<<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.1767:2011年 9月18日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位 CRC事務局 宇宙線研支部 ************************< RCNP運営委員会報告 >************************ 遅くなりましたが,大阪大学核物理研究センター運営委員会の確定議事録 (H23.1.31, H23.2.19分)をお送りします。 研究計画検討委員会議事録はCRC News No.1739で送付済みです。 主な議題は,教員人事,センター長選考,理学部原子核実験施設との統合,福島原 発事故対応,将来計画などで,内容の要約は以下の通りです。  ・4/1より青井教授(サイクロ実験),緒方准教授(理論)が着任。  ・岸本センター長が再任。  ・加えて特任助教・研究員を採用。  ・理学部原子核実験施設との統合を進めている。  ・センターの藤原准教授,谷畑教授らが中心になってスクリーニング,土壌調査 などの放射線測定をボランティアベースで実施。センターもボランティアベー スで協力する。  ・日本の核物理の将来WGに連動したRCNPの将来計画の検討を開始した。 (学会中9/17に経過報告)  ・その他詳細は下記および CRC News 参照。 名大STE研 増田公明 ------------------------------------------------------------ 核物理研究センター運営委員会(サブアトミック科学研究拠点)議事録 日時:平成23年1月31日(月)11:00〜17:30 場所:核物理研究センター会議室(2階) 出席者:酒見(東北大)、下浦(東大)、櫻井(理研)、中村(東工大)、 八尋(九大)、大西(京大)、増田(名大)、作田(岡山大)、 永江(京大)、能町(阪大・理)     岸本、中野、野海、畑中、民井、保坂(RCNP) 欠席者:野呂(九大)、岡(東工大)、永宮(J-PARCセンター)、清水(東北大)、 與曽井(RCNP) 陪席者:阪口、竹下、神田、西村(RCNP)、若狭(研計委員長代理)、 センター長選考委員3名 議題 1.報告事項 (1)一般報告について ①岸本センター長から、資料1に基づき平成21年度年度計画及び第1期中期目 標期間(平成16〜21年度)にかかる達成状況評価について報告があった。 ②岸本センター長から、資料2に基づき平成23年度概算要求内示額について報 告があった。 ③岸本センター長から、資料3に基づき平成24年度概算要求について報告があ った。 ④岸本センター長から、資料4−1(RCNP)、4−2(ELPH/LEPS)に基づき学術 会議の大型計画大規模研究計画への提案について、報告があった。RCNPからは 「超高感度測定による物質宇宙の起源の解明」、ELPH/LEPSからは「光子ビーム によるクォーク核物理研究計画」。 (2)研究計画検討専門委員会議事録(案)について   若狭研究計画検討専門委員会委員長代理から、資料5に基づき平成22年8月 10日(火)開催の研究計画検討専門委員会について報告があった。また、 12月22日(水)開催の研究計画検討専門委員会についても口頭により説明 があった。 研計委の将来計画に関する議論と学術会議の大型計画に出した内容の関係につ いて質疑があった。前者では基本的にフリーに議論。後者はこれまでにコミュ ニティで議論のあったものをベースにしている。また、研計委での議論は「核 物理の将来計画」の議論のスケジュールと歩調を合わすべきであるとの意見が あった。 (3)平成22年度協同研究員の受入れについて   岸本センター長から、資料6に基づき説明があり、承認された。 (4)その他 ①岸本センター長から、LEPS2の実験棟が今年度竣工する。ビームライン・加速器 とのキックオフ開始について報告があった。 ②保坂委員から、12月7日〜11日に開催されたBARYONS´10について、海外約 70名、国内約100名の参加があり、無事終了したとの報告があった。 2.協議事項 (1)前回運営委員会議事録(案)について   岸本センター長から、平成22年8月17日(火)開催の議事録(案)につい て資料7に基づき説明があり、承認された。 (2)教員人事について ①教授人事について   人事調査委員会委員長から、資料8−1に基づき検討の詳細な紹介を受け、審 議の後、投票を行った結果、青井考氏(現在、理化学研究所先任研究員)を推 薦することになった。 ②特任助教の公募について (資料8−2)の人事を受け、リングサイクロトロ ンを用いた実験研究に従事する特任助教1名の公募が承認された。 ③准教授人事について   人事調査委員会委員長から、資料8−3に基づき検討の詳細な紹介を受け、審 議の後、投票を行った結果、緒方一介氏(現在、九州大学大学院理学研究院助 教)を推薦することになった。 (3)核物理研究センター長の選考について (資料9)   大阪大学核物理研究センター長選考規程(資料1)に従って、センター内から 選出された3名(福田・藤原各准教授・谷畑特任教授)を加え、永江議長(京 都大学大学院理学研究科教授)の基、協議が進められた。   次期センター長に対する要望、意見等を出し合い議論を行った後、候補者3名の 推薦があったので、次回の運営委員会で改めて議論し、選考することとなった。 候補者には、核物理コミュニティにおけるRCNPの位置づけ、現有施設における 物理研究の推進、原子核実験施設との統合、センターの運営に関する5つの質 問が用意された。 (4)理学研究科附属原子核実験施設との統合について (資料10)   理学研究科附属原子核実験施設との統合および理学研究科附属基礎理学プロジ ェクト研究推進センター(仮称)設立(案)について状況の報告があった。 統合におけるRCNPの組織や理学研究科との関係等について調整が進められている。 (5)その他   特になし。 ------------------------------------------------------------ 核物理研究センター運営委員会(サブアトミック科学研究拠点)議事録(案) 日時:平成23年2月19日(土)13:35〜16:00 場所:核物理研究センター会議室(2階) 出席者:酒見(東北大)、下浦(東大)、中村(東工大)、八尋(九大)、 岡(東工大)、大西(京大)、増田(名大)、作田(岡山大)、 永宮(J-PARCセンター)、清水(東北大)、永江(京大)、能町(阪大・理)     岸本、中野、野海、畑中、民井、與曽井(RCNP) 欠席者:野呂(九大)、櫻井(理研)、保坂(RCNP) 陪席者:阪口、竹下(RCNP) 議題  岸本委員長から、資料1「センター長選考規程第2条1項(1)」に基づく任期 満了(H23.3.31)について説明があり、全委員の3分の2以上の委員の出席 しているため、定足数を満たすことが確認された。 1.協議事項 (1)核物理研究センター長の選考について   大阪大学核物理研究センター長選考規程(資料1)に従って、センター内から 選出された3名(福田・藤原各准教授・谷畑特任教授)を加え、永江議長(京 都大学大学院理学研究科教授)の基、協議が進められた。 永江議長から、前回の運営委員会での同議題に関する検討内容について経過説 明の後、センター長候補者から、①核物理コミュニティにおけるRCNPの位置づ け、②リングサイクロトロン施設における研究の進め方、③クォークハドロン 物理研究の進め方、④理学研究科原子核実験施設との統合、⑤RCNPの運営方針 、についてそれぞれ考え方を聴いた後、議論を行った。選挙の結果、岸本教授 (理学研究科)(現センター長)を次期センター長候補(任期23.4.1〜 25.3.31)として選出した。 以上。 =====================================