  SGEPSS波動分科会(研究集会「宇宙プラズマのフロンティア〜太陽圏を越えて」) 問合わせ先:徳丸宗利 tokumaru [at] stelab.nagoya-u.ac.jp (FAX:052-747-6326) 備考 :  外国人参加者の方のため講演スライドは英語で準備をお願いします。講演の言語は日本語でも結構です。また、各講演について議論の時間を5〜10分とります。 プログラム 3月2日(水) 10:30-10:40 はじめに 10:40-11:40 太陽圏外圏構造と太陽活動長短期変動への応答 鷲見治一(アラバマ大CSPAR) 11:40-12:00 観測データに基づいた太陽圏大規模MHDシミュレーション 藤木謙一(名古屋大ISEE) 12:00-13:30昼食 13:30-13:50 IPS データと探査機実測太陽風データを用いた太陽近傍における太陽風プラズマ量の決定と太陽風動圧変動などの太陽周期にわたる変動について 林 啓志(名古屋大ISEE) 13:50-14:10 惑星間空間シンチレーションスペクトルを用いた太陽風速度計測法の評価 小島正宜(名古屋大) 14:10-14:30 かぐや衛星によって太陽風中で観測された10秒程度磁場が強くなる現象について 刈部 陽子,宮澤 豪,村上 健太郎,中川朋子(東北工大),綱川秀夫 14:30-14:50鳥海神大杉年輪中C14濃度変化とAD7世紀増加イベントとの比較 櫻井敬久(山形大)、門叶冬樹、三宅ふさ、増田公明、堀内一穂、高橋唯 14:50-15:10 休憩 20分 15:10-16:10 太陽圏境界域探査のための粒子計測技術と将来展望 小笠原桂一(Southwest Research Institute) 16:10-16:30太陽圏における星間空間からの酸素原子の輸送過程と分布 - 数値計算とIBEXによる観測の比較 河村聡人(京都大) 16:30-17:10 ひさき衛星の惑星間空間ヘリウム分布観測と局所星間空間 山崎敦(JAXA)、村上豪、ひさきプロジェクトチーム 17:10-17:30 衝撃波弱依存の太陽圏プラズマ加速 坪内 健(東京工大) 17:30-17:50 フォアショックプラズマのトムソン散乱計測 松清修一(九州大) 3月3日(木) 9:00-9:40 太陽ニュートリノの電弱ホール遷移によるコロナ加熱 石川健三(北海道大) 9:40-10:20 磁気流体過程による太陽コロナ加熱,太陽風加速についてのレビュー 鈴木 建(名古屋大) 10:20-10:40 アルヴェン波の変調不安定性に対するランダム揺動の影響 成行泰裕(富山大),J. J. Seough 10:40-11:00 休憩20分 11:00-11:40 Proton kinetic instability in the expanding solar wind Jungjoon Seough (富山大・JSPS外国人特別研究員)and Yasuhiro Nariyuki 11:40-12:20 On mapping onto radial evolution of the ion-scale plasma turbulence in the inner heliosphere H. Comisel(ブラウンシュバイク工科大学), Y. Narita, , U. Motschmann, Y. Nariyuki, J. Buechner 12:20-13:30 昼食 13:30-14:30 太陽フレアと地球磁気圏尾部における粒子加速 岡 光夫(カリフォルニア大学バークレー校) 14:30-14:50 磁気リコネクションにおける粒子軌道ダイナミクスと非ジャイロ的分布関数 銭谷誠司(国立天文台)、篠原育、長井嗣信 14:50-15:10 非対称電流シート系に於ける磁気リコネクションの特徴 新田伸也(筑波技大)、和田智秀(筑波技大、理研)、淵田泰介(愛媛大)、近藤光志(愛媛大) 15:10-15:30 休憩20分 15:30-15:50 Collisionless shocks in relativistic jet-ambient interactions: Nonthermal electron injection by double layer Kazem Ardaneh(筑波大学) 15:50-16:30 CALETプロジェクト:国際宇宙ステーションにおける高エネルギー宇宙線・ガンマ線観測 鳥居祥二(早稲田大) 他CALETチーム 16:30-16:50 CALETで観測された太陽フレア時のMeV電子変動 片岡龍峰(極地研)、浅岡陽一、鳥居祥二、寺沢敏夫、CALETプロジェクト 16:50-17:10 宇宙ステーションに於ける太陽中性子の観測 古賀清一(JAXA)・村木 綏・柴田祥一他、SEDAデータ解析グループ 17:10-17:30 フリーソフトScilabによる年輪・年縞解析ソフトの開発とwavelet解析結果 村木 綏(名古屋大)・柴田祥一 3月4日(金) 9:00-10:00 スペースプラズマ研究者から見たパルサー電波天文学 寺澤敏夫(東京大宇宙線研) 10:00-10:20 エマルション望遠鏡によるガンマ線天体精密観測計画GRAINE:2015年豪州気球実験 六條宏紀(名古屋大) 他 GRAINE collaboration 10:20-10:40 休憩 20分 10:40-11:20 ボリビア・チャカルタヤ山での太陽の影の観測計画 川田和正(東京大宇宙線研) 11:20-11:40 太陽磁場のセクター構造とチベット空気シャワー実験で観測された太陽の影 中村 佳昭(信州大)、the TibetASγ Collaboration 11:40-12:00 GMDNを用いた宇宙天気研究の現状 宗像一起(信州大)、小財正義、加藤千尋、中村佳昭ほかGMDN collaboration 昼食 12:00-13:30 13:30-13:50 銀河宇宙線異方性の長周期変動と拡散係数 小財正義(信州大)ほかGMDN collaboration 13:50-14:10 GRAPES-3ミューオン検出器の拡張計画の進捗状況 大嶋晃敏(中部大) 14:10-14:30 宇宙線太陽時異方性と太陽風速度(仮題) 小島浩司(愛知工大)他 14:30-14:50 休憩 20分 14:50-15:10 ひので衛星画像を用いたspeckle検出による太陽地球環境の統計的研究 野澤恵(茨城大)、山田正矩、清水敏文 15:10-15:30 太陽観測データに基づく内部太陽圏MHDモデル(SUSANOO-SW, SUSANOO-CME) 塩田大幸(名古屋大ISEE) 15:30-15:50 第24太陽活動周期における惑星間コロナ質量放出の物理・伝搬特性 伊集朝哉(名古屋大ISEE)、徳丸宗利、藤木謙一、林啓志 閉会