<<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.1551:2010年 9月28日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> *******************************< 会 報 >******************************* CRC会員 各位 2010年9月25日 CRC実行委員長 森 正樹    CRC事務局 大阪市立大学 荻尾彰一    sogio [at] sci.osaka-cu.ac.jp 先の CRC News No.1550「2010年度第1回CRC総会議事要録」の一部に 語句の間違えがありましたので、訂正したものを、再送致します。 ******** < (訂正)2010年度 第1回 CRC総会 議事要録 > ********* 場所:九州工業大学、日本物理学会SA会場 時間:2010年9月13日 18:00〜19:00 出席者:(所属と敬称は省略。順不同) 伊藤好孝、藤井俊博、木戸英治、中村輝石、多米田裕一郎、佐川宏行、池田大輔、 吉田滋、石原安野、大石理子、増田公明、佐々木真人、大嶋晃敏、小島浩司、 毛受弘彰、さこ隆志、身内賢太朗、林田直明、亀田純、梶野文義、滝和也、 芝田達伸、奥田剛司、斉藤浩二、吉越貴紀、梶裕志、上野昂、櫻井信之、中山祥英、 Lee Ka-Pik、横澤孝章、三塚岳、間瀬剛、窪秀利、柴田槇雄、吉田健二、塩見昌司、 晴山慎、松原豊、手嶋政廣、西嶋恭司、谷森達、神田展行、佐藤修一、黒田和明、 三代木伸二、榎本良治、佐古崇志、中森健之、片桐秀明、北本俊二、梶田隆章、 瀧田正人、中畑雅行、井上邦雄、福田善之、吉田龍生、福島正己、森正樹、 (以上59名) 1.CRC総会に先立ち『物理学英文誌の再編』について、    瀧川仁氏(物理学会刊行委員長)より説明があり、質問・意見交換が行われた。   今後意見がある場合は、領域代表などを通じて伝えることができるとのこと   であった。 2.議長選出    身内CRC実行委員を議長に選出した。 3.事務局報告(林田)  (1) 訃報: 平成22年5月28日、宇宙線研究所准教授 金行健治 様が御逝去されました。 心より御冥福をお祈り申し上げます。 (2) CRC活動: 1) 3月21日、2009年度 第2回CRC実行委員会 2) 3月22日、2009年度 第2回CRC総会 3) 5月29日、2010年度 第1回CRC実行委員会 (CRCシンポ立案) 4) 6月16日、2010年度 第1回CRC実行委員会議事要録を配信 5) 6月24日、2009年度 第2回CRC実行委員会議事要録を配信 6) 6月24日、2009年度 第2回CRC総会議事要録を配信 7) 8月05日、第40回天文天体物理若手夏の学校へ支援金を補助 8) 8月26日、連絡誌速報34号を発行郵送(28通) 9) 9月06日、CRC会費のお知らせ便を郵送 10) 9月09日、「CRC会員名簿」更新のお知らせを配信 11) 随 時 、CRC News No.1461〜No.1540 配信(80件)(<資料1>を参照) (3) 今年度の2回の実行委員会において入会が承認された10名の新入会員が 紹介された。 羽澄昌史(KEK)、多米田裕一郎(宇宙線研)、藤井俊博(大阪市大)、 柏木利介(神奈川大)、作田誠(岡山大)、奥村曉(ISAS)、横澤孝章(宇宙線研)、 中森健之(早稲田大)、田島宏康(名古屋大)、野田浩司(名古屋大) (詳細は、<資料2>を参照) 4.諸報告  (1) ICRR報告(梶田所長)以下の点について報告があった。 ・人事異動 ・平成23年度概算要求及び関連事項 ・組織的な若手研究者海外派遣プログラム ・総合科学技術会議パブリックコメントの呼びかけ (2) 夏の学校報告(中村・京大)2010年天文天体若手夏の学校(開催地・豊橋) について結果・会計などについて報告があった。 (3) STE研,RCNP,KEKについてはCRC Newsにて既報であると紹介された。 (4) 研究グループ報告__:重力波(黒田・ICRR) 計画の国際的位置づけ、経費、2フェーズに分けられた計画の進め方、 計画推進のスケジュール、推進組織について説明があった。 5.議事 (1) 将来計画シンポジウム(9月16・17日)について(森・CRC委員長) 森委員長から、これまでの経緯、実行委員会での議論、内容、シンポジウム の後の対応計画について説明があった。  ・シンポジウムの後の対応について、「何らかの順位付けが必要である」、 「いくつかを選択して特記すべきである」などの意見が出され、また、 「将来計画シンポジウムの定期的開催・ロードマップの見直し時期を明確に すべきである」、「2年に1回という学術会議と歩調を合わせるべき」などの 意見が出されたが、「実行委員会は評価機関ではない」、「シンポジウム後に 予定されている討論時間にその点も含め議論すべき」との森委員長の考えが 示された。  ・「次はICRR主催のものも検討すべきだ」との意見に対して、梶田所長からは 「ICRRとしてはLCGT後について検討していきたい。CRCとは協調する。」との 考えが示された。  ・(シンポジウム後のロードマップに)LCGTついて「完成を目指す」などの 特記し、コミュニティのサポートを印象付ける必要があるのでは、という意見 があった。  ・学術会議における宇宙線分野の位置付け(高エネルギーなのか天文なのか) について議論となったが、天文に含まれているのだろうということで収束した。 機会を取らえて、分野の考えを明らかにし、働きかけることが大事である、 というのが大方の一致した意見であった。 --------------------------------------------------------------------------- ●<資料1> CRC Newsメール配信 (3月総会以降 80件) ○ 委員会報告; 9 件 4月17日、RCNP 研究計画検討専門委員会議事録 6月16日、2010年度 第1回 CRC実行委員会議事要録 6月24日、2009年度 第2回 CRC実行委員会議事要録 6月24日、2009年度 第2回 CRC総会議事要録 6月25日、KEK測定器開発室プログラム検討会のご報告 6月28日、RCNP研究計画検討専門委員会議事録(案) 8月25日、大阪大学核物理研究センター運営委員会報告 9月10日、CRC総会報告:KEK報告(素核研運営会議メモ) 9月12日、名大STE研報告:2010年秋の物理学会(九州)CRC総会 ○ 公募案内; 19件 4月27日、理化学研究所 基礎科学特別研究員募集 4月30日、青山学院大学理工学部物理・数理学科人事公募 4月30日、東京大学宇宙線研究所教員公募 4月30日、KEK 素粒子原子核研 教員公募 5月10日、名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構特任助教8名公募(再) 6月05日、KEK素核研非常勤研究員公募 6月10日、京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻教員公募 6月17日、日本物理学会若手奨励賞(宇宙線・宇宙物理領域)候補者募集 6月18日、改定版:日本物理学会若手奨励賞(宇宙線・宇宙物理領域)候補者募集 6月23日、受賞候補者ご推薦のお願いと研究助成候補者ご応募のお知らせ 7月03日、大阪大学核物理研究センター特任助教公募 7月07日、芝浦工業大学システム理工学部人事公募 7月17日、茨城大学理学部物理学領域(宇宙)教員公募 7月17日、名古屋大学大学院理学研究科素粒子宇宙物理学専攻教員公募 7月25日、KEK共通基盤研究施設教員公募 7月29日、(締切は明後日)日本物理学会若手奨励賞候補者募集 9月04日、名古屋大学全学技術センター技術職員募集 9月08日、岡山大学自然科学研究科教員公募 9月09日、東北大学ニュートリノ科学研究センター助教公募 ○ 研究会案内;34 件 3月25日、TA-LHCf合同ミニワークショップ 3月31日、天文学・宇宙物理学の展望と長期計画 4月03日、林忠四郎先生追悼行事・偲ぶ会について 4月07日、物理学会シンポジウム招待・企画講演、インフォーマルミーティング受付 4月13日、Final Circular: The GRB Conference in Kyoto 2010 4月14日、KEK測定器開発室プログラム検討会 4月18日、宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の科学研究に関するシンポジウム 4月21日、林忠四郎先生追悼行事:偲ぶ会の再案内 4月26日、宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の科学研究に関するシンポジウム 4月27日、5/07 KEK測定器開発室セミナー 4月27日、5/12 KEK測定器開発室セミナー 5月05日、宇宙背景放射ワークショップ 5月11日、05/19 KEK測定器開発室開催案内 5月17日、加速器・宇宙線実験における計測システム開発のための  オープンソースコンソーシアム設立とワークショップ開催 5月19日、5/27 KEK測定器開発室セミナー開催案内 5月20日、5/28 KEK測定器開発室セミナー- Diamond Detectors- 5月21日、JpGU-U003「南極科学の新時代」ユニオンセッションのご案内 5月31日、6/14 KEK測定器開発室セミナー 6月03日、第8回スペース重力波アンテナDECIGOワークショップ 6月09日、ASIC,FPGA,DAQ講習会およびOSCワークショップ 6月09日、第40回天文天体物理若手夏の学校の御案内 6月15日、CRC将来計画シンポジウムのお知らせ 7月02日、検出器技術スクールのご案内 7月05日、7/27 KEK測定器開発室セミナー 7月21日、7/28 KEK測定器開発室セミナー 8月05日、8/23 KEK測定器開発室セミナー 8月05日、CRC将来計画シンポジウム 8月14日、測定器と計測技術の国際スクール EDIT 2011 生徒募集 8月14日、8/24 KEK測定器開発室セミナー 8月25日、CRC将来計画シンポジウム(プログラム更新) 8月25日、(USA) The Astronomy and Astrophysics Decadal Survey 9月01日、第3回『アインシュタインの物理』でリンクする研究・教育拠点研究会 9月04日、10/01 KEK測定器開発室セミナー   9月12日、CRC将来計画シンポジウムのお知らせ(再送) ○ その他; 18 件 3月30日、学振特別研究員申請書・評価書のLaTeXマクロ 4月06日、日本学術会議提言「日本の展望—学術からの提言2010」 4月14日、ICFA Panel for Instrumentationからアンケート依頼 5月05日、LCGT計画支援の「パブリックコメント」のお願い 5月10日、最先端研究基盤事業に対するパブリックコメントのお願い 5月28日、訃報:宇宙線研究所准教授 金行健治殿 御逝 5月31日、科学技術基本政策策定の基本方針についてのパブリックコメント募集 6月23日、「最先端研究基盤事業」補助対象事業の決定について 6月23日、LCGT計画が「大型低温重力波望遠鏡の整備」として 「最先端研究基盤事業」補助対象事業に採択 8月16日、日本物理学会(九州工業大学)託児室設置のご案内 8月27日、物理学会インフォーマルミーティング 「日本物理学会英文誌の再編について」ご案内 9月04日、CRC総会のご案内 9月04日、宇宙線・宇宙物理領域懇談会のご案内 9月08日、文部科学省大型計画の評価結果が公表 9月09日、物理学会インフォーマルミーティング 「日本物理学会英文誌の再編について」ご案内(再送) 9月09日、物理学会雑誌の再編の説明会 9月09日、「CRC会員名簿」更新のお知らせ 9月11日、(大型プロジェクト)「審議のまとめ(案)」のパブコメについて --------------------------------------------------------------------------- ●<資料2> 新入会員名簿(敬称略) ○羽澄 昌史(はずみ まさし)(KEK素核研 教授) 推薦者:鈴木敏一、石野宏和  (研究歴)大阪大助手、高エネルギー加速器研究機構助教授を経て、現職に就く。   K中間子実験、陽子・電子衝突実験、電子・陽電子衝突実験(Belle実験)などの   高エネルギー物理実験で数々の成果を上げてきた。現在、宇宙背景放射偏光精密   測定の地上実験(QUIET, PolarBeaR)および衛星実験(LiteBIRD)を推進している。 ○多米田 裕一郎(ためだ ゆういちろう)(宇宙線研TA 研究員)                        推薦者:福島正己、垣本史雄  (研究歴)東工大学部在学中は、大気蛍光望遠鏡のセグメント鏡の検査装置を開発   し、セグメント鏡の検査を行った。同大学の大学院進学後、大気蛍光望遠鏡用   トリガー回路モジュールの開発、データ収集プログラムの製作を担当した。   その後定常観測に従事しつつデータ解析プログラム、シミュレーションプログラ   ムの開発と実際のデータ解析を行い、平成22年3月に東工大から理学博士を授与   された。平成22年4月から東大宇宙線研研究員に採用され、現在も宇宙線望遠   鏡実験にたずさわる。これまでに第31回宇宙線国際会議(ポーランド)を初め国内   外の研究集会・学会での講演を多数回行っている。 ○藤井 俊博(ふじい としひろ)(大阪市立大理 D1) 推薦者:荻尾彰一、佐川宏行  (研究歴)大阪市立大学在学中に、GEANT4を用いて、TA実験、Auger実験、AGASA実験   の地表検出器の装置シミュレーションを行い、これら装置の特性を調べた。同大学   の大学院進学後は大気蛍光望遠鏡のデータ解析プログラム、シミュレーション   プログラムの開発にたずさわるとともに、観測と実際のデータ解析に従事した。   これらの成果をまとめ、同大学院より修士の学位を授与され、同大学院後期博士に   進んだ。現在も主に大気蛍光望遠鏡観測とデータ解析に従事している。2009年   秋の日本物理学会(甲南大学)で口頭発表1回。 ○柏木 利介 (かしわぎ としすけ) (神奈川大学 助教) 推薦者:日比野欣也、田村忠久  (研究歴)早稲田大学で、半導体検出器、液体キセノン・アルゴン検出器の開発を   主に行う。GEOTAIL衛星、スペースシャトルに自作のSi半導体検出器を乗せ、宇宙   放射線測定を行う。神奈川大学に移籍してからは、月探査周回衛星「かぐや」の   放射線検出器開発に携わる。また、ダイヤモンドを用いた放射線検出器の開発を   行っている。論文は40編程である。 ○ 作田 誠 (さくだ まこと) (岡山大学 教授)  推薦者:西嶋恭司、中畑雅行  (研究歴)1995−2004年:長基線ニュートリノ振動実験(K2K)のメンバーとして、   ニュートリノ振動を確認した。主に前置詳細ニュートリノ検出器の建設・解析を   担当した。2004年からニュートリノ原子核反応の研究や、スーパーカミオカンデ   実験で超新星ニュートリノの研究を行っている。一昨年より、200トンのGd入りの   水チェレンコフ装置を使った中性子検出の実証実験・開発を行っている。学術論   文発表、国際会議での発表の実績も多数ある。 ○ 奥村 曉 (おくむら あきら) (ISAS PD研究員) 推薦者:手嶋政廣、戸谷友則  (研究歴)修士課程〜博士課程は、宇宙線研にて、Ashra の開発と試験観測。博士   課程は、東大牧島研にて、フェルミ衛星を用いた diffuse gammaの観測。現在は、   ISAS高橋研を所属機関とし、実情はSLACに長期出張して、フェルミ衛星のデータ   解析、および CTAの開発に従事している。学会発表9回、論文発表18編。 ○ 横澤 孝章 (よこざわ たかあき) (宇宙線研神岡 D1) 推薦者:中畑雅行、早戸良成  (研究歴)2008年4月から、東大理学系物理・修士課程(指導教員:中畑雅行)で   2年間、スーパーカミオカンデ実験(SK)において、「検出器較正」と、「超新星   爆発ニュートリノバーストの探索」というテーマで、研究を行ってきた。今後も   SKにおけるニュートリノ観測を中心として研究していく予定である。今回の学会   で、「スーパーカミオカンデにおける新データ収集システムの開発」を発表。 ○ 中森 健之 (なかもり たけし) (早稲田大学 助教) 推薦者:谷森達、窪秀利  (研究歴)2003年から京大宇宙線グループで、CANGAROO-IIIに参加、データ収集系を   開発し、多波長データを用いた PSR1509パルサー星雲の放射機構の考察で、2008年   3月 京大から博士号を得た(ApJに掲載)。現在は Fermi-LATを用いた研究や、CTA   の開発に参加している。ICRCを始め、国際学会、物理学会に講演多数回あり。 ○ 田島 宏康 (たじま ひろやす) (名古屋大STE研 教授) 推薦者:伊藤好孝、松原豊  (研究歴)名古屋大学理学部にてダブルハイパー核の研究で博士号を取得後、東大理   助手として、Bファクトリー実験に従事し、後にSLACへ移り、フェルミγ線衛   星のシリコン飛跡検出器の開発を主導すると共に、同衛星を用いたガンマ線天文学   の開拓に従事した。現職着任後、AstroH衛星搭載予定の軟ガンマ線検出器やCTA   計画への参加など、ガンマ線天文を中心とした研究を進めている。宇宙線に関する   論文、学会発表、招待講演など多数。 ○ 野田 浩司 (のだ こうじ) (名古屋大STE研 研究員) 推薦者:伊藤好孝、松原豊  (研究歴)東京大学宇宙線研究所にて、大学院生としてAshra実験に従事、GRB   からの高エネルギーニュートリノ探査により、博士号を取得。現職着任後、   LHCf実験に参加して超高エネルギー宇宙線のハドロン反応の研究を行ってい   る。宇宙線に関する論文、会議録、学会発表は、10編以上。 ========================================================== 以上 =====================================