ノートパソコン(ThinkPad X30)のハードディスクが死にそうになっているので XPの再インストールを決意した。 だが、このモデルはリカバリ用イメージがハードディスクにあって D to Dでリカバリすることしか想定されていない。 これはつまりハードディスク交換には適用できない。 法的に問題のない方法を模索した結果、雑誌PC Japan 2004/4月号を参考にし てCドライブ にあるI386フォルダからインストール用CDを作れば良いことがわかった。 注意は、CD boot可能なCD-ROM Driveが必要であることだ。今回の場合は 純正Ultra baseを使った。
1.基本ファイルをコピーする。作業用ディレクトリc:\xpinstallを作成し、そこにc:\のルートにあったフォルダ I386,SUPPORT,VALUEADDをコピーする。(SUPPORT,VALUEADDはなくても構わな い) またxpinstallは任意の場所、名前で構わない。2.インストール識別用ファイルを落としてくる。http://www.nu2.nu/download.php?sFile=wxp10.zip から"Windows XP Package"というブータブルCD作成用のファイルを落としてく る。このファイルを解凍してcds\xppro\files\win51 cds\xppro\files\win51ip をc:\xpinstallにコピーする。ここまでで c:\xpinstall ├I386\ ├VALUEADD\ ├SUPPORT\ ├win51 └win51ip というディレクトリ構成になっているはず。 3.CDに焼く。非エミュレーションモードでのブートCD作成に対応したライティングソフト が必要だとかで、「burnatonce」というソフトを使ってインストール用CDを作成する。burnatonceをインストールする。
ディスクの作成->データCDから、フォルダ追加で
4.CDから起動する。3.で作成したCDを入れて再起動する。 Thinkpad起動時にF1を押してBIOSセットアップ画面に入り、 startupからbootと進み、bootの順番を変更。HDDより前にCD-ROMを設定して してCD-ROMで起動できるようにする。 無事インストーラが起動した。
5.インストールイメージへService Pack 2を統合する。ここまでの手順ではインストーラにはService Pack 2が適用されていない。 インストールしてからSP2を適用してもいいのだが、ここでは Service Pack 2適用済みインストールイメージの作成を試す。 これもPC Japanに書いてあるが、この時点ではSP1しか出ていないので 情報が古い。 インストールイメージにSP2を適用するには、上記2と3の間に、以下の手順を踏む。 まず、以下の開発者用SP2イメージをダウンロードする。http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=049c9dbe-3b8e-4f30-8245-9e368d3cdb5a WindowsXP-KB835835-SP2-JPN.exe (280MBあるので注意) 「スタート」「ファイル名を指定して実行」 で以下のコマンドを入力。 C:\downloaded_dir\WindowsXP-KB835835-SP2-JPN.exe /integrate:C:xpinstall 「ファイルの展開」 「Windows ファイルの更新 Windows Service PackのファイルをWindowsインストールフォルダに統合 しています。お待ちください」 という画面が出る。ここでしばし待つと統合が完了する。 ここで3.の手順に戻ってCDを焼く。 フォルダの階層が深すぎてISO-9660を満たさないと警告が出る。が、 フォルダの制限を無しにしてやるといちおう焼けた。 HDDを交換し、このCD(SP2版)を使ってインストールした。途中ファイルがな いと4回ほど警告を受けたが、無視して進むとインストールが完了した。 普通に使っているが特に不具合等はないようだ。
6. ドライバ等をインストールドライバやアプリケーションはもとのHDDの C:\IBMTOOLS以下にある。これらをインストールすればよい。参考リンク |