<<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.1279:2008年12月26日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位 CRC事務局 宇宙線研支部 **********< 「Fermiガンマ線宇宙望遠鏡の初期成果」シンポジウム >********** 今年6月に打ち上げられ,順調に観測を続けておりますガンマ線衛星Fermi(GLAST) についての初期成果を報告する公開シンポジウムが以下のように行なわれます ので,興味のある方は参加をお願いします. ----*---- ----*---- ----*---- ----*---- ----*---- ----*---- ----*---- ----*---- 下記のとおり、公開シンポジウム「Fermiガンマ線宇宙望遠鏡の初期成果」 を開催します。素粒子物理学、宇宙物理学、天文学にわたる広い領域の方々の 参加を期待します。 "First Results from Fermi Gamma-Ray Space Telescope" 日程:2009年3月7日(土)10:00-17:00 場所:東京工業大学大岡山キャンパス 70年記念講堂 講演プログラム概要 ○Fermiガンマ線宇宙望遠鏡とその成果 (講演:Fermi国際チーム主要メンバー、講演は英語) - ミッション全容 - 観測装置LAT (電子陽電子対生成望遠鏡) - 宇宙線起源銀河面ガンマ線 - 相対論的宇宙ジェット活動銀河核 - パルサー - ガンマ線バースト - 高エネルギー宇宙線電子 - 暗黒物質と"New Physics" ○関連サイエンスを目指す日本のプログラム - 分子雲探査 - 多波長天体探査(電波・X線・γ線) - 非光子宇宙物理・宇宙線 (詳しいプログラムと時間は追ってお知らせいたします。) Fermiガンマ線宇宙望遠鏡は、米日伊仏独瑞の国際協力のもと、高エネルギー 天文学と素粒子物理学のコミュニティーが力を合わせて製作したものです。 今年6月11日に打ち上げられて以来、20 MeV-300 GeV 高エネルギーγ線による 宇宙の観測を順調に続けています。 日本のチームが開発を担ったシリコン飛跡検出器を用いた電子陽電子対生成 望遠鏡 LATは過去のγ線天文衛星をはるかに凌ぐ感度と解像度を実現しました。 今回、Fermi-LAT国際チーム会議が日本で開催される機会を利用して、Fermi ガンマ線宇宙望遠鏡の初期成果を日本の物理・天文コミュニティーに報告する 機会を設けます。Fermi衛星の概要とともに、初めてのγ線のみによるパルサー の発見や、GeV領域でのガンマ線バーストの観測、活動銀河核からの短時間フレ アの検出などの新しい観測結果を報告いたします。高エネルギー天体現象および 素粒子物理検出器の宇宙応用に関心をお持ちの方の参加を歓迎いたします。 Fermi衛星の日本チームのこれまでの活動においては、高エネルギー加速器 研究機構(KEK)、文部科学省科学研究費補助金、ISAS/JAXA、理化学研究所、 広島大学などから大きな資金サポートを受けております。 なお、このシンポジウムは、東京工業大学グローバルCOE「ナノサイエンスを 拓く量子物理学拠点」の支援を受けて開催されます。 Fermi衛星日本チーム  (シンポジウム世話人代表 河合誠之 nkawai [at] phys.titiech.ac.jp) ----*---- ----*---- ----*---- ----*---- ----*---- ----*---- ----*---- ----*---- ======================================