<<<<<<<<<<<<<< CRC News 2014年 9月 11日 >>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位                             CRC事務局 ************< RCNP報告(2014年9月20日CRC総会) >************          大阪大学核物理センター研究計画検討専門委員 森正樹 (以下は私的なメモであり、不正確な部分があり得ますことをご了承ください。 各種資料が見たい方は私までお問い合わせください。) RCNP研究計画検討専門委員会は4月21日と9月5日に開催された (森は後者は欠席)。 委員長:大津秀暁(理研)、幹事:関口仁子(東北大)、 センター内幹事:堀田智明 RCNPからの概算要求として、「物質の階層構造解明事業」、阪大播磨センター 構想、医理連携事業(スケルトン・サイクロトロン)などが提出されている。 (大塔観測所は前年度に閉鎖された。) 研究会は前期と後期に募集があり、前期は6件、後期は3件の応募があった。 共同利用実験は、B-PAC (Beam Program Advisory Committee) Q-PAC (Quark Program Advisory Committee)とで審議され、結果が報告された。 サイクロトロン実験関係が前者、LEPS実験関係が後者である。 前者は22件申請があり(うち7件が後述のCAGRA関連)、 後者はLEPS・BGOEgg・LEPS2ソレノイド実験である。 議論に上っているプロジェクトを挙げておく。 新規プロジェクトとして、GLOBAL (Ground-based LOw BAckground Laboratory: in RCNP)のLetter of Intentが出されている。 CAGRA (Compton suppressed Germanium clover array)キャンペーン実験への 配慮の要請が審議された。 UCN (Ultra Cold Neutron)プロジェクトでは、中性子EDM実験の実現性を示す ことが要求されている。 RCNP将来計画策定委員会の審議が進められている。柱としては 「極限原子核の物性の理解」「原子核の多彩な相の起源の理解」 「ハドロン相の状態方程式の理解」の三つを挙げ、「総体としての 原子核の統一理論の構築を通して、『核物質の物性の理解』を目指す」 としている。具体的には、新世代加速器(高温超電導リングサイクロトロン)、 トラッキングGe検出器、反跳粒子質量分析装置(RMS)などの設備を要求して いく。 ************************************************************