<<<<<<<<<<<<<<<<<< CRC News No.1018:2007年 4月 4日 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>> CRC会員 各位 CRC事務局 宇宙線研支部 ************< 2007年マックスプランク研・博士課程奨学生募集 >************ *********************** 2007年マックスプランク物理学研究所 大学院博士課程奨学生募集 *********************** 概要: マックスプランク物理学研究所(ミュンヘン・ドイツ)では、 大学院博士課程奨学生を3−4名募集しています。 日本からの博士課程大学院生を歓迎します。 現在、MPI の研究者、ポスドク、大学院生の約半数は外国人で、 雰囲気は非常に国際的です。研究上の公用言語は英語で、 英語での十分なコミュニケーション能力が要求されます。 マックスプランク物理学研究所の宇宙素粒子実験部門(Experimental Astro-Particle Physics) では以下の研究を進めています。 1. 高エネルギー宇宙ガンマ線天文学(MAGIC) http://wwwmagic.mppmu.mpg.de/ カナリー諸島 LaPalma において、17m 口径のチェレンコフ望遠鏡により、 50GeV から 10TeV のエネルギー領域で、高エネルギーガンマ線天文学の 研究を行っています。物理目的は、宇宙線起源、超新星、パルサー、AGN、 ガンマ線バーストの高エネルギーガンマ線による研究、暗黒物質の探索、 量子重力理論の検証など。 1台目の17m 口径のチェレンコフ望遠鏡は完成し、本格的に稼動を開始 しています。2台目の望遠鏡の建設も順調に進んでおり、今年完成予定。 高量子効率光センサーHPDをカメラに搭載し、2008年には、 エネルギー閾値を 20-30 GeV まで下げる予定です。 2. 暗黒物質の探索 (CRESST) http://www.cresst.de/ CRESST は、グランサッソーの地下実験施設において、超低温検出器による 暗黒物質探索実験をおこなっています。現在、高感度化した CRESST II を 建設し、commissioning phase にあります。 今年度にはターゲット10kg の装置が完成し定常観測に入る予定です。 暗黒物質直接測定において、世界最高の感度達成を目指しています。 募集要項: 1.履歴書、研究業績リストを手嶋までメールで送付ください。 基本的に随時受け入れは可能ですが、今回の公募は5月末日締め切り とします。 2.書類審査の後、その合格者は MPI にて(またはTV会議にて) 英語で1時間程度のプレゼンテーション、口頭試問を実施します。 MPI に来ていただく場合は、旅費はこちらで負担します。 条件等: 1.給与(手取り) 〜16万円/月 2.期間 3年間(博士取得後さらに3ヶ月延長可) 3.院生としては二つの形態をとることが可能です。   ケース1:現在、在籍している日本の大学に院生としての籍をおいた        まま、MPI で研究を行う。博士論文は在籍大学に提出する。        この場合、MPI で研究を行うことに関して、在籍大学の        指導教官の許可、承認が必要となります。基礎知識が十分        であれば、博士課程2年生からの受け入れも可能です。   ケース2:ミュンヘン工科大学、またはミュンヘン大学に在籍し、        ドイツの大学院生として研究を行う。この場合、博士課程        1年生からの開始となります。大学の授業料はありません。 4.奨学生としての研究は随時開始できます。MPI での研究開始時期の制約は、 特にありません。 連絡先: 手嶋 政廣 Prof. Dr. Masahiro Teshima Max-Planck-Institute for Physics (Werner-Heisenberg-Institute) Foehringer Ring 6, 80805 Munchen Germany e-mail: mteshima [at] mppmu.mpg.de TEL +49-(0)89-32354-301 FAX +49-(0)89-32354-526 ======================================