<<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.1454：2010年 3月18日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> ＣＲＣ会員 各位 ＣＲＣ事務局 宇宙線研支部 *********＜ 宇宙線・宇宙物理領域、素粒子論領域合同シンポジウム ＞********* 皆様、 日本物理学会第65回年次大会において、下記の通りシンポジウムを行います。 奮ってご参加ください。 --------------------------------------------------------------------------- ３月２２日　ＢＬ会場　22pBL 13:30 〜　17:10 宇宙線・宇宙物理領域、 素粒子論領域合同シンポジウム 主題：宇宙背景放射の偏光からさぐる初期宇宙と超高エネルギー物理 　宇宙背景放射(Cosmic Microwave Background, CMB)は， 人類が知る中で最も古い宇宙の電波である。 CMBのＢモードと呼ばれる特殊偏光パターンを検出すると， 宇宙極初期のインフレーション時に生成された原始重力波の強さを 測定することができ，そこからインフレーションを引き起こした 超高エネルギースケールでの物理に知見を与えることができると 期待されている。 　CMBの実験的研究はこれまでアメリカの独壇場であった。 一方，日本においても現有する要素技術を集約すれば、 Ｂモード測定実験が可能である。 平成21年度に新学術領域研究「背景放射で拓く宇宙創成の物理 −インフレーションからダークエイジまで—」（領域代表， 高エネルギー加速器研究機構・羽澄昌史， http://cbr.kek.jp）が採択され， 素粒子・宇宙・天文・超伝導デバイスの研究者らが 集結することにより，日本独自の実験的研究が本格化し始めた。 本シンポジウムでは、主題に関する最先端の理論と実験の現状を 各専門家に紹介して頂き、関連する分野の方々に広く知って頂くことを 目的とする。 １. 　はじめに 　　 岡山大理　石野宏和 ２. 　Ｂモード偏光とは何か　　　 テキサス大オースチン校　　小松英一郎 ３．　ＣＭＢ偏光で探る構造形成と宇宙暗黒時代　　名古屋大学　杉山直 ４．　インフレーションと重力波　　 東大ビックバン　横山順一 ５．　ＣＭＢ偏光観測実験のOverview 　　ＫＥＫ　羽澄昌史 ６．　ＱＵＩＥＴ実験　　　　　 シカゴ大　日下暁人 ７．　小型科学衛星計画　LiteBIRD 　　　カリフォルニア工科大　松村知岳 日本大学文理　　千葉剛 岡山大理　　　石野宏和 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝